「ホワイト過ぎる職場に、成長の機会を奪われると感じて辞めてしまう」――若者の退職を招く新たな問題に、「厳しくしても優しくしてもダメなら、いったいどうすればいいんだ!」と頭を抱える担当者は多い。本連載は、今どきの若者とどう関わるのが正解か、20年近く企業の組織改革に携わってきた経営コンサルタントが、11の具体的シーンで解説した『若者に辞められると困るので、強く言えません――マネジャーの心の負担を減らす11のルール』(横山信弘著/東洋経済新報社)から内容の一部を抜粋、編集。 第3回目は、部下に仕事を与える際、スピードと完成度のどちらを優先させるべきかという上司の悩みを例示。ドイツの心理学者が発見した記憶に関する指数を基に効果的な対応を紹介する。 <連載ラインアップ> ■第1回 ゆるくてもダメ、Z世代を劇的に変える「ちょうどいい」マネジメントとは? ■第2回 部下を褒めるよりも100倍大事な「ア