ナノルクス代表取締役の祖父江基史氏(SXSW Interactive で2017年3月撮影) Image credit: Masaru Ikeda 茨城・つくばを拠点とし、暗闇の中でもカラー撮影を可能にする「赤外線カラー暗視技術」の関連開発を行うナノルクスは29日、台湾の ASUSTeK Computer(華碩電腦)と筑波銀行グループ傘下の筑波総研から1.3億円を調達したと発表した。ASUS とは、「赤外線カラー暗視技術」が搭載された新商品を共同開発するとしている。 ナノルクスは、産総研(産業総合研究所)で開発されたベースをもとに、暗所でも色のついた状態で被写体を再現する映像技術を開発している。光量の低い所では赤外線カメラを使って撮影されることが多いが、その難点は映像に色がなく、濃淡だけで物体を見極めなければいけない点だ。ナノルクスの技術では赤外線カメラの映像から、まるで可視光でとらえたよ