民俗学者、梅棹忠夫先生のベストセラー、「知的生産の技術」についてご存知のかたも多いと思います。 来るべき情報化社会を予見して、情報とのつきあいかた、すなわち「知的生産」がすべての人にとって重要になる時代にむけて書かれた本書は、出版から40年以上が経過した今も魅力を失いません。 しかしその一方で、インターネットの普及やSNSなどの登場、そして個人が扱いうる情報が桁違いに多くなったことによって、本書の内容と実際の世界とにずれが生じ始めているのもたしかです。 そこで、だいそれた企てだとは重々承知なのですが、この名著のアップデートを、ITジャーナリストのまつもとあつしさんとおこなったのが、9/25刊行予定の「知的生産の技術とセンス ~知の巨人・梅棹忠夫に学ぶ情報活用術~ 」です。### リスペクトとアップデート 本書は2重に読むことができるように、共著者のまつもとさんとは長い時間をかけて企画を練り
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