エンジニアが生き残るために、頼りにすべきものとは:経済評論家・山崎元の「エンジニアの生きる道」(2)(1/2 ページ) 会社にキャリアを託す時代は終わった。ではエンジニアは、何を頼りに社会人人生をサバイブすればよいのだろうか。ビジネスのプロである経済評論家の山崎元さんが、非エンジニアの立場からあえて、エンジニアが持つべき視点をアドバイスする。 連載目次 会社の寿命は約30年 ある工学系の学会の会員募集パンフレットを見て驚いた。「入会後のエンジニアリングライフ」というタイトルの図が載っていた。 大学院(修士)を出て会社に入り、入社の年から数えて12年目に「主任研究員」に昇格、15年目に「技術士資格取得」および「海外研究所に赴任」、18年目に「部長」に昇格、23年目に「営業副本部長」へ昇格、27年目に「事業本部長」に昇格とあって、30年目に「新規事業を立ち上げ」とこと細かく書き込まれている。そ