記録は破られるためにある、そして先日鉄人イェンス・フォイクト(トレックファクトリーレーシング)が引退の花道として更新したアワーレコードを、今度は24歳の新鋭マテアス・ブランドル(IAMサイクリング)が見事に更新、平均時速51.852kmを達成し見事に歴史にその名を刻んでみせた。 アワーレコードとは単純明快に一時間にどれだけの距離を走れるかというシンプルな競技、つまりは走行距離がそのまま平均時速となり、世界最速で一時間を走ったその名を歴史に残すのだ。しかし旧UCI体制が不可解なルールを作ったがゆえに、長年挑戦者が現れない状態が続いていた。しかし新UCI体制化でルールが見直されたことで、現TTスペシャリスト達が次々と挑戦に名乗りを上げているのだ。そしてフォイクトに続いて挑戦をしたブランドルが記録を達成したことで、間違いなく2015年度はぞくぞくとアワーレコード挑戦者が現れることは間違いないだ