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ブックマーク / geopoli.exblog.jp (5)

  • 無知の知:知らないから学問は進化する | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りがちですが、気温は昨日よりはるかに上がってます。JRが止まってて大変なことになってますが。 さて、今週の放送(http://www.nicovideo.jp/watch/1440579914)でも触れた、アメリカで細々ながらも教えられている「無知の知」という分野の学問の重要性について、ニューヨーク・タイムズ紙に興味深い記事がありましたので、その要訳を。 著者はアメリカのシンクタンクの研究員ですが、これはわれわれの知的作業そのものや、教育について考える際にも参考になる記事です。 ==== 無知を教えることの大切さ by ジェイミー・ホームズ The Case for Teaching Ignorance By Jamie Holmes 15-8/24 NY Times http://www.nytimes.com/2015/08/24/opinion/the-cas

    無知の知:知らないから学問は進化する | 地政学を英国で学んだ
  • 戦略思想の専門家たちのアプローチの違い | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝からとてもさわやかな涼しい1日でした。日中もやや暑くなるのですが、それでも吹いてくる風は秋の心地よいもの。 さて、前から書くつもりだったことをいくつかまとめて。 ラッキーなことに、九月に入ってから日で英国の戦略界の大物たちと会話するチャンスがありまして、そこでいくつか感じたことがあります。 まず会ったのはジェレミー・ブラックという英エクセター大学の教授ですが、この人物は超多作家(現在まですでに114冊出版!)として知られる、歴史および軍事史の世界的な権威の一人です。 軍事史だけでなく、戦略の理論や地政学にも詳しく、私は将来的に彼のを翻訳したいと考えております。 彼の代表作は以下の『軍事史の再考』ですが、日では英海軍史や地図関係のなどが数冊翻訳されておりますね。 次はつい2日ほど前に会った、ローレンス・フリードマン。この人は戦略界の世界的な「大御所」でありまして、た

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    frasca 2014/09/23
  • ISISに「悪」というレッテル貼りはやめておけ | 地政学を英国で学んだ

    今日の目黒は朝から小雨が降っております。 さて、久しぶりに記事の要約を。オバマ政権の使っている言葉についての議論です。 === 「悪」というラベルづけの問題:ISISを「ガン」と呼んでしまうことのモラル・ハザード By マイケル・ボイル ●ISISによるアメリカのジャーナリスト、ジェームス・フォーリー氏の「首切り処刑」は、世界中からこの反乱グループとその恐ろしい手段に対する非難を巻き起こしているが、これは当然であろう。 ●ところがこれは同時に、911の連続テロの直後のパニック状態の中でアルカイダを示す際に使われた道徳判断を含んだ言葉を復活させることにもつながった。 ●ブッシュ前大統領が「テロとの戦争」を「悪を行う者」たちに対するキャンペーンであると表現したことは有名だが、奇妙なことに、オバマ大統領もISISのことを、中東に広がる「21世紀に存在してはいけないガン細胞」であると表現している。

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    frasca 2014/08/28
  • イスラエルはなぜガザのトンネルを必死に潰すのか | 地政学を英国で学んだ

    今日の横浜北部は朝から曇りでありまして、暑さは一段落ですが相変わらず湿気で汗が出ます。台風は来ないんですかね? さて、今夜の生放送(見逃した方もタイムシフトで見れます)の参考のために、とても興味深い記事の要約を。 内容は軍事トンネルの歴史を振り返りながら、なぜイスラエルがガザのトンネルを必死で潰そうとしていたのかを探るものです。 スコットランドの大学の歴史の先生による記事ですが、目の付け所が面白いですね。 === 眼下の敵:なぜハマスのトンネルはそれほどまでイスラエルを恐怖を与えているのか byジェラード・ディグルート ●ルイス・カレロ・ブランコ提督は予測可能性の典型的な例であり、この予測可能性が彼を殺した。カレロ・ブランコ氏はスペインの首相であり、フランシスコ・フランコに後継者として指名されていた。彼はマドリッドにある教会で毎日同じ時間に行われるミサに参加していた。 ●1973年にETA

    イスラエルはなぜガザのトンネルを必死に潰すのか | 地政学を英国で学んだ
  • 国際関係の「三つのイメージ」:再録 | 地政学を英国で学んだ

    今日の甲州はかなり気温が上がりまして、午後になってから風がかなり強烈になりました。どうやら春一番というやつみたいです。 さて、国際関係に大きな影響を与えるリビア情勢の先が見えない中東はますます混沌となってきましたが、今日は裏のほうでも活用している、ウォルツの「三つのイメージ」について。 実は去年あたりから、ビジネスをやっている方々の前で私がお話させていただく時にウォルツの「三つのイメージ」という分析法を使うことが多くなったのですが、この概念についておさらいをするために、かなり昔にこのブログのエントリーで書いたものの中の、主要部分だけをもう一度ここに貼りつけておきます。 これは自分の人生や組織の戦略を考える場合にも使えますので、ぜひ応用してみて下さい。 ===== 国際関係や世界情勢を論じる場合の考え方の枠組みとしてさまざまな方法があるのですが、これをわかりやすく分類したのが、ネオリアリスト

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    frasca
    frasca 2011/02/27
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