「佐賀DCAT(Disaster Care Assistance Team)」発足 熊本地震で現地入り、必要性を痛感 大規模災害時に避難所などで、高齢者や障害者ら配慮が必要な人を支援する「県災害派遣福祉チーム」(佐賀DCAT)が発足した。県の呼び掛けに応じて、社会福祉士や看護師ら計161人が登録。今後、基礎研修を重ねて災害派遣に備える。【竹林静】 「専門性を生かして何か役に立てないだろうか」。特別養護老人ホーム「シルバーケア吉野ケ里」(吉野ケ里町)の理学療法士、藤崎亮介さん(35)は熊本地震(2016年)の際に現地に入り、専門的な支援の必要性を実感した。佐賀県内から飲料水などの物資を届けに向かったが、「避難所は食料すら十分に行き渡っていない状態。介護などの支援が必要な避難者を助けるため、一人でも多く知識を持つ人が入ることが必要と感じた」。…
政府の規制改革推進会議が2日に取りまとめた答申では、介護職員が可能なケア行為について2020年度中に検討を始め、必要な措置を取る方針が示された。持続可能なサービス提供体制を確保するための、医療・介護関係職のタスクシフト推進策の一環。医療ニーズを持つ高齢者などに対して介護職員が安心してケアに当たれるよう、過去の厚生労働省通知に記載のない行為について再整理する。【吉木ちひろ】 05年の厚労省の通知「医師法第17条、歯科医師法第17条及び保健師助産師看護師法第31条の解釈について」では、高齢者・障害者介護の現場などにおいて判断に疑義が生じることが多い「原則として医行為ではないと考えられるもの」が示されている。具体的には、血圧測定や専門的な配慮を必要としない場合の医薬品の使用の介助(皮膚への軟膏の塗布、一包化された内用薬の内服、点眼薬の点眼など)が挙げられている。 (残り443字 / 全825字)
大分県はこのほど、「大分県地域福祉基本計画」(2020-24年度)を公表した。少子高齢化の進展などで、今後も県民の福祉サービスに対するニーズの増大が見込まれることや、認知症の高齢者が増え続けることを指摘。介護施設や障害福祉サービス事業所などで働く人材の確保を「重要な課題」として示し、処遇や職場環境の改善に加え、負担軽減に資する生産性の向上などを進め、職員の定着を図る必要性を挙げている。【新井哉】 計画によると、5万9000人(15年)と推計されている県内の認知症高齢者数は、25年をピークに高齢者人口が減少に転じた後も増加を続け、40年には8万4000人(推計)になる。15年の「高齢者の6人に1人程度」(16.6%)から40年には「4...
かみじょう・ゆりな/1989年生まれ。介護福祉士・モデル。白梅学園大学非常勤講師。東京大学政策ビジョン研究センター研究協力者(撮影/写真部・小黒冴夏) (撮影/写真部・小黒冴夏) 長時間労働、低賃金、利用者への虐待——介護職の「暗い側面」を報道するニュースは事あるごとに話題になる。介護福祉士として10年、今も週3回は現場で働きながらモデル活動をおこなう上条百里奈さんは、東京大学で介護の労働環境についての研究もしている。 【写真】介護福祉士でモデルの上条さんの別カットはこちら 研究のきっかけは、現場の声が届いていない現状を目の当たりにしたことだという。介護現場をどう変えていけばいいか聞いた。 * * * ——「介護は人手不足だ」とさかんに言われています。 介護職を増やしさえすればいいわけではないと考えています。私は外食が好きでよくレストランやカフェに行くのですが、店内を見渡すとお客さんの
かみじょう・ゆりな/1989年生まれ。介護福祉士・モデル。白梅学園大学非常勤講師。東京大学政策ビジョン研究センター研究協力者(撮影/写真部・小黒冴夏) (撮影/写真部・小黒冴夏) 高齢化にともない、介護を求める高齢者とその家族は増えています。その一方で、供給側である介護職の高齢化も進み、訪問介護では平均年齢が55.5歳という調査もあります(全国労働組合総連合『介護労働実態調査 報告書』)。そのようななか、インスタグラムなどを利用して若い世代に向けて介護職の魅力を発信する介護福祉士の上条百里奈さん。 【写真】介護福祉士でモデルの上条さんの別カットはこちら 介護施設で働きつつ、モデル活動も行っています。伝えたいのは、意外にも「介護職を増やしたい」ということではないそうです。 * * * 私は介護福祉士として、小規模多機能型居宅介護事業所と特別養護老人ホームで合わせて週3日働きながら、週1日
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特別養護老人ホーム(特養)では入所要件が介護保険の要介護3以上に厳格化され、入所者の重度化が著しい。介護職には「看取(みと)りケア」も身近な課題になっているが、どう受け止めているのだろう。 ■手製のモーニング 東京都板橋区の特養「音羽台レジデンス」では5年ほど前から、本人や家族の希望があれば、入所者を施設で看取るようになった。介護福祉士の藤田栄子さん(47)は「本人が穏やかに最期を迎え、残された家族が満足だと、人生を全うされたと感じる。他の施設と違い、特養は入所者を最期まで看てあげられる。仕事を辞められない最大の理由です」と話す。 アパレルの社長を看取ったことがある。上背もあり、恰幅(かっぷく)もいい人だった。最期に着せたい衣装を夫人に尋ねると、「モーニング」だという。持ち込まれたのは、社長自身が仕立てたモーニングだった。エンゼルケア(逝去時のケア)を施され、穏やかな表情の男性を見て、家族
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