第1章では和菓子のルーツについて歴史をたどって紹介するとともに、和菓子文化が花開いた江戸時代の菓子商人の様子を取り上げます。 菓子と言えば果物であった時代 元来は「菓子」と言えば果物や木の実を意味しました。1603年刊行の『日葡辞書』【869.3-N728】でも”Quaxi(クワシ)”は「果実、特に食後の果物を言う」とあり、この時代になってもまだ菓子の意味は果物が中心であったようで、今も果物を「水菓子」と呼ぶのはその名残です。 このように長らく果物を意味した菓子ですが、一方で早くも奈良時代には現代に通ずる加工食品としての菓子の意味を併せ持つようになります。契機となったのは当時の海外文化の伝来で、古代史料に「唐菓子(からくだもの)」の名で現れる料理が唐(現在の中国)からもたらされました。これらは米粉等を主材料に甘味料等で味付け、油で揚げたものが多かったそうで、形や調理法は多種多様にあったよう
Kamen America @kamenamerica Official account of the Patriotic Paladin, the Fighting Fashionista: KAMEN AMERICA!👩🏻🦰⚡️👩🏼🇺🇸 日本語仮面アメリカアカウント:@kamenamericaJPN KamenAmerica.com Kamen America @kamenamerica 私たちの日本のファンに 私たちを励ましてくれてありがとう。 私たちはアメリカではほとんど無視されていますが、日本の友人には常に温かく受け入れられてきました。 私たちが日本から来た素晴らしい物語やキャラクターを楽しむのと同じくらい、あなたが[仮面アメリカ]を楽しんでいただければ幸いです pic.twitter.com/JThGK9kNte 2024-04-29 09:04:38
台湾テーブルゲームの発展史を包括的に捉えた唯一の書、待望の邦訳! ボードゲームブームの背景には、台湾の長きにわたるテーブルゲームの歴史があった。ゲーマー/コレクターであり、かつ研究者でもある陳介宇博士は、20年以上にわたりこの分野の第一人者として、人生の大半を台湾のレトロテーブルゲームの収集と研究に費やしてきた。本書では、清朝末期・日本統治時代から中華民国期に至るまで、100種類を超えるゲームを600点を超えるフルカラー図版とともに紹介。台湾近現代史の一側面が、レトロゲームを通じて浮かび上がる。 ▼目次 まえがき 推薦文 由此去(さあ、ゲームスタート!) 第一章 ボードゲーム --一、不動産ゲーム --二、終点ゲーム --三、ウォーゲーム --四、人生シミュレーション --五、ギャンブルゲーム --六、テレビゲーム改編 --七、野球ゲーム --インタビュー:「龜博士升學」の創作背景と追憶-
このコラムでは、マンガ『天幕のジャードゥーガル』の舞台となった地の歴史や文化を連載形式で解説しています。今回のコラムでは織物――モンゴル帝国の人々が身に着けていた服をテーマに、その布地に焦点を当てて紹介します。最新話第27幕の中盤に、ボラクチンが商人から織物を購入するシーンがありました。当時のモンゴル帝国では実際、どのような色や手触りの布地で作られた服が着られていたのでしょうか? 豪華でカラフルなファッション 最新話第27幕とちょうど同時期、1233〜34年にモンゴル帝国を訪れた彭大雅の記録『黒韃事略』によると、当時の服装は下記のようなものだったそうです。 ――其服、右衽而方領,舊以氈毳革、新以紵絲金線。色用紅紫紺綠、紋以日月龍鳳、無貴賤等差。 訳:その(モンゴルの人々の)衣服は、右衽(右手側の身頃を下、左手側の身頃を上にして重ねる形)で襟は長方形である。以前は毛織物・革を用いていたが、最
みうらじゅんさんが2024年3月14日放送の文化放送『大竹まこと ゴールデンラジオ』の中で『見仏記』で滋賀のお寺を回った際に気づいた、アルフォートをお寺のお供え物にする文化について、話していました。 (みうらじゅん)今日は先に何をしゃべるか、言っておきますね。あの、ブルボンのお菓子の、アルフォートっていうミルクチョコ&リッチミルクチョコについての話をさせていただいたいと思います。 (大竹まこと)なるほど。ブルボン。 (みうらじゅん)先週、『見仏記』っていう、いとうせいこうさんとやっている文章と絵の方の連載で滋賀県のお寺を巡ったんですけども。もうコロナもあって、6年ぶりなんですね。もうずいぶん連載もしてませんでしたし。久しぶりの旅行だったんですが。前にも滋賀県は何度かお寺巡りで、仏像を見る旅を何回か、したんですけれども。少しだけ、その間に何か事情がちょっと変わってるなと思ったことがあって。そ
いやはや、ワールドカップ楽しかったですね。 無類のサッカー好き、SPCデザイナーAです。 少し前ですが、サッカーの応援で使用されたフラッグのデザインが政治的な意味合いや差別を助長する意味として問題になったことがありました。 フラッグを制作した当事者は、元となったデザインの意味も特に理解せずに、なんとなく格好良かったからそのデザインを模写して制作したそうですが、結果的には無知なことと軽率な行動から大きな問題になり、該当チームが応援の規制をするなどの措置も取られました。 サッカーの応援に限らずですが、デザインによって実は危険だったり人を不快にさせる意味合いと取られるケースがあります。 今回はそんな表現の一例を紹介していきますので、ウェブサイトやロゴ、公共の目に触れるものを制作するデザイナーは特に知っておきたい事柄になります。 私もデザインするときに背景に使うこともありますが、放射・集中線を使っ
2月16日から18日にかけて、埼玉県川口市のキュポ・ラ広場で「川口エスニックフード祭り」という食フェスが開催された。 会場にはバナナの葉で包んだスリランカのランプライスやネパールのバターチキンカレー、トルコのドネルケバブ、キューバサンドのほか、フォー(ベトナム)やパッタイ(タイ)、ホッケンミー(マレーシア)、台湾ラーメンなどの19の各国料理のブースが並んだ。 ランプライスは「Aki Foods」が提供。大宮にある人気スリランカ料理店で、この種のフェスの常連だという 「Aki Foods」の前で出会った地元在住のスリランカ人のカップル 子供連れの家族も多く、地元市民の祭りであることが感じられ、外国籍の住民の姿も見られた。特設ステージでは、サンバやインド舞踊、ケルト音楽の演奏などがあり、各国のエスニックグッズを並べた物販ブースもあった。 若い大道芸人を呼んだことで、地元の家族や子供たちが大喜び
台湾漫画は真に自由なのか? ~奨励された台湾アイデンティティ作品と、「反浸透法」、台湾でしか出せなかった漫画~、――そして台湾漫画の未来 ただいま台湾の百合漫画『綺譚花物語(きたんはなものがたり)』の日本語版を出版するべく、クラウドファンディングに挑戦中の翻訳者、黒木夏兒(くろきなつこ)です。タイトルからお察しの通り、本作は吉屋信子の『花物語』へのオマージュ。昭和11年の台中市を主要な舞台として、少女たちの葛藤を描いています。 こちらのクラファン、11月8日の夜に無事に成立し、日本語版の出版が決定いたしました! 成立後も11月15日まで実施中ですので、ご興味をお持ちの方は、是非、『綺譚花物語』のクラファンページをご覧ください。発売後の価格よりも若干お安く、しかも非売品の美麗なクリアファイル付きで日本語版をご購入いただけます。また、出版記念イベントには原作者の楊双子さんと作画の星期一回収日さ
「鉄道ファンの聖地」や「プロレスの聖地」と言われる神保町の書泉グランデ 東京都は神保町・秋葉原に店舗を構える中規模書店、「書泉」が元気だ。 経営は赤字続きの状態ながら、2023年3月に1冊の書籍を「書泉グループ独占販売」で復刊させ、結果的にシリーズ3作で累計約3万部も売り上げたのだ。3万冊もの拡販につながったのは、「書泉グランデ(神保町)」に勤めるひとりの書店員の発案によるものだった。 出版業界全体で売り上げの落ち込みが続く中、都心部で本を売り続ける「書泉」の内情とはいったいどんなものなのか。約1年前に代表取締役に就任した手林大輔氏に話をうかがった。 ■転職先は「赤字書店の社長」――書泉の社長に就いたきっかけを教えてください。 「普通に転職サイトで見つけたからです(笑)。ミドル用の転職サイトサービスに登録して、ある日サイトを眺めていたら『へぇ~、社長の公募とかあるんだ』と思って。前職は教育
桜餅といえば、粒感のあるピンク色の餅で餡を丸く包んで桜の葉を巻いた和菓子だ。関西で生まれてこのかた、「桜餅」と言われればまずこれだった。それ以外の「桜餅」の存在なんて想像すらしていなかった。 ところがどうだ、東京に来てみれば見慣れないやつが桜餅を名乗っていた。平べったい生地で餡をロールケーキのように巻いてその上からさらに桜の葉を巻いた和菓子。関東ではこれを「桜餅」と呼ぶらしい。 アホか。どこが餅だ。今日からきみは桜クレープと名乗りなさい。おしゃれぶりやがって。なんだその軽やかなフォルムは。ヨックモック気取りか。洋菓子のパーティにでもお呼ばれしているのか?大体その葉っぱはなんだ。意味があるのか?その桜の葉っぱはな、本物の桜餅をそのまま触ると手がべたついてしまうから巻かれているんだよ。きみは見たところ結構さらさらしているようだが本当に桜の葉っぱが必要だったか?そのまま手でつまんで食べられそうな
悪しき因習としてネット上で有名な“おじろく・おばさ”について、長野県民が実際に論文を取り寄せて調べてみました。 なぜ調べようとしたのか、その動機や、長野県の地理的特色などをまとめたものが、前回の記事となります。 この記事は最後まで無料で読めます。 1. “おじろく・おばさ”は誇張されているのではないか?1.1. 調べることになった発端ネットロア(インターネットの都市伝説)やオカルト系サイトで有名な「おじろく・おばさ」ですが、それについてのしっかりとした論文があるということから、“実在した忌まわしい因習”として時々ネットにて話題になります。 正直、長野県民として微妙な気持ちでしたが、論文があるのだから本当なのだろうとぼんやり思っていました。しかし、最近その論文自体に疑問を呈する動画を発見しました。 簡単に動画の内容を要約します。 ・「おじろく・おばさ」は1960年代に書かれた2つの論文、①水
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く