*電子書籍出版において、外字・異体字対応は新たな問題点、課題を抱えており、簡単に解決することはできない。 通常の書籍出版において、外字・異体字への対応が問題となることはほとんどない。一般的なPCやDTPソフトで扱えない文字を、どのように入力・校正し、印刷するか、多くの出版社は印刷会社との協力で、最適な手法を編み出し対応することが可能になっている。 しかし、電子書籍出版における外字・異体字対応は新たな問題点、課題を抱えており、簡単に解決することはできない。つまり、さまざまな表示デバイスによって利用できる字種や字形が異なる場合があり、望ましい文字を表示できないことがある。外字を増やすことは、コスト面、パフォーマンス面でもマイナスであり、検索性も損なう。 結果的に、電子書籍コンテンツの充実・普及を妨げるような大きな問題となる。 昨年開催された電子書籍の三省懇談会(通称)では、このような問題提起が