→紀伊國屋書店で購入 慶応大学が1996年にグーテンベルク聖書を丸善から購入したのを期にHUMIプロジェクトというデジタルアーカイブ事業をはじめたことは高宮利行氏の『グーテンベルクの謎』と安形麻里氏『デジタル書物学事始め』で紹介されているが、本書はHUMIプロジェクトをテクニカルディレクター兼プロジェクトマネージャーとして実際に推進してきた樫村雅章氏が「情報の科学と技術」誌に2006年4月号から2007年3月号まで連載した原稿がもとになっており、2010年4月発行の直前までの最新情報が盛りこまれている。 もともと慶応大学文学部は旧図書館情報大学(現筑波大学図書館情報専門学群)とならぶ日本の図書館学の総本山であり、司書の世界では二大派閥の一方を形成しているといわれているが、樫村氏は慶応大学理工学部電気工学科の出身で、現在は慶応大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構の準教授ということであ
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