「ヘルマン・ツァップ&グドルン・ツァップ カリグラフィーの世界」レポート 9月27日、秋とは思えぬ強い日差しの中、ダルムシュタットにあるツァップ夫妻のご自宅に、作品を返却するためJ-LAFスタッフ3名、小林章氏、立野竜一氏の5名で訪れました。 振り返れば、初めて作品をお借りしに伺ったのは冬本番、ちょうど8か月前の1月27日のことでした。雪が舞い降りる寒さの中、緊張した訪問者を温かく迎えてくださったご夫妻の姿は忘れることが出来ません。 1日2時間という約束で展示用の作品選び、作品についてのインタビューを行い、3日間連続でご自宅に通いました。帰国する日にも作品を梱包するため再度訪れましたが、はからずも、選んだものとは別の新しい作品を数点ご用意くださっていました。共催者である小林さんが、ご夫妻と懇意にされていることがJ-LAFにとって心強いことではありましたが、お二人の歴史を感じる膨大な作品