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ブックマーク / bisista.blogto.jp (17)

  • 近藤正高「千葉と青春の旅立ち――政治家・森田健作の遍歴」 - ビジスタニュース

    近藤正高「千葉と青春の旅立ち――政治家・森田健作の遍歴」 2012年02月19日16:00 担当者より:『新幹線と日の半世紀』(交通新聞社新書)などで知られる近藤正高さんが、千葉県知事選で森田健作が当選した直後に彼のこれまでの歩みを論じたものです。また、この原稿の補遺もあわせてご覧ください。 配信日:2009/04/08 2009年3月30日に投開票が行なわれた千葉県知事選で、俳優で元国会議員の森田健作(名・鈴木栄治)が初当選を果たした。メディアはこのニュースを大きくとりあげていたが、個人的には、彼の俳優時代についてとくに知っているわけでなし、政治家としての仕事もまったく記憶に残るものがない。たとえば、これまで私が当メルマガでとりあげてきた、石原慎太郎や細川護煕といった人たちには、十分に書くに足る“功罪”があった。それが森田健作となると、書く取っ掛かりになりそうなものがこれといって

  • 鈴木茂「音楽を聴くことと語ること」 - ビジスタニュース

    鈴木茂「音楽を聴くことと語ること」 2010年07月27日03:00 担当者より:2007年にアルテスパブリッシングの鈴木茂さんに音楽を論じることに関して書いていただいた原稿です。2007年はアルテスパブリッシング創業の年でもありました。また、鈴木さんが最近担当したアルテスパブリッシングの書籍には、高橋健太郎『ポップミュージックのゆくえ』や宮脇俊文/細川周平/マイク・モラスキー編著『ニュージャズスタディーズ』などがあります。こちらも併せてぜひお読みください。 配信日:2007/09/12 20年ほど音楽だけを対象にした書物を作り続けてきて、音楽を言葉で表現するってどういうことなのか? どうすればそれは可能なのか、そもそも可能なのか? を、あくまで聴き手の側からずっと考え続けているのだけど、結論めいたものは当然あるわけもなく、なにかヒントでも得られることを願ってとにかく書きはじめてみよう

  • 森山和道「カテゴリーの壁を超えて」 - ビジスタニュース

    森山和道「カテゴリーの壁を超えて」 2011年12月10日15:00 担当者より:サイエンスライター・森山和道さんの科学書を書評する連載「カテゴリーの壁を超えて」最終回をアップです(メルマガ「週刊ビジスタニュース」で掲載されたのは2006年です)。森山さんのウェブサイトや研究者へのインタビューを中心とした科学に関する有料メールマガジン「サイエンス・メール」もご関心のある方はチェックをぜひ! 配信日:2006/04/05 ■紹介する■ 『サイエンスウォーカー』(発行元:文部科学省、企画制作:角川書店) いまコンビニで売っている角川書店の「○○ウォーカー」系雑誌(3/29日→4/11日号)の中には、『サイエンスウォーカー』という記事広告ページが織り込まれている。表紙のあおり文句は「デートの強い味方!カップルで楽しむサイエンス」。カップルという言葉は既に死語かと思っていたが、まだ現役だ

  • 田中秀臣「二・二六事件と“改革病”」 - ビジスタニュース

    田中秀臣「二・二六事件と“改革病”」 2012年01月05日13:00 担当者より:経済学者の田中秀臣さんが二・二六事件に触れつつ、改革の熱に浮かされる人々の問題を論じた原稿です。また、田中さんは近日、上念司さんとの共著『「復興増税」亡国論』を上梓されるとの由。その新刊やこちらのインタビュー(聞き手は辻力さん)もぜひお読みください。 配信日:2007/02/21 いまからおよそ70年前の二月二六日に、帝都東京を舞台にした陸軍の青年将校による政権打倒・「昭和維新」を目指すクーデターが起きた。当時の高橋是清蔵相ほか、政権の幹部を殺傷、多くの軍・政府施設を占拠して数日後に反乱軍の解散という事態で失敗に終わったこのクーデターは、日の現代史にさまざまな伝説を残して今日も語られている。 例えば、この二・二六事件は、「皇道派」と「統制派」という陸軍内部の主導権争いであり、前者が敗北し後者が勝利

  • 近藤正高「情報化の時代を生きた2011年物故者たち」 - ビジスタニュース

    担当者より:『新幹線と日の半世紀』(交通新聞社新書)などの著書を持つ、ライター・近藤正高さんが2011年の物故者について綴った原稿です。2011年を振り返る縁としていただければ幸いです。 更新日:2011/12/28 すいません、2011年が終わる前にもうひとつだけ、この1年に亡くなった著名人を振り返ってみたいんですがね――なんて言うと、テレビドラマ『刑事コロンボ』のピーター・フォーク(6/23。以下、日付は故人の命日を示す)のセリフみたいですが――、こうすることで、2011年がどんな年だったのかを知る糸口みたいなものがつかめると思うのです。 2011年という年は、あの大震災と大津波、それから原発事故のあった3月11日を境にまっぷたつに分断され、それ以前のことはよく覚えていないという人も多いのではないでしょうか。たとえば、参議院議長在任中に死去した西岡武夫(11/5)は、自身の所属

  • 磯部涼「音楽の(無)力」 - ビジスタニュース

    磯部涼「音楽の(無)力」 2011年05月24日00:00 担当者より:音楽ライターの磯部涼さんに、311以降の状況を踏まえ、音楽の力について論じていただいたものです。磯部さんは今年の夏にこれまでの原稿をまとめた『音楽が終わって、人生が始まる』(アスペクト)が刊行予定で、そちらも要注目です。 更新日:2011/05/23 3月11日14時46分、その時、部屋に流れていたのはアンテナのベスト・アルバムだった。早春の午後の柔らかな日差しに、如何にも80年代的な音色を纏った薄いサウダージがぴったりで、実に良い気分だったのを覚えている。そして、あの地震が起こった。筆者は渋谷区在住のため、被害は床に積んであったCDやレコードが倒れたぐらいで大したことはなかったのだが、それでも経験したことのない揺れで何処か非現実感があった。同時に、その間も鳴り続けていた音楽が上滑りして行くような妙な感覚が印象に残

  • 小林浩「新訳ブームの流れを読む」 - ビジスタニュース

    小林浩「新訳ブームの流れを読む」 2010年08月23日22:30 担当者より:月曜社にて多くの人文書を手がけられ、ご自身もや書店に関する原稿を多く執筆されている小林浩さんが、新訳ブームについて2007年に論じた一文です。 配信日:2007/06/27 編集部のKさんから先日こんなお話があった。光文社古典新訳文庫(06年~)や、「マルクス・コレクション」(05年~、筑摩書房)、『カール・シュミット著作集』全二巻(07年、慈学社出版)など、すでに刊行されていた名著が新訳で出版されることがやや目立つようになってきているように思う。これは新訳ブームの到来と言っていいのだろうか、と。 恐らくはその通りだろう。ブームと言ってもおかしくはない。ただ、このブームの前にも、名著古典の新訳自体はあちこちで試みられているので、少し振り返ってみよう。 たとえば「マルクス・コレクション」の前には、金塚貞

  • 小林浩「翻訳出版の理想と現実」 - ビジスタニュース

    小林浩「翻訳出版の理想と現実」 2011年02月02日20:00 担当者より:月曜社にて多くの人文書を手がけられている小林浩さんが、翻訳出版に関して2007年に書かれた原稿です。その前に書いていただいた「新訳ブームの流れを読む」を踏まえて読んでいただければ幸いです。また、小林さんが手がけられたイヴ=アラン・ボワ、ロザリンド・E・クラウス『アンフォルム』は発売されたばかり。そちらも要チェックです。 配信日:2007/12/12 半年ほど前、編集部のKさんに請われて、「古典新訳ブーム」について書いた。その末尾で言及した「翻訳出版の理想と現実」について寄稿してみないかとのお誘いがあったので、その一端を述べてみようと思う。 私は先の寄稿で「再刊、復刊されていいはずの名著古典は相当数ある。絶版にしたままでは先人の苦労が浮かばれない」と書いた。ひとくちに「翻訳出版の理想と現実」と言っても実際は様

  • 南陀楼綾繁「読みたい雑誌はどこにある?」 - ビジスタニュース

    南陀楼綾繁「読みたい雑誌はどこにある?」 2010年07月04日00:35 担当者より:編集者・ライターの南陀楼綾繁さんが2008年末に雑誌の置かれた現況について論じた原稿です。また、ブックイベントを通してのとの関わり方について記された南陀楼さんの『一箱古市の歩きかた』(光文社新書)も併せてどうぞ。 配信日:2008/12/17 去る11月1日から16日まで、〈文化芸術情報館 アートリエ〉で、「フリーペーパー=小さなメディアの放つ光」という展覧会が行なわれた。北は北海道から南は沖縄までの約60タイトルが、一誌ごとにストックファイルに入れられて展示され、最新号は自由に持ち帰ることができる。 ぼくはアートリエから依頼を受け、ここに展示するフリーペーパー(以下フリペ)を選んだ。アートリエの母体が「福岡市文化芸術振興財団」であるため、先方は「アート系」フリペを中心に、と云ってきたのだが、

  • 藤田直哉「ゼロ年代の筒井康隆作品」 - ビジスタニュース

    藤田直哉「ゼロ年代の筒井康隆作品」 2010年06月24日00:07 担当者より:SF・文芸評論家の藤田直哉さんに、ゼロ年代に入ってからの筒井康隆の作品を中心に書いていただいた評論です。また、藤田さんが聞き手をされた前島賢さんのインタビューもご関心のある方はご一読ください。 更新日:2010/06/24 無意識の全体性(unconscious maximarism) SF作品の一部には、その作品によって世界の全体性を表現しようとする志向を持ったものが存在する。近代以前の世界では、宗教や神話が、宇宙論(コスモロジー)として機能し、世界の存在や自己の生や死について意味づけを行い安定させる機能を担っていた。それを失った近代における哲学や科学は、世界の全てを把握=全体性を獲得するという志向を抱いた。その象徴的な例が、ヘーゲルの「絶対精神」であるといわれている。同時期に、文学的表現として、テク

  • 速水健朗「団塊世代とテレビ」 - ビジスタニュース

    速水健朗「団塊世代とテレビ」 2010年06月18日11:05 担当者より:『自分探しが止まらない』(ソフトバンク新書)や『タイアップの歌謡史』(新書y)などで知られる、速水健朗さんが2006年に書かれた団塊世代とテレビの関係についての原稿です。 配信日:2006/07/05 CMとのタイアップでヒット曲が大量に生まれたのは、1970年代末から90年代半ばくらいまでのこと。資生堂の化粧品、コカ・コーラ、マクセルのカセットテープ、航空会社のキャンペーン、カップヌードルなんかのCMソングがチャートの上位を占め、相乗効果で商品も売れていた。だが、90年代後半以降は、TV-CMからヒット曲はめっきり減ってしまう。 かつては南国の映像にリゾートソングという組み合わせが鉄板だった航空会社のCMは、いまや早期予約の割引の数字をアピールする味気のないものだけになった。青い空と海の下でごくごく飲み干す

  • 磯部涼「音楽の現場はどこにある?」 - ビジスタニュース

    磯部涼「音楽の現場はどこにある?」 2010年04月28日09:57 担当者より:音楽・風俗ライターの磯部涼さんに、いま音楽の現場はどこにあるのかについて書いていただいたものです。当初メールマガジンとして配信されたものに若干の加筆・修正が施されております。ご一読ください。 配信日:2010/04/21 音楽の“現場”について、ずっと考えて来た。“現場”とは、文字通りに取るならば、音楽が鳴っている場所ということになる。しかし、その言葉が“現場”にいる人たちによって“ゲンバ”とジャーゴン化される時、それは、“聖域”という意味さえ帯びるだろう。“ゲンバ”こそがアウラを感じられる唯一無二の場所、という訳だ。 04年に太田出版から刊行された拙著『ヒーローはいつだって君をがっかりさせる』は、00年代前半に書いたテキストの中から、日のアンダーグラウンドな音楽をテーマにしたものを選んで纏めたもので

  • 猪木俊宏・生貝直人「いわゆる日本版フェアユースの課題と必要性」 - ビジスタニュース

    猪木俊宏・生貝直人「いわゆる日版フェアユースの課題と必要性」 2010年02月17日15:03 担当者より:NPO法人クリエイティブ・コモンズ・ジャパンの理事である猪木俊宏さんと生貝直人さんに、日版フェアユースの現状や課題などについて書いていただいたものです。フェアユース入門としてもまとまっておりますので、ご一読ください。 配信日:2010/02/10 ■フェアユースとは 著作権法は、作品に対する権利を一定期間保護することで創作者が作品を生み出し続け、文化が発展していくための基盤を提供することを目的としていますが、一方であらゆる作品は人々に利用され、評価され、さらには新しい創作活動の源となることで初めて価値を持ちます。 この「保護と利用のバランスを取ること」が、著作権制度に求められる最大の課題であると言えます。著作権法の条文を読んでみると、その多くは「著作者の権利」のあり方につ

  • ビジスタニュース : 近藤正高「放送作家のあがり方」

    2009年12月19日01:11 カテゴリ近藤正高 近藤正高「放送作家のあがり方」 担当者より:著書に『私鉄探検』(ソフトバンク新書)があるライターの近藤正高さんに放送作家という職業とその“あがり方”について論じていただきました。 配信日:2008/04/09 放送作家出身の小説家・景山民夫はかつて「放送作家40歳定年説」なるものを提唱していたという。テレビ仕事ができるのはせいぜい反射神経のある30代までだという考え方だ。当の景山自身、40歳をむかえる前後に吉川英治文学新人賞と直木賞をあいついで受賞し、格的に小説家の道に進んでいる。 反射神経の問題かどうかはともかく、放送作家には景山のみならずほかの分野へと転進したケースが目立つ。ちょっと調べただけでも、青島幸男・赤江瀑・秋元康・阿久悠・井上ひさし・永六輔・大橋巨泉・川崎洋・神吉拓郎・邦光史郎・小林信彦(中原弓彦)・野坂昭如・野末

  • ビジスタニュース : 大山くまお「今もテレビに残る山城新伍の遺伝子」

    2009年12月09日20:28 カテゴリ大山くまお 大山くまお「今もテレビに残る山城新伍の遺伝子」 担当者より:『名言力』(ソフトバンク新書)の著者であり、ライターとしてご活躍中の大山くまおさんに、2009年に亡くなった山城新伍がテレビに残した影響について論じていただきました。 配信日:2009/11/18 2009年8月12日、山城新伍が亡くなった。70歳だった。 今年は著名人の死者の当たり年だ。山城の直後には大原麗子が死に、その前には忌野清志郎、マイケル・ジャクソンまで死んでいる。とうとう森繁まで死んでしまった。 正直なところ、山城の死があまり大きな話題になったとは思えない。芸能界から現役を退き、老人ホームで独居生活を強いられていたことと子との確執がクローズアップされた程度だ。そんな山城の功績を、もう一度考えてみようというのが稿のテーマである。 「ポエムだな~、メルヘン

  • ビジスタニュース : 伊藤聡「きまり文句への反抗のために――藤本和子の翻訳の魅力」

    2009年11月18日13:15 カテゴリ伊藤聡 伊藤聡「きまり文句への反抗のために――藤和子の翻訳の魅力」 担当者より:伊藤聡さんは、映画音楽などについて軽妙に記す文章で人気を博しているブロガーです。この原稿では、藤和子の翻訳についてご執筆いただきました。なお、秋葉原無差別殺傷事件が起きたのは2008年6月8日であることを付記しておきます。 配信日:2008/12/03 翻訳家、藤和子がいかに画期的だったか、七〇年代において彼女の表現がどれだけの影響力を持ったかということを説明するのはむずかしい。なぜなら「今までになかった、圧倒的に斬新な表現」が生まれたとき、われわれはまず、感動や興奮の前にいくばくかの困惑を感じるためである。四方田犬彦は、ブルース・リーの作品がはじめて日映画館で上映されたさいの衝撃を表して、「われわれにはそれを理解するコードがなかった」と述べた。

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