世界各地にひろがるタイポグラフィーの世界を覗いてみませんか? 当連載「世界のタイプ道」では、世界各地の書体デザイナー、プログラマー、教育者、ベンダー、そしてこの書体を愛するコミュニティの基礎を支える多彩な方々へのインタビューを通して、タイポグラフィーという世界の魅力をお伝えしていきます。 リロン・ラヴィ・トゥルケニッチ(以下、LLT): フリーランスのデザイナーおよびリサーチャーとしてイスラエルで活動しており、タイポグラフィに関する様々な仕事に関わっています。ヘブライ語を専門とし、マルチ言語書体をデザインしています。特に取り上げたいのはAravritです。Aravritはヘブライ語とアラビア語を統合させた実験的なハイブリッドの文字体系です。この文字体系に対するアイディアと適応する言語範囲が広く評価されています。 デザイン以外にも、文字に関する執筆、デザイナーインタビュー、教育、ヘブライ語文