3月28日に71歳で亡くなった坂本龍一さん。自身の葬儀のために編集していたプレイリスト「Funeral」が公開されました。バロック、ジャズ、生前のコラボレーターの作品など、さまざまなジャンルから選曲されていますが、その中でも目を引くのは全33曲中14曲も選ばれているフランス音楽。東端哲也さんが、坂本さんのその作品への発言なども引用しながら解説してくれました。
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紹介 16世紀半ば、戦国時代の日本をルポルタージュした中国人がいた。その後すっかり忘れ去られていた貴重な記録『日本一鑑』には、いったい何が書かれているのか。明清時代の中国を、ユーラシアの陸と海から大きな視点でとらえた著作で高く評価される著者が、日本の戦国時代を描き直す意欲作。 1523年、戦国日本の有力者、大内氏と細川氏が日明貿易をめぐって争い、中国の港町を争乱に巻き込んだ「寧波事件」は明朝に衝撃を与えた。密貿易と倭寇への対策に悩む朝廷の命を受けて、日本の調査のために海を渡ったのが、『日本一鑑』の著者、鄭舜功である。「凶暴、野蛮な倭人」という従来の先入観にとらわれない鄭舜功の視線は日本の武士から庶民におよぶ。生活習慣や日本刀の精神性、切腹の作法、男女の人口比など多岐にわたって、凶暴なるも礼節を重んじ、秩序ある日本社会を描いている。 また、日本さらに畿内への詳細な航路の記録は、当時の日本の政
インタビュー 【文理融合】「歴史鳥類学」〜古文書を読み解き、タンチョウを調査する 久井貴世さん 2023.05.23 一條亜紀枝 / サイエンスライター 【文理融合】の第2回は「歴史鳥類学」。理系の鳥類学と文系の歴史学を結びつけているのは、古文書や古典籍などの歴史資料だ。意外にも、鳥類に関する記録は少なくないという。主に江戸時代の文献からタンチョウを調査しているのが、北海道大学大学院文学研究院准教授の久井貴世さん。鳥類学と野生動物管理学の知見をベースに、歴史鳥類学を切り開いてきた。 江戸時代の「鶴」の正体と生態を探る ―歴史鳥類学とはどんな学問ですか。 歴史鳥類学は、鳥類を研究する手段として歴史資料を用いる学問と位置づけています。先人たちの残した記録を読み解き、歴史的な観点から鳥類の生態や分布を調査しています。過去の生息状況が分かれば、現在の野生鳥獣の保全にも役立つからです。 私は、主に江
こんにちは!SNSチームのカタヨセです! 最近ではいつでもSNSネタを探しています。 向かいの社屋、応接の窓そんなとこにあるはずもないのに。 などと嘯きながらアコースティックギターを持って(嘘)社屋をとぼとぼと歩いていた私にふと天啓が降りてきました。 「何も新しいことばかり取り上げなくてもいいんじゃないか?」 そうなんです、弊社ツジカワは2021年に創業100周年を迎えた立派な100年企業。そして今年(2023年現在)102年目に突入ナウ。 手前味噌みたいでアレなんですけど、時代の移り変わりに適応しながら100年以上会社が続くってなかなかスゴイことだと思います。 「最新」じゃなくてもいい、ツジカワの今までの歩みを支えてくれたヒト・モノをとりあげて、もっともっとツジカワのことを知ってもらえるコンテンツを作ってみよう。 そう思いふと足元を見てみるとあちこちに「ネタ」があることに気が付きました。
池本剛 @ikemoto06 そもそも漫画は『あらゆるタイトルが基本的に自動的に単行本化されるもの』…ではなかったんですよね。大昔の漫画は描き下ろしの単行本と、雑誌連載されるものの二種類だけ。連載漫画を単行本に収録して販売するという選択肢は存在してませんでした。描き下ろしの漫画と読み捨ての漫画の二極のみ。 2023-05-28 18:37:38 池本剛 @ikemoto06 月刊漫画誌の大人気作品、例えば「鉄腕アトム」や「鉄人28号」なんかは大型の総集編タイプの単行本が出ましたが、これは現在の新書判やB6判の単行本などとは違う体裁で、ムックや雑誌増刊の範疇の代物でした。 2023-05-28 18:37:38 池本剛 @ikemoto06 現在の漫画単行本の直系の始祖となる、秋田書店のサンデーコミックスが刊行開始したのが昭和41年(1966年)。同時期の、コダマプレスのダイヤモンドコミック
2023年6月23日 一部図版とテキストに誤りや混乱を招く表現があり、訂正させていただきました。謹んでお詫び申し上げます。 ※訂正箇所の詳細は文末に記載いたします。 —— フォントを正確に理解するためには『文字』『デザイン』『ソフトウェア』の3方向から理解する必要がある —— これはフォントワークスで20年以上、フォントやソフトウェアの開発に関わってきたエキスパート、通称「ぬし」が新入社員の勉強会で最初に伝える言葉です。 フォントを開発・提供するメーカーである私たちは、デザインされた形をパッケージするだけでなく、文字の役割や機能を理解し、使いやすく美しい文字を届けるエンジニアリングの視点を持つことも重要になってきます。 そんなぬしのもとに、入社したばかりのケン(仮称)が配属されました。編集部メンバーも新入社員のケンさんと一緒に「フォントのしくみ」をゼロから教わって、皆さんにお届けしていこう
現役時代に重賞4勝を挙げて、名バイプレーヤーとして人気を集めたナイスネイチャが30日12時40分、北海道浦河町の渡辺牧場で死んだ。35歳だった。存命のJRA重賞勝ち馬としては最高齢だった。同日、認定NPO法人引退馬協会がホームページで発表した。 ナイスネイチャは父ナイスダンサー、母ウラカワミユキ、母の父ハビトニーの血統。通算成績は41戦7勝(重賞4勝)。90年に栗東・松永善晴厩舎からデビュー。3歳時に小倉記念、京都新聞杯、鳴尾記念と重賞を3勝。その後は有馬記念で3年連続で3着に敗れるなど惜敗が続いたが、6歳時の高松宮杯で17戦ぶりの勝利を挙げた。総獲得賞金は6億2358万5600円。 96年に現役引退後、97年からは種牡馬として日高スタリオンステーションで繋養され、代表産駒のセイントネイチャーはJRAで3勝を挙げた。また、99年にワイド馬券が発売開始となった際にはキャンペーンキャラクターに
所有する3台の愛車はすべてMT(マニュアルトランスミッション)というライター、マリオ高野です。 MTを望むだけでなく、“実際にMT車を購入するMTの愛好家”が少数派となってすでに久しく、パワートレーンの電動化も進むなか、もはやMTは風前の灯……。 MT車はどんどん少なくなってきました……(写真はポルシェ車のシフトスティック) 完全なる趣味の世界 近年、トヨタが「iMT」なる新しいMTを投入したり、マツダが果敢にもSUVにMTを設定したりするなど、MT愛好家にとってうれしい流れもありますが、それらMT仕様の販売台数を見ると、依然としてMT車の販売は厳しい模様です。 しかし! それでもなお、新車で買えるMT車はまだまだ存在しております。2023年5月現在、新車で買えるMT車をピックアップし、その中から特にMT好きがよろこべる魅力を備えたモデルを紹介しましょう。 まず、2023年5月現在新車で買
本條秀太郎さんは、三味線の演奏者であり、作曲者。 本書の構成は、二部構成。前半は、秀太郎さんの三味線音楽への念い・姿勢が語られ、後半、六人の方との対談。江戸にお詳しい「田中優子さん」とも。途中、「好きな端唄(はうた)」のコラムなど。 まず、前半から。 私が求めている「民謡」は現代の商業ベースにのせられたものではなく、創造し発展させる日本の音楽です。生活の中から生まれた本来の”うた”とは、自然と共生し、この世に生かされている実感の中で、己を鼓舞し、他社と協調しながらうたい、踊るものでした。 P. 11民謡の本来の姿を求め、 民謡がむかしは「俚謡(りよう)」と言われていたので、 「俚奏楽(りそうがく)」と名付け、 民謡の再構築のため活動されてきたそうです。 三味線の半音は洋楽の半音より狭く取ります。このことによってしっとりとした趣きを感じ取ることができるのです。 P. 37多湿の気候風土から、
先週、小耳に挟んだのだが、リカルド・コッキとユリア・ザゴルイチェンコが引退するらしい。いや、もう引退したのかもしれない。ショウダンス界のスターコンビだ。とびきりのダンスを見せてきた。何度、堪能させてくれたことか。とくにロシア出身のユリアのタンゴやルンバやキレッキレッの創作ダンスが逸品だった。溜息が出た。 ぼくはダンスの業界に詳しくないが、あることが気になって5年に一度という程度だけれど、できるだけトップクラスのダンスを見るようにしてきた。あることというのは、父が「日本もダンスとケーキがうまくなったな」と言ったことである。昭和37年(1963)くらいのことだと憶う。何かの拍子にポツンとそう言ったのだ。 それまで中川三郎の社交ダンス、中野ブラザーズのタップダンス、あるいは日劇ダンシングチームのダンサーなどが代表していたところへ、おそらくは《ウェストサイド・ストーリー》の影響だろうと思うのだが、
なかなか記事が書けないので、過去に制作したPDFスライドを公開します。 「リバーブ/ディレイ史」という、リバーブとディレイのエフェクトとしての通史を解説したスライドです。70枚ぐらいあります。 PDF版はこちら Keynote版はこちら 2021年の年初に制作し、どこかしらでオフライン向けに発表し、それ以来放置していた資料です。オンラインでは初公開だと思います。完成度としては40%ぐらいです。 未完成の書きかけ資料なので、正確な資料というよりかは読みものとして読んでいただければなあと思います。 未実装の要素は ・各パラメーターや各種リバーブ/ディレイのサウンド実例 ・現代のアーティストの楽曲での使用例 ・プラグインエフェクトやIRリバーブ ・各種図説 といったあたりです。 いま読み返すと、 ・パラメーター解説は不要だったかも ・フィジカルとアナログをいちいち区別する必要はなさそう(どこかで
東京国立近代美術館で展示されている原田直次郎の「騎龍観音」。これを告知するフェイスブックの投稿が台湾から注目を集めた。この絵はかつて台湾で流行し、「都市伝説」として記憶している人が多いためだ。 龍の背に乗った観音菩薩が描かれたこの絵は、洋画家だった原田が1890年に手掛けたもので、2007年には重要文化財に指定された。 台湾では1960年代から80年代にかけて流行したとされる。「水害の際、観音菩薩が上空に現れた」「パイロットが撮った写真に観音菩薩が写り込んでいた」などとして宗教団体が広めたとみられる。大量に印刷されて出回り、著作権を巡って裁判にかけられたこともある。 同美術館の投稿には繁体字で「台湾では多くの人がこの絵を知っている」「家の近くにあるベジタリアンの麺店の壁にかかっている」「台湾で展示してほしい」などのコメントが寄せられた。
「否定」をあらわす文末表現は、他者への配慮・表現論的機能・文法カテゴリーなど、様々な要素が複雑に絡み合った述語構造を持つ。 『浮雲』『小公子』『金色夜叉』といった明治文学を対象に、文法的形式と意味・機能の両面から、その史的変遷にアプローチ。 「言文一致運動」に代表される過渡期の言語実態を、日本語学的な視点からあぶりだす、刺激的な文法・文体論! まえがき 序章 1 研究目的 2 分析対象 3 調査資料 4 本書の構成 第1部 近世後期から明治期にかけての否定表現の系譜 第1章 近世後期江戸語における否定表現 1 近世と江戸語 2 近世後期江戸語における否定表現についての先行研究 3 近世後期江戸語における否定表現の研究―『仮名文章娘節用』 第2章 明治期東京語における否定表現 1 明治期東京語の概観 2 明治期における否定表現に関する先行研究 3 明治期における否定表現の認識―アストン(18
こんにちは!音楽クリエイター/サウンドエンジニアの三嶋直道 (PIANO FLAVA)です。 ABC記譜法(ABC Notation)って御存じですか? 一言で言うと、テキスト入力で楽譜(五線譜)が書ける言語(マークダウン記法)です。 先日、Fugetsu Beatsさん(@Fugetsubeats)主催の「ABC記譜法 (ABC notation)」のオンラインワークショップに参加したのですが、ABC記譜法の優秀さに感激したので、今回紹介します。 こんな人向け・シンプルな楽譜を手軽に作りたい ・ジャズのリードシートを作りたい ・ポップスのメロディー譜(歌詞入り)を作りたい ・本格的な楽譜作成ソフトは機能が多すぎて使いこなせない こんな人には向かない・フルオーケストラの楽譜を作りたい では、早速具体例を見ていきましょう〜 例1「きらきら星」ABC記譜法X:1 T:きらきら星 M:4/4 L
近年、野外で金属探知機などを使った「宝探し」や「トレジャーハント」の動画を公開しているYouTuberが人気を集めている。 YouTuberが山や河川で古銭などを発見し、「お宝が出た」と喜んでいる動画だ。しかし、こうした動画の中には、城跡や寺院跡、防空壕など歴史的な場所を掘削しているものもあり、文化財保護法などの法令違反が疑われるケースがある。 今年5月、ある男性2人組のYouTuberが、埼玉県秩父市にある中世の城跡を訪れ、金属探知機に反応した場所を次々とスコップで掘り返して「お宝」を探す動画が問題となった。 埼玉県文化資源課が5月15日、ツイッターで注意を呼びかけたことを受け、YouTuberたちは謝罪して、今後は掘削をおこなわないと公表した。 一方、同じ日、三重県津市の山中で遊んでいた子どもたちが偶然、貴重な中世の墓を見つけ、「歴史的大発見」と報じられて注目を集めた。 歴史的な場所を
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