タグ

ブックマーク / www.yomiuri.co.jp (1,838)

  • 「信教の自由」の扉開いた流刑地の隠れキリシタン

    【読売新聞】 明治維新150年の今年、新政府をめぐる再評価が盛んだ。しかし、神道国教化を掲げ、当初は他宗教を弾圧した新政府がその後、「信教の自由」容認へとカジを切った背景に、長崎のキリシタン農民による集団抵抗があったことはあまり知ら

    「信教の自由」の扉開いた流刑地の隠れキリシタン
  • 音楽書のヒット作出し続ける編集者…鈴木茂さん、木村元さん : エンタメ・文化 : 読売新聞オンライン

    クラシックからポピュラーまでジャンルを超えて音楽に関するを手がける小さな出版社「アルテス・パブリッシング」(東京都世田谷区)が、この春で設立11年を迎える。少部数ながら継続的にヒット作を出し続ける作りの秘密を、代表取締役で編集者の鈴木茂さん(57)、木村元さん(53)に聞いた。 音楽通し社会を見る 下北沢に近いマンションの一室が、鈴木茂さん(手前)と木村元さんの仕事場だ(6日、アルテス・パブリッシングで) 「編集者としてやりたいことをやってきた。の売れ行きにはこだわらない」。2007年4月に2人で会社を設立し、今までに150点を超えるを出した。 最初の年に手がけた、音楽評論家で思想史研究者の片山杜秀さんによるレコード評論集『音盤考現学』(絶版、電子版あり)と『音盤博物誌』が、いきなりサントリー学芸賞(社会・風俗部門)と吉田秀和賞をダブル受賞。「レコード雑誌の連載を、こちらからお願い

    音楽書のヒット作出し続ける編集者…鈴木茂さん、木村元さん : エンタメ・文化 : 読売新聞オンライン
  • 仏の人形?出土…青谷横木遺跡、お祓い効力増? : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    古代の女子群像を描いた板絵が見つかった鳥取市青谷町の青谷横木遺跡で、仏の顔とみられる絵が墨で描かれた木札が出土していたことが県埋蔵文化財センターへの取材でわかった。 疫病などの災厄を祓(はら)う祭祀(さいし)に使われた「人形(ひとがた)」とみられるが、仏が描かれるのは珍しいという。 同センターによると、木札は、長さ18センチ、幅3・1センチ、厚さ6ミリ。板絵が見つかったのと同じ2015年度の同遺跡発掘調査で、古代山陰道の遺構に沿った盛り土から出土した。同じ場所から見つかった木簡に書かれた年代などから、木札は7世紀末から10世紀後半に作られたとみられるが、材質は分かっていないという。 仏の顔は木札の上部に描かれ、髪や眉毛、目、鼻、口がしっかりとした線で表現されている。大きな耳たぶや、如来像の特徴とされる「三道」(見・修・無学)を示すあごの3のしわなどがあった。体の部分は袈裟(けさ)のような

    仏の人形?出土…青谷横木遺跡、お祓い効力増? : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 日本にビートルズ世代はいなかったのか? : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4

    ザ・ビートルズのMV集とナンバー・ワン・ヒットを収録した『The Beatles 1』が11月に発売され、日でもオリコンの週間アルバムランキングで1位を獲得するなど、相変わらず圧倒的なセールス・パワーの強さを見せた。しかし、1960年代当時、日ではも 杓子 ( しゃくし ) もビートルズを聴いていたということはなく、「日にビートルズ世代は存在しなかった」と主張する声もある。日人にとってのビートルズは何だったのか。ブリティッシュ・ロック通として知られる音楽評論家・大貫憲章さんに、60年代以来の自らの音楽体験も交えて考察してもらった。 今回のテーマは泣く子も黙る、天下御免のザ・ビートルズ。それを普通に新作(といってもすでにバンドはとうの昔になくなっているので、当然ながら編集もののベスト盤のリマスター・バージョンだが)紹介するのでは、いくら自分がビートルザー(そういう用語は無いか)、い

    日本にビートルズ世代はいなかったのか? : 深読みチャンネル : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) 1/4
  • サクラ博士にバッタ博士…すごいハカセが日本にいる

    【読売新聞】 子供の頃、ある一つのテーマにやたらと詳しい友人に、昆虫博士や恐竜博士といった「〇〇博士」のニックネームをつけたことがあるだろう。博士号は一つの分野に 邁進 ( まいしん ) した研究者の称号だが、科学の世界には「へぇ、

    サクラ博士にバッタ博士…すごいハカセが日本にいる
  • <地震の記憶 歴史は語る 3>天皇避難所 消失と復活 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ◇内裏地図上 重要性変化か 京都御所(上京区)に、「泉殿」と呼ばれる質素な建物がある。天皇が過ごした御常御殿の内庭。地震が発生した際、天皇が避難生活を送るための「地震殿」とされる。 京都大の川崎一朗名誉教授らは2010年に御所を視察し、江戸時代以降の天皇、皇后の避難施設を研究した。その成果をまとめた京都歴史災害研究第12号「京都御所泉殿地震殿の歴史と地震防災」によると、現在の泉殿は1830年の文政京都地震後に造られた。木造平屋建てで幅約7メートル、奥行き約4メートル。8畳と4畳半の2部屋のほか、厠(かわや)がある。 皇后用の施設も皇后宮御殿の内庭にあり、こちらはそのまま「地震殿」と呼ばれる。幅約5メートル、奥行き約4メートルと泉殿より小ぶりな木造平屋建てで、6畳と3畳の2部屋に厠を備える。ともに揺れに強い構造になっているとみられる。 江戸期、御所は国内で最も重要な施設の一つだった。危機管理

    <地震の記憶 歴史は語る 3>天皇避難所 消失と復活 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 考古学から見る万葉集 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ◇橿原で木簡や歌人の遺物展示 日最古の歌集「万葉集」にちなんだ貴重な木簡や遺物など約200点を集め、考古学的な視点で考える特別陳列「万葉集の考古学」が、橿原市の県立橿原考古学研究所付属博物館で開かれている。21日まで。 平仮名や片仮名がまだなかった飛鳥、奈良時代において、万葉集は漢字の音を借りて1字1音で言葉を表記する「万葉仮名」が用いられた。万葉集の歌を万葉仮名で記した「歌木簡」(複製)は、儀礼の場で詠まれたと考えられている。 「大和三山」(畝傍山、香具山、耳成山)を題材にした歌もあり、藤原京(橿原市)跡から出土した「香山」(香具山)と墨書された土器を展示。万葉集の代表的な歌人、柿人麻呂をはじめ、謀反の罪をきせられて自害した大津皇子らの関連遺物も紹介した。 また、鶴見泰寿・同博物館指導学芸員が18日午後1時から、同研究所講堂で「歴史考古学から見た万葉集」をテーマに語る無料講演会もある

    考古学から見る万葉集 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 高野山の至宝 ネット公開 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ◇空海書籍や古地図、曼荼羅・・・ DB化し閲覧可能に 1200年の歴史を持つ真言密教の聖地・高野山(高野町)で、弘法大師・空海の時代から伝わる経典や古地図、曼荼羅(まんだら)などを、インターネット上で公開する取り組みが進んでいる。貴重な資料の数々をデータベース化して広く閲覧できるようにし、西欧のカトリック総山・バチカンなどと並ぶ宗教都市であると世界にアピール。伝統や独自の文化を期待する外国人旅行者らを呼び込む。(久米浩之) 神秘的な景観や宿坊での滞在、写経などの珍しい体験が評判を呼び、高野山の外国人宿泊者数は2015年に5万人を突破。16年にはさらに2万人増えた。 開山以来の資料を収蔵している高野山大学では、歴史的価値の高い江戸時代以前に絞っても書籍など10万点があり、「デジタル化すれば、世界のどこからでも『教え』に触れてもらえる」として、「空海作」とされる約50種類の書籍を専用スキャナ

    高野山の至宝 ネット公開 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 日本語の変遷記す「熱田本」…複製本出版 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    熱田神宮(名古屋市熱田区)が所蔵する「日書紀」の写全体を撮影した複製が、八木書店(東京)から初めて刊行され、名古屋発で日語の変化の過程が解明されることへの期待が高まっている。「熱田」には、他の写にはない単語や熟語の読み仮名が多数あるが、国の重要文化財のため、原を自由に見られる機会はこれまで少なかったためだ。熱田神宮では「これを機に多くの研究者に熱田を活用してほしい」と話している。(中村亜貴) 日書紀は漢文で書かれており、文字の脇に読み仮名が振られている。熱田神宮所蔵の「熱田」は、京都・金蓮寺から奉納された南北朝時代の写で、残っているのは30巻中の1~15巻(11巻除く)。このうち3~9巻については、作成時期が判明している現存写の中では最古のものとなっている。 熱田の読み仮名には他の写にない特有のものがある。例えば、「翠嶺万重」の「万重」に「ヨロツヘ」と読み仮名が

    日本語の変遷記す「熱田本」…複製本出版 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 「昭和レトロ」最後の映画看板師、板観さん死去 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    最後の映画看板師ともいわれ、「板観(ばんかん)さん」の愛称で親しまれた久保板観さん(名・久保昇)が4日夕、脳出血のため亡くなった。 77歳だった。JR青梅駅周辺の商店街に飾る映画看板を描き続け、レトロの街づくりに貢献してきた。 板観さんは東京都青梅市出身。中学時代から映画ポスターを模写し、中学卒業後は看板会社を経て、16歳で市内の映画館で働き始めた。看板絵師として活躍したが、市内から映画館が消えた1973年以降は、商店の看板を請け負った。 再び映画看板を手がけるようになったのは94年。青梅駅周辺の商店街が「昭和レトロ」をテーマに活性化に取り組むことになり、映画看板を飾ることにしたためだ。かつて花形映画看板師だった板観さんが作品を一手に引き受け、年に30枚を描くこともあった。 街全体で昭和の雰囲気作りにこだわった結果、「昭和」は青梅駅周辺の代名詞に。懐かしむ中高年や、昭和に新鮮さを感じる若

    「昭和レトロ」最後の映画看板師、板観さん死去 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 「テレビ映らない」CATVが突然放送停止 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    長野県佐久穂町のケーブルテレビ会社「佐久高原ケーブルビジョン」が放送を停止したことが16日、わかった。 NHKや民放が見られない状態となっており、同町や総務省が放送を再開するよう要請している。 町によると、15日午後4時前頃から「テレビが映らない」などの問い合わせが相次ぎ、放送停止が判明した。同社は、約3年前から事業を停止する意向を町関係者に伝えていた。昨年10月には、デジタル対応に経費がかさむなどとして「12月で放送を停止する」としていたが、町が事業継続を要請していたという。 登記簿によると、同社は1988年設立。合併前の旧佐久町エリアで事業を展開していた。数年前までは自主制作の番組も放送していたが、現在は既存の放送局の番組放送が主たる業務だった。町によると、3年前の契約世帯は約1000世帯あったが、現在は不明という。 放送停止について、視聴者への周知はしていなかったとみられ、総務省地域

    「テレビ映らない」CATVが突然放送停止 : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 大瀧詠一さん活動の軌跡 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    瑞穂町に住んでいたシンガー・ソングライターの大瀧詠一さん(1948~2013年)の活動を振り返る企画展が、同町郷土資料館「けやき館」で開かれている。 会場には、大瀧さんが手がけた何十枚ものレコード盤とジャケットをはじめ、収録に使っていた録音機器、音楽仲間らと組んでいた野球チーム「福生エキサイターズ」のユニホームなど約300点が並ぶ。大瀧さんのスタジオの床に押されていた手形の複製もあり、来館者が触ることもできる。 また、「大瀧さんのトークを聞きながら展示を楽しんでほしい」(同館)と、1977年収録のラジオ番組が会場に流されている。 会場に置かれたメッセージノートには、来館者が「手形に触らせてもらい感激」「コレクションの豊富さに圧倒された」といった感想を残している。ノートはそのまま大瀧さんの家族に渡される予定。 大瀧さんは、バンド「はっぴいえんど」を結成して1970年にデビュー。「ナイアガラ・

    大瀧詠一さん活動の軌跡 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 「最古級」文字刻んだ土器、「一支国」遺跡破片に「周」…弥生後期 : 最新ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    長崎県壱岐市教委は9日、中国歴史書「魏志倭人伝」が記す「一支(いき)国」にあった同市のカラカミ遺跡で、「周」という漢字の左半分が刻まれた土器片(弥生時代後期、2世紀頃)が出土したと発表した。日における文字文化の受け入れの起源を探るうえで重要な資料となりそうだ。 漢字が記された資料は福岡市・志賀島で見つかった「漢委奴国王」の刻印を持つ金印(57年)や銘文のある鏡などがいち早く国内に入っているが、土器としては国内最古級。 土器片は縦7・5センチ、横8・8センチ。土器が大量に投棄された場所から出土した。鉢(口径23センチ、高さ7・7センチ)の一部で、文字は焼成後に刻まれていた。土器は中国・遼東郡周辺で作られたとみられ、交易を通じて一支国に入ってきた可能性が高いという。

    「最古級」文字刻んだ土器、「一支国」遺跡破片に「周」…弥生後期 : 最新ニュース : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 「八王子隕石」決め手得られず…国立極地研 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    今から200年前の1817年(文化14年)12月29日、八王子に多数降り注いだ「八王子隕石(いんせき)」とされる小石について、国立極地研究所(東京都立川市)などは28日、分析の結果、物だとの決め手は得られなかったと発表した。 今後、隕石に関する情報提供を八王子の旧家などに呼びかけ、現物の発見を目指すという。 八王子隕石は当時、町の中心部に長さ約1メートルのものを含め、多くの破片が落ちたと記録されている。一部は江戸幕府の天文方が調べたが、散逸したという。 ところが、1950年代、京都の土御門(つちみかど)家で約0・1グラムの小石が見つかった。「隕石之事」と書かれた紙包みの中に、八王子隕石について記載した紙に挟まれていたため、現物とみられた。ただ、1866年(慶応2年)、京都に落ちた曽根隕石(約17キロ・グラム)のことを書いた紙も一緒に入っていたため、違う可能性もあった。 今回、極地研の山口

    「八王子隕石」決め手得られず…国立極地研 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • あさっての次は「ささって」…三重弁の笑える話 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    テレビ局アナウンサーで皇学館大学(三重県伊勢市)の非常勤講師を務めた神田卓朗(たくお)さん(75)が三重弁を紹介した「三重弁やん」(風媒社刊)を執筆し、今月中旬に発売した。 三重の言葉は関西弁に近いが、三重でしか使われていない言葉も多い。神田さんは「方言は地域の宝で文化の代表。昔から話されてきた三重の方言をぜひ知ってほしい」と話している。 神田さんは、元岐阜放送のアナウンサーで、31年間テレビ局に勤めた後、2002年から11年、皇学館大で社会人に向けて話す力を養成する授業を担当。授業で学生の話す言葉に「とごる(沈殿する)」「あばばい(まぶしい)」など、初めて耳にする言葉が多いことに気付いたのが、三重弁に関心を持ったきっかけだ。「面白い」と思ったと同時に「学生に地元の言葉にもっと関心をもってほしい」と考え、授業で三重弁を取り上げた。 授業では、学生が三重弁と思う言葉についてアンケートを実施

    あさっての次は「ささって」…三重弁の笑える話 : カルチャー : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 「縄文人」は独自進化したアジアの特異集団だった!

    【読売新聞】 日人のルーツの一つ「縄文人」は、きわめて古い時代に他のアジア人集団から分かれ、独自に進化した特異な集団だったことが、国立遺伝学研究所(静岡県三島市)の斎藤 成也 ( なるや ) 教授らのグループによる縄文人の核DNA

    「縄文人」は独自進化したアジアの特異集団だった!
  • 飛行中のボイジャー、エンジンが37年ぶり復活 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    【ワシントン=三井誠】米航空宇宙局(NASA)は1日、太陽の影響下にある「太陽圏」を離れて飛行中の無人探査機ボイジャー1号に搭載され、1980年以来使っていなかったエンジンを37年ぶりに噴射させることに成功したと発表した。 探査機の寿命を2~3年延ばすことが可能になるという。 2014年から姿勢制御に使うエンジンが劣化し始めたため、先月28日、休眠状態にあった軌道制御用の4基のエンジンを試し、使えることを確認した。1977年に打ち上げられたボイジャー1号は、2012年、人工物として初めて「太陽圏」を離れ、「星間空間」に入った。現在は地球から約200億キロ離れた宇宙で観測を続けている。 NASAの担当者は「長く休んでいたエンジンが役目を引き継ぐことができ、うれしく信じられない気持ちだ」とコメントしている。

    飛行中のボイジャー、エンジンが37年ぶり復活 : 科学・IT : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 西村天囚 史料2000点 明治~大正期 論客の漢学者 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    ◇阪大の源流 懐徳堂の復興解明カギ 明治から大正期の大阪で論客として活動した、漢学者で、ジャーナリストの西村天囚(てんしゅう)(1865~1924年)が残した大量の史料が、天囚の故郷である鹿児島県・種子島の子孫宅に保管されていることがわかった。天囚は、大阪大の源流の一つとされる学問所「懐徳堂」の復興を主唱したことで知られ、阪大の研究グループが調査に乗り出した。(鈴木隆弘) 天囚から3代目にあたる西村貞則さん(70)方に書簡や印章、草稿など2000点に上るとみられる史料が眠っていることがわかったのは、今夏のことだ。西村さんから遺品の扱いについて相談を受けた、懐徳堂について研究する阪大文学部の湯浅邦弘教授が8月に現地に足を運び、天囚の残したものと確認した。 史料は、約1000通の書簡のほか、蔵書印などの印章63点、アルバム10冊、講義録、草稿などで、東洋学者の内藤湖南や武内義雄、懐徳堂記念会の

    西村天囚 史料2000点 明治~大正期 論客の漢学者 : 地域 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 8年で15倍に…房総半島のキョン、根絶目指す : 環境 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    房総半島南部で急増している特定外来生物「キョン」の根絶に向け、千葉県は12月から、キョンに全地球測位システム(GPS)を取り付け、生態調査に乗り出す。 2015年度の生息数は推定4万9500匹で、07年度(3400匹)から約15倍に激増しており、効果的な捕獲方法を検討する。捕獲したキョンから皮革製品を作る取り組みも始まっている。 キョンはシカの仲間で、中国南東部や台湾に生息する。県自然保護課によると、県内では勝浦市の動植物園で飼育されたキョンが脱走し、野生化したとみられ、1980年代頃から目撃されるようになった。国内で定着が確認されているのは房総半島南部と伊豆大島(東京都大島町)だけで、住宅地に現れて花壇の花をべるなどの害も出ている。 千葉県や地元自治体がワナなどで捕獲を進め、16年度は2400匹を捕獲したが、繁殖力が強く対応が追いつかない状態だ。キョンの生態が判然としておらず、県は今

    8年で15倍に…房総半島のキョン、根絶目指す : 環境 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
  • 先生はJAXAで活躍した宇宙科学者…淑徳 : KODOMO : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    淑徳中学・高等学校(東京都板橋区)で高校理科を担当する飯島雅英教諭は、東北大学大学院理学研究科の准教授から現職に転じた風変わりな経歴の持ち主だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))のプロジェクトにも関わった生粋の宇宙科学者だが、子供たちの可能性を愛し、ときには教科書の枠をはみ出して授業する情熱の人でもある。飯島教諭の教育に懸ける思いと、教え子たちの声を紹介する。 生徒自ら教科書を超えていく 飯島雅英教諭はこれまで、主に宇宙空間プラズマ物理学(理論)や電波天文学などの研究に携わってきたという。JAXAのプロジェクトにも参加し、ハレー彗星(すいせい)探査機「さきがけ」のデータ解析や、オーロラ観測衛星「あけぼの」の装置ソフトウェア開発なども行っている。 そんな生粋の宇宙科学者が、一高校教師として淑徳に赴任してきたのは2008年のことだ。中学、高校の教員を志望していたこともあり、大学院で教

    先生はJAXAで活躍した宇宙科学者…淑徳 : KODOMO : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)