地球温暖化対策と経済対策は、しばしば対立するものとして考えられます。「地球温暖化を防ぐには、エネルギーを使わなければよいのだから、なにも買わず、どこへも出かけないのがよい。でも、そうするとだれももうからなくなるから、景気は悪くなってしまう」というのが単純化した理論です。 温暖化対策が完全に経済対策と対立しているわけではありません。低公害車がよく売れた例などを見ると、考え方によっては商機になりそうです。とはいえ、「環境と経済」をいかに両立させるかが議論になっているということは、やはりこの二つはだいたいの場合において対立しているのでしょう。