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ブックマーク / www.jagat.or.jp (385)

  • JAGAT:書体デザインの新潮流

    国内のDTP環境が普及して10年を越え、利用できるデジタルフォントの種類もかつての写植時代を凌駕して大幅に増えた。誰でも簡単に多様なフォントを利用できる時代となったとも言えるだろう。 かつてデジタルフォントと言えば、小サイズのビットマップを除くと印刷物を想定することがほとんどであった。 しかし現在、デジタルフォントは印刷だけでなく、パソコン用OS向け、モバイル機器などの小サイズディスプレイ、デジタルTV、家電製品や日用品向けのユニバーサルデザインなど、新たな分野の用途も増えている。 そのため、書体のデザインや考え方も用途に応じて多様化しつつある。 セミナーでは、これまでの書体デザインの変遷と現在の方向性、現代における印刷物向けの書体デザイン、およびデジタルフォントのさまざまな利用法、今後の展開について取り上げる。

  • 日本文化の豊かさを、再確認しつつ紹介する

    『型染版画 伊藤紘』 叢文社刊 A4判 160ページ 日・英併記 5250円(税込み) TEL 03-3815-4001 / FAX 03-3815-4002 最近の日は、あらゆる面で何かが軋(きし)み始めていると感じている人は少なくないだろう。そしてその傾向への速度が、ますます早まってきているように思える。 いつの時代も過去に学び、あるいはその歴史や体験を踏まえつつ、築き上げてきたものが蓄積され、栄養となって今日がある。同時にまた技術革新の名の下に、多くの「旧」が押しやられ、廃されてきた。それらは合理化効率化という、いわば経済性優先の結果でもある。 時代に合わないというのは、要するにこれらを言い換えた言葉でもあると言ってもいいだろう。 近年もコンピュータの出現が、大きく人間の生き方に影響を及ぼし始め、それは今までになかった急激さと質的に違う根源的な問題を多く含んでいるようだ。 いわば緩

  • 変わるコンテンツの活用法

    PAGE2008基調講演B1「Webマーケティング2008――コンテンツ活用の現在~未来」では、クロスメディア時代ということを念頭に置きつつメディアの動向をみていった。具体的にはたとえばテキスト系のWikipediaや動画系のYouTube、ニコニコ動画、またCGM(Consumer Generated Media:消費者生成メディア)などが出てくる環境で、一層プロとアマチュアの情報の生成と配信方法、また受信のしくみに差がなくなってきた。またインターネットによる情報検索や情報収集は生活にもビジネスにも必要不可欠なものになってきている。Web2.0以降のコンテンツの活用・動向についてみていった。 モデレータにはインターネット上の視聴動向調査・マーケティング情報を提供しているネットレイティングス代表取締役社長・萩原雅之氏を、そしてスピーカーとしてメディアを創造する側、メディアをウォッチする側と

  • 電塾初級デジタルフォト教室報告

  • 各地の声 印刷会社経営者の見た2007年と2008年

  • JAGAT:組版・レタッチを超えて、プロダクティビティへ

    DTPは新時代を迎えた。RIPのPDF化やPDFの自由編集ツール、TrueTypeフォントの利用などを見ると、DTPは時代に逆行していると感じるかもしれないが、逆にDTPが独自の世界にこもるのではなく、DTPできる環境が広がって、他のシステムとの連携によって、顧客のITと連動した新たな利用分野を作り出していることの現われでもある。 DTP新時代をいいかえれば、個人の技芸を発揮するツールとしての役割を超えて、プロジェクトの生産性を高めるツールとしての役割がいっそう明確になったことである。近年はワークフローとか自動化とかJDFがPAGEのテーマの中心になってきたが、今年の特徴はさらにコンテンツマネジメントやDAMが再び出てくるとか、そこからクロスメディア的な利用が増えるとか、XMLベースのひとかわ向けた自動組版が出るなど、以前からいわれていたことが当の生産性ツールになったことだ。 DTPのプ

  • 法が先か、技術が先か?

  • Printers Circle

    気ままな印刷人日記 ■坂恵一の気ままな印刷人日記 気ままな印刷人日記は,印刷業界の大ベテランで,現役で活躍する坂恵一氏が現場に則した話題,提案,感想を最新のトピックスと温故知新を織り交ぜておくる,印刷人のためのエッセイです。 危機管理(日常の中の危機) ■■これまでの印刷人日記 高品質画像再現へ〜画質の向上への挑戦 2004年新入社員に贈る言葉 職場の活性化 合言葉は元気!! ミスのDNA ミスの壁 デジタルカメラ入稿の現状(その2) デジタルカメラ入稿の現状(その1) IGAS2003で思う,展示会を見る工夫 想い深ければ通ず つまらん お前の話はつまらん!――会議の活性化 マイスター制度の崩壊 光と影 デジタルアナログ感性画像修正テクニック 失敗学 判断ミス? カラーマネジメントのウイークポイント ミス誘発型手抜き禁止条例 求む即戦力オペレータ デジタ

  • JDFで定義されているプロセス(工程)リスト

  • 100年後にどんな情報が残される?

    1月6日からNHKのBS放送で<奇跡の映像 よみがえる 100年前の世界>がはじまる。銀行家で大富豪だったアルベール・カーンが100年前の20世紀初頭に、当時開発されたばかりのカラー写真や映像の技術を使って、世界各地にカメラマンを派遣して集めた映像がパリに残されている。投機で莫大な財産を築いて銀行を設立し、日の発展を信じてヨーロッパ市場向けの日国債の発行に着手するなど日とは縁の深い人で2度ほど来日しているし、パリ郊外のアルベール・カーン美術館は日庭園も有名であり、日に造詣が深い。 番組そのものは Wonderful World of Albert Kahn:Vision of the World という題でイギリスBBCが2007年12月から放映しているものである。今となっては消え去った100年前の各地の人々の暮らしや風習が残されている。BBCの放送は、使い方はよくわからないがイ

  • 紙はしだいになくなるのか?

    何年か前にJAGATで「2050年に紙はどうなる?」というシンポジウムを開催していて、そこでは紙はなくならないという話であったが、近年は少し風向きが変わってきたような気がする。そこのところをはっきりさせたいなと考えていたところ、具体的な問題解決ではないが、初夢で希望が与えられた。今まで考えもしない方法で紙が生き延びられる夢を紹介したい。 どうも最近は読書を長くしていると頭痛がしてくるのは眼鏡が合わないかららしい。夢の中で検診を受けに行った私は、視力の検査装置のようなところに座らされ、「何が見えますか?」とたずねられた。普通ならCとかEのような図形があるのだが、そのようなものはない。どうもこれはTVのようなものらしい。ぼんやりと映像が映っている。2020年代だろうか? 「私の部屋のようです」と答えた。やけにきれいさっぱりかたずいている。私はもうこの世にいないのか? いや居た。天井裏に隠れてい

  • 2007年の印刷業界を振り返る

    印刷産業出荷額は2006年まで9年連続縮小 印刷産業出荷額の約40%を占める上場印刷会社28社の2007年上半期売上高前年比は+3.4%、営業利益前年比は△31.6%であった。売上高は近年に類を見ない高い伸びになった反面、営業利益は近年に類を見ない大幅減益になっている。 大手2社の営業利益は前年比△44.0%の大幅減益だ。営業損失の印刷会社が28社中の7社にものぼっており、印刷セクターとしては一種の危機的状況とも受け取れる。28社中の16社が売上高増の営業利益減という増収減益状態に陥った。 中小印刷業の売上前年比はおおむねプラスマイナスゼロ近辺で推移したと見られる。執筆現段階では2007年の利益面に関する調査結果はないが、中小中堅印刷会社の声や上場印刷会社の2007年上半期業績から類推すると、近年になく厳しい業績であることが予想される。 用紙価格の値上げは2006年春から断続的に続いてきた

  • BeatlesのないiTuneなんて?

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2007/12/27
    「新しい世代が新しいルールを作るのだということだ」
  • 過去のpage|JAGAT

    【page2014】始動!コミュニケーションファクトリー 基調講演 【基1】印刷通販最前線~印刷通販に学ぶ。印刷通販を活用する。~ 【基2】地域メディアとオープンデータの未来~印刷会社の関わり方のヒント~ 【基3】出版の近未来~小ロット化が進む出版の世界~ グラフィックカテゴリ 【G1】小ロットビジネスを支えるWeb to print 【G2】印刷会社におけるEPUB制作と課題 【G3】3D技術、パノラマ合成画像と新ビジネス 【G4】オンデマンドプロモーション最前線~PPO推進協議会1年後の現状報告 【G5】デジタルファースト時代のコンテンツ管理 【G6】ブックオンデマンドの動向と今後の展開 クロスメディアカテゴリ 【CM1】動画×印刷でクロスメディア展開~紙から動画、動画からWebへ 【CM2】スマートフォン時代のビジネス戦略 【CM3】新ビジネス創出の仕掛けづくり~ノハナ、giftee

  • DTPにおける自動組版と分析・設計のポイント

    商品カタログや情報誌などさまざまな分野で、データベースパブリッシングや自動組版がおこなわれている。しかし、個別対応のカスタマイズをおこなうため、コストや機能面での完成度には幅があるのが実情である。 テキスト&グラフィックス研究会では、自動組版の分析・設計ポイントについて、キヤノンシステムソリューションズの高橋徹也氏に話を伺った。 ■自動組版の分析・設計のポイント まず過去の紙面を可能な限り用意する。以前から自動処理をしていたのであれば、そのルールについて文書化された情報があるだろう。人手に頼った編集をおこなっていた場合は、過去の紙面を用意して分析を行う。 (1)基パターンの分類・選択 ブロック型(コマ割り)の求人情報誌やホテルガイドなどの場合、幾つかの基パターン(ブロック)からページが構成される。データベースのレコードをどのブロックに割り付けるか、という条件が重要となる。 一般に、これ

  • 20世紀の印刷文化を振り返る

    活字メディアを作り出した活版印刷 印刷の歴史は,1枚の板に文字や絵を彫った版で印刷する木版印刷(整版印刷)から,1字ずつ彫った文字が独立している活字を版に組んで印刷する活版印刷へと進化した。日には,活版印刷の技術が16世紀にヨーロッパと朝鮮から入ってきた。しかし,徳川家康による出版活動や「キリシタン版」の刊行で用いられただけで,それ以後はあまり用いられることなく,明治時代になるまで,木版印刷が主流となった。 これは,江戸時代に出版の大衆化が進み,絵入が多くなったため,文字と絵を1枚の板に彫る木版印刷のほうが,活版印刷よりも手間を要しなかったからである。さらに日では,平仮名の文字は草書で書かれることが多く,続き文字で表記されるため,活字のように,1字1字を独立させることが困難であった。このことも,木版印刷重視の要因となった。 こうした事情のために,日の印刷史では,活版から木版へ逆行す

  • JAGAT:DTPをオブジェクト指向という点で見直す

    DTPがそれ以前の写植のデジタル化と異なるのは、オブジェクト指向の落とし子である点だ。1970年代以降の写植のコーディングというのがプログラムとはいってもエンティティと制御命令を延々と連ねるような手続き型であったので、改善は手続きの簡素化しかなく、ソフトウェア工学的な意味での発展は止まってしまっていた。 1980年代に始まったDTPは、その実行環境であったMacの起源が、Xeroxパロアルト研究所のオブジェクト指向の技術に依拠していたために、見た目やユーザインタフェースのところのWYSIWYGというオブジェクト指向だけではなく、開発言語やPDL(PostScript)なども含めてオブジェクト指向という点や、オブジェクト指向からくるデータの持ち方の構造化という考えが、アプリケーションや周辺機器の世界でも一致するものであったので、オープンシステムの台頭にもつながった。 オブジェクト指向はDTP

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2007/12/10
    「一時は日本語TeX、その後XMLの時代になったがXSL-FOでは日本語組版機能が足りず、DTPソフトのXTentionやPlugInでも開発コストはかかるなどどちらつかずである」
  • デジタル印刷ビジネスを成功させたのは何か

    『プリンターズサークル』では2001年8月号の特集「オンデマンド印刷市場を開拓するカギ」で、有限会社オンデマンド印刷を取り上げた。それから6年、オンデマンド印刷専業の印刷会社として実績を積み重ねている同社を再び訪ねた。デジタル印刷ビジネスを成功させるポイントはどこにあるのだろうか?、オンデマンド印刷グループの生島裕久氏にお話をうかがった。 進むカラー化 現在、同社の手掛ける印刷物は、モノクロが主体のマニュアル類やチラシ、カタログなどである。創業当初から見ると、製作物にもいろいろと変化があって、この数年はカラー化が進んでいる。これまで、デジタル印刷機では考えなかったようなものがカラーの印刷物になってきている。例えば、カタログ、取扱説明書、チラシなどである。その理由としては、顧客側がコストとオンデマンド対応というデジタル印刷のアドバンテージを評価してくれて、だんだんとそのような商品が増えてきた

  • CTPとプルーフ・検版

  • レイアウトの考え方と,写真・画像の扱い方

    論理的なデザイン,合理的な印刷物設計に必要な態度として,基的にさまざまなデザイン要素を「良く考えて」使用することを重視したい。漫然と配置したり,機能や心理的な効果を無視した使い方を避け,吟味して使用しようという意味である。今回は,写真について考えてみよう。 取り扱い方による効果 前回,最もシンプルなデザイン要素である罫線について考えてみたが,これには意味がある。「垂直の罫線は緊張感につながり,水平の罫線は安心感につながる」と説明したが,このことは罫線のみならず,面にも当てはまり,写真のトリミングなどにも同様のことがいえる。縦長に写真をトリミングすると,緊張感のある写真となる。逆に,横長ではゆったりした安心感のある写真となる。写真に写った内容や表現意図に合わせて,トリミングすることが効果的である。 例えば,心理劇やサスペンスなど,緊張感を前面に出すものでは,人の顔などを思い切って縦型にトリ