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ブックマーク / www.chuko.co.jp (135)

  • 無想庵物語 -山本夏彦 著|文庫|中央公論新社

    夏彦 著 忘れられた作家・武林無想庵の生涯を、若き日にパリで生活を共にした著者が哀惜深く描きだす傑作評伝。第四十一回読売文学賞受賞。〈解説〉finalvent 書誌データ 初版刊行日2022/9/21 判型文庫判 ページ数432ページ 定価1320円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-207265-7 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    無想庵物語 -山本夏彦 著|文庫|中央公論新社
  • 「美味しい」とは何か -源河亨 著|新書|中央公論新社

    からひもとく美学入門 源河亨 著 あるものを「美しい」「醜い」など評価するとき、私たちは何を考えているのか。評価を下す基準となる「センス」とは。こうしたことを考える学問が美学だ。書は絵画や音楽ではなく、身近な事からその扉を開く。「美味しい」「まずい」という評価は人それぞれ? レビューサイトの情報があると、純粋に事を楽しめない?美の感動は言葉にすべきじゃない? インスタントラーメンは芸術か? やさしくも奥深い美学入門。 書誌データ 初版刊行日2022/8/22 判型新書判 ページ数232ページ 定価902円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102713-9 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    「美味しい」とは何か -源河亨 著|新書|中央公論新社
  • 帝国日本のプロパガンダ -貴志俊彦 著|新書|中央公論新社

    戦争熱」を煽った宣伝と報道 貴志俊彦 著 日清戦争に始まり、アジア太平洋戦争の敗北で終わった帝国日。日中開戦以降、戦いは泥沼化し、国力を総動員するため、政府・軍部・報道界は帝国の全面勝利をうたい、プロパガンダ(政治宣伝)を繰り広げた。宣伝戦はどのように先鋭化したか。なぜ国民は報道に熱狂し、戦争を支持し続けたのか。錦絵、風刺画、絵葉書、戦況写真、軍事映画など、戦争熱を喚起したビジュアル・メディアから、帝国日のプロパガンダ史を描きだす。 書誌データ 初版刊行日2022/6/21 判型新書判 ページ数232ページ 定価924円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102703-0 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA 書評掲載案内 ・朝日新聞(朝刊)2023年8月4日/著者インタビュー ・週刊読書2022

    帝国日本のプロパガンダ -貴志俊彦 著|新書|中央公論新社
  • 日本も中国も古代が熱い!(後編)/【鼎談】会田大輔・柿沼陽平・河上麻由子

    古代中国を扱った中公新書が好評を博しています。それぞれ2021年10月、11月に刊行された会田大輔『南北朝時代―五胡十六国から隋の統一まで』、柿沼陽平『古代中国の24時間 秦漢時代の衣住から性愛まで』は発売前から話題になり、刊行後すぐに増刷がかかりました。また、2019年3月に刊行した河上麻由子『古代日中関係史 倭の五王から遣唐使以降まで』は複数の賞を受賞し版を重ねています。今回、同世代で普段から仲がよい三人による鼎談が実現しました。 【内容紹介】始皇帝、項羽と劉邦、曹操ら英雄が活躍した古代の中国。二千年前の人々はどんな日常生活を送っていたのか。気鋭の中国史家が文献史料と出土資料をフル活用し、服装・卓・住居から宴会・性愛・育児まで、古代中国の一日24時間を再現する。口臭にうるさく、女性たちはイケメンに熱狂、酒に溺れ、貪欲に性を愉しみ......。驚きに満ちながら、現代の我々ともどこか通

    日本も中国も古代が熱い!(後編)/【鼎談】会田大輔・柿沼陽平・河上麻由子
  • 日本も中国も古代が熱い!(前編)/【鼎談】会田大輔・柿沼陽平・河上麻由子

    鼎談が行われたのは、コロナ第六波到来前の某日某所(都内)。写真左から柿沼さん、会田さん、河上さん。関西からzoomで参加した河上さん「私もそこに行きたかった!」 会田:出身大学は違いますが、2人とは同世代の友達で、ジャンルを超えて普段からやりとりをしています。 柿沼くんとは大学院生の頃からの付き合いです。研究分野を越えて同世代の若手研究者で手を結ぼうという企画を立てたりしてね(主に80年代生まれが集まった若手アジア史論壇:2012年~2016年)。 柿沼:そのあと、その主要メンバーとは毎年合宿をするようにもなったんだよね。 河上:私は日史出身ですが、柿沼くんとは2010年9月に襄樊市(現、襄陽市。中国湖北省)で開かれた中国三国歴史文化国際学術検討会で知り合ったんだよね。渡辺信一郎先生(元京都府立大学学長)が繋いでくださったんだっけ。 柿沼:渡邉先生、白いスーツでかっこよかったなあ。それか

    日本も中国も古代が熱い!(前編)/【鼎談】会田大輔・柿沼陽平・河上麻由子
  • 韓国愛憎 -木村幹 著|新書|中央公論新社

    激変する隣国と私の30年 木村幹 著 ここ30年間で韓国は大きく変わった。独裁から民主国家へ、発展途上国から先進国へと。20世紀に日が「弟」と蔑んだ韓国は過去のものだ。他方、元慰安婦を始め歴史認識問題が顕在化、日韓の対立は熾烈さを増す。21世紀に入り、政治、経済から韓流、嫌韓まで常に意識する存在だ。書は、1980年代末、途上国だった隣国に関心を抱き、韓国研究の第一人者となった著者が自らの体験から描く、日韓関係の変貌と軋轢の30年史である。 書誌データ 初版刊行日2022/1/19 判型新書判 ページ数272ページ 定価946円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102682-8 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    韓国愛憎 -木村幹 著|新書|中央公論新社
  • 荘園 -伊藤俊一 著|新書|中央公論新社

    墾田永年私財法から応仁の乱まで 伊藤俊一 著 荘園は日の原風景である。公家や寺社、武家など支配層の私有農園をいい、奈良時代に始まる。平安後期から増大し、院政を行う上皇の権力の源となった。鎌倉時代以降、武士勢力に侵されながらも存続し、応仁の乱後に終焉を迎えた。私利私欲で土地を囲い込み、国の秩序を乱したと見られがちな荘園だが、農業生産力向上や貨幣流通の進展に寄与した面は見逃せない。新知見もふまえ、中世社会の根幹だった荘園制の実像に迫る。 書誌データ 初版刊行日2021/9/21 判型新書判 ページ数304ページ 定価990円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102662-0 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA 書評掲載案内 ・山川歴史PRESS13号(2023年4月10日発行)/高橋典幸(東京大学大学院

    荘園 -伊藤俊一 著|新書|中央公論新社
  • 『高地文明―「もう一つの四大文明」の発見』/山本紀夫インタビュー

    「エジプトはナイルの賜物」というように、人類文明は4つの大河流域で誕生したといわれてきました。それに対して、新たな文明の発祥地として「高地文明」を提唱したのが、『高地文明―「もう一つの四大文明」の発見』です。書を刊行した山紀夫先生にお話を伺いました。 ――「高地文明」とは、どういうところにある、どんな文明でしょうか。 山:まず申し上げておきますが、「高地文明」ということばは山の造語で、まだ一般社会でも研究の世界でも知られておりません。一部の雑誌や専門書では書きましたが、広く一般にむけて発信するのは、今回の中公新書が初めてです。 私の考えでは、高地文明は地球上の熱帯圏のなかで、熱帯高地と呼ばれる地域に誕生し、発展した文明のことです。 すなわち、熱帯のなかで標高2000m以上から5000mくらいまでの高地(熱帯高地)で栄えたアステカやテオティワカン(以上メキシコ)、アンデスのティワナク

    『高地文明―「もう一つの四大文明」の発見』/山本紀夫インタビュー
  • チャイニーズ・タイプライター -トーマス・S・マラニー 著/比護遥 訳|単行本|中央公論新社

    漢字と技術の近代史 トーマス・S・マラニー 著/比護遥 訳 中国語タイプライターを作ろうとした人びとの知的・技術的葛藤と格闘を、西洋、中国、日を舞台にダイナミックに辿る圧巻の文化史。製品開発やその宣伝を跡づける興味深い図版多数収載。 書誌データ 初版刊行日2021/5/20 判型A5判 ページ数392ページ 定価4950円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-005437-2 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    チャイニーズ・タイプライター -トーマス・S・マラニー 著/比護遥 訳|単行本|中央公論新社
  • 『古代日本の官僚』/虎尾達哉インタビュー

    先進文明国の中国(唐)から律令を導入し、天皇を頂点とする中央集権国家をめざした古代日。だが、支配層が望んだ理想に反し、官僚たち(とりわけ下級官僚)の意識は低かったという。遅刻・欠席は当たり前、職務放棄もしばしばで、果ては罰金の滞納まで……。そうした意外すぎる実態について、『古代日の官僚 天皇に仕えた怠惰な面々』を著した虎尾達哉さんに話を聞いた。 ――先生のご専門は。 虎尾:主に日古代の政治と官僚制の実態を研究しています。父(虎尾俊哉)も日古代史の研究者でしたが、私は京大の東洋学に憧れて、京都に行きました。しかし、学部進学前にあえなく挫折。教養部2年の夏休みに水野祐氏の『日古代の国家形成』『日国家の成立』(講談社現代新書)を読んで、その壮大な「三王朝交替説」に魅了され、結局父と同じ日古代史を専攻することになりました。 ――官僚制のなかでも、今回は下級官僚の実態にクローズアップさ

    『古代日本の官僚』/虎尾達哉インタビュー
  • 『英文法再入門』/澤井康佑インタビュー

    左『英文解釈法』(南日恒太郎、有朋堂書店、1905年〔明治38年〕) 右『英文解釈教室』(伊藤和夫、研究社、1977年〔昭和52年〕)。 この2冊の書籍の発行年には約70年の隔たりがある。この期間はまた、日における「5文型理論確立に至る時期」でもある。 英語はむずかしい、英語がわからない、英語は苦手だ、もうダメだ、と思ったまま卒業してしまった人たちに、再入門の第一歩として読んでほしいのが『英文法再入門』です。書の著者で、予備校、中学校、高校で長年英語を教え、苦手意識から救ってきた澤井康佑さんにお話を伺いました。 ――書の執筆経緯はどのようなものだったのでしょうか? 澤井:新書というコンパクトな体裁のでありながら、英文法ひいては英語学習の、真の入門書になるような作品を作りたいと考えました。 ――これまでの新書には、英文法の入門書として理想的なものがなかったということでしょうか? 澤井

    『英文法再入門』/澤井康佑インタビュー
  • 「敦煌」と日本人 -榎本泰子 著|全集・その他|中央公論新社

    シルクロードにたどる戦後の日中関係 榎泰子 著 「敦煌」は戦前・戦後を通じて、日人の「中国への憧れ」を象徴する言葉であった。その最後の輝きとも言える1980年代、井上靖の小説『敦煌』『楼蘭』がロングセラーになり、「敦煌」は世紀の大作として映画化。NHK特集「シルクロード」が高視聴率を記録し、喜多郎のテーマ音楽がヒットチャートを駆けあがった。平山郁夫の描く西域の風景画はカレンダー等の定番でもあった。中国の改革開放政策の進展にともなって巻き起こったあのブームは、いつ、なぜ、どのように消えたのだろうか。 今や「シルクロード」という言葉は中国の経済圏構想「一帯一路」に付随するものになってしまった。中国が世界の脅威と見なされる現状で、日が隣国とどのような関係を構築すべきかを考える必要に迫られている。20世紀の日人が何を背景に、どのような中国イメージを形成してきたのかを知ることは、その大きな手

    「敦煌」と日本人 -榎本泰子 著|全集・その他|中央公論新社
  • 大航海時代の日本人奴隷 -ルシオ・デ・ソウザ/岡美穂子 著|全集・その他|中央公論新社

    アジア・新大陸・ヨーロッパ  増補新版 ルシオ・デ・ソウザ/岡美穂子 著 異端審問記録に残された奴隷人の証言。歴史のダークサイドとして省みられることのなかった日人奴隷の実相を広い視野から紹介し、アジアにおける人身売買を新たな視角で検討する。増補新版。 書誌データ 初版刊行日2021/1/8 判型四六判 ページ数256ページ 定価1650円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110116-7 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    大航海時代の日本人奴隷 -ルシオ・デ・ソウザ/岡美穂子 著|全集・その他|中央公論新社
  • 物語 アラビアの歴史 -蔀勇造 著|新書|中央公論新社

    知られざる3000年の興亡 蔀勇造 著 アラブについて記された最初の石碑は紀元前九世紀に遡る。メソポタミア・エジプト両文明の影響を受けた地に誕生した諸国家は交易と遊牧と農業で栄え、互いにしのぎを削り、エチオピアやインドとも交渉を持った。西暦七世紀にはこの地にイスラームが誕生し、世界史に大きな影響を与える。二十世紀以降は石油資源をもとに近代化を進めるが、政治的安定からはほど遠い。古代文明から現代まで、中東の核心地帯の三千年を追う。 書誌データ 初版刊行日2018/7/19 判型新書判 ページ数400ページ 定価1210円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-102496-1 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    物語 アラビアの歴史 -蔀勇造 著|新書|中央公論新社
  • 中公文庫『盤上の向日葵』下巻に関するお詫びと訂正 - 中央公論新社

    中公文庫『盤上の向日葵』下巻(2020年9月25日発行)の初版に、編集部のミスによる誤りがありました。 読者の皆様、著者の柚月裕子様、監修をしていただいた日将棋連盟の飯島栄治様、解説を執筆いただいた羽生善治様に謹んでお詫び申し上げ、下記の通り訂正いたします。 訂正表はこちら なお、交換をご希望の方は、お手数ですが、弊社 営業開発部宛に着払いでお送りください。送料弊社負担にてお取り替えいたします。 〈送り先〉 中央公論新社 営業開発部 〒100-8152 東京都千代田区大手町1-7-1 読売新聞ビル19階 電話 03-5299-1744(受付時間:平日10~17時)

  • 神道の中世 -伊藤聡 著|全集・その他|中央公論新社

    伊勢神宮・吉田神道・中世日紀 伊藤聡 著 神道という言葉が信仰・宗教を指すようになるのは中世であり、仏教の一派ではない独立した神道流派は応仁期の吉田神道に始まる。神仏習合や密教、当時渡来した禅思想を基に続々と神道書が編まれ、神と仏を巡る多様な解釈が生み出された。『古今和歌集』注釈や能などの文芸世界とも相互作用を起こし、神道は豊穣な中世文化の一翼を担っていく。成立時から融通無碍に変化し続けた神道の質とは何か。最新の研究からその姿に迫る。 書誌データ 初版刊行日2020/3/9 判型四六判 ページ数304ページ 定価1650円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110106-8 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

    神道の中世 -伊藤聡 著|全集・その他|中央公論新社
  • 『織田信忠―天下人の嫡男』/和田裕弘インタビュー

    織田信長には正統な後継者がいた。長男の信忠である。偉大な父の陰に隠れ、その活躍は見えにくいが、19歳(数え年)で織田家の家督を継承しており、織田軍の総大将としての実績も申し分ない。26歳の若さで能寺の変に散った信忠の潜在能力を高く評価し、伝記『織田信忠―天下人の嫡男』を著した和田裕弘さんに話を聞いた。 ――旧著『織田信長の家臣団―派閥と人間関係』の著者インタビューで、「取り上げてみたい武将の一人」として織田信忠を挙げておいででした。実際に評伝をお書きになっていかがでしたか。 和田:良質な史料にこだわって、それなりにまとめることができたのではないか、と多少の自負はあります。やはり信忠は優秀な二代目だったと再認識できました。ただ、「あとがき」にも書きましたが、信忠についての逸話があまりにも少ないことに改めて驚きました。また、彼の生涯がいかに短かったのかも改めて感じました。 ――信忠の生涯を描

    『織田信忠―天下人の嫡男』/和田裕弘インタビュー
  • 『数学する精神 増補版』/加藤文元インタビュー

    数学者は、どんなことを考えて数学を「する」のでしょうか。この難問に数学者自身が真っ正面から切り結び、数学という豊穣な世界に読者を誘った稀有の書である『数学する精神』の増補版がこのたび刊行されました。 ――書の前身である『数学する精神』は2007年9月に刊行されましたが、書「増補版のためのあとがき」には、そのときの読者の反応として、「少なからぬ読者の方々に気に入っていただけているようである。しかも(……)単に気に入っているだけでなく、愛してくれてもいるようだ」と記されています。どんなふうに愛されてきたのでしょうか。そして、それはなぜなのでしょうか。 加藤:『数学する精神』についての個人ブログでの書評SNSでの反応、さらには直接耳にした感想などに触れるたびに、このの評価はどれも見事に好意的であったことに驚かされました。 単に面白かったというだけでなく、パスカルの三角形からあれほど広大な

    『数学する精神 増補版』/加藤文元インタビュー
  • 漢字の構造 -落合淳思 著|全集・その他|中央公論新社

    古代中国の社会と文化 落合淳思 著 漢字の成り立ちと字形の変化の歴史には、古代中国の生活や風習、祭祀儀礼や社会制度などが反映されている。書では、複数の字形を組み合わせて動作や様子を表した会意文字を主な対象として取り上げる。これまでに蓄積された出土文字資料を整理して、相互の継承関係を跡づける字形表を作成し、漢字の構造に封じ込められた社会と文化の記憶を解き明かすとともに、先行研究の問題点を検証する。新しい方法論に基づいた字源研究の成果。 書誌データ 初版刊行日2020/7/9 判型四六判 ページ数328ページ 定価1980円(10%税込) ISBNコードISBN978-4-12-110108-2 書店の在庫を確認 ❑紀伊國屋書店 ❑丸善&ジュンク堂書店 ❑旭屋書店  ❑有隣堂  ❑TSUTAYA

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  • 学び続けるための杖/牟田都子

    瀬田貞二『幼い子の文学』 笹原宏之『謎の漢字 由来と変遷を調べてみれば』 長谷川鑛平『と校正』 目録の校正が好きだった。 出版社で校正者として働きはじめてからの数年間は、雑用のような仕事がほとんどだった。書籍を一冊任されるほどの実力もないから当然だ。その中で、年に一度改訂される新書の目録の仕事はひそかな楽しみだった。品切れになったタイトルを外し、新たに刊行されたタイトルを追加する。書名、著者名、ISBN、定価といった各項目を現物と見比べ、誤りがないか確認する。 時間のかかる地道な作業だが、目録には、幕の内弁当のように情報が詰め込まれたオンライン書店のwebページにない魅力があった。わずか数行の内容紹介が想像力をかき立てる。著者別・分野別の索引は、今後自分がいかなる学びの入り口に立とうとも、先人の遺した知の遺産を杖として歩むことができるのだという安心感を抱かせてくれる。巻末の既刊全点リスト

    学び続けるための杖/牟田都子