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  • 出版社の日常用語集 日本書籍出版協会研修事業委員会(著/文) - 日本書籍出版協会

    初版年月日 2024年4月22日 書店発売日 2024年4月22日 登録日 2024年3月14日 最終更新日 2024年3月18日 紹介 出版業界や印刷・製業界には、それぞれ独特の用語が数多くあり、日常的に用いられています。 この小冊子は、出版社の新入社員や比較的経験の浅い方々が、これら業界用語を検索する際に手軽に利用できる手引きとして作成したもので、初版は1982年4月、1988年に第二版、1999年に第三版、2008年に第四版を発行いたしました。そしてこのほど、改訂版として第5版を発行いたします。 この冊子の性格上、用語の解説はもっぱら簡潔・簡略を旨としていますので、厳密な情報を必要とする場合は、それぞれの専門文献やインターネットの情報を合わせて参照されるよう希望します。 目次 =============== 目次 はしがき 凡例 文 付録 =============== 付録の目

    出版社の日常用語集 日本書籍出版協会研修事業委員会(著/文) - 日本書籍出版協会
  • 調査されるという迷惑 増補版 宮本 常一(著/文) - みずのわ出版

    初版年月日 2024年4月8日 書店発売日 2024年4月10日 登録日 2024年3月14日 最終更新日 2024年3月25日 紹介 ハンディなフィールド・ワークの⼿引として2008 年の初版以来7刷を重ねた書は、⽂化⼈類学や⺠俗学の初学者向け副読としてだけでなく、理系のフィールド・ワーカーにも、地域づくりや援助、医療・看護・福祉のケアの現場でも広く読まれてきた。今や誰もがする運転にフィールド・ワークを例えるなら、このは免許更新時に⾒せられる交通事故のビデオだ。今回(2023年4月)の増補で、宮常⼀の初めてのアフリカでの⼼あたたまるエピソードと、1978年からコンゴ⺠主共和国に通って“⽇系アフリカ⼈”となった安渓遊地・安渓貴⼦のアフリカ経験を加え、異⽂化体験の多彩さを踏まえて、万⼀の事故にも絶対にひき逃げしない覚悟はあるかを問う。 目次 序章  宮常一先生にいただいた言葉(安渓

    調査されるという迷惑 増補版 宮本 常一(著/文) - みずのわ出版
  • 肺の音の不思議 工藤翔二(著/文) - 南江堂

    初版年月日 2024年4月 書店発売日 2024年4月15日 登録日 2024年3月13日 最終更新日 2024年3月13日 紹介 なぜ,“聴診器”は200年の時を超えて使われ続けているのか――. 呼吸器内科学と肺音聴診の大家である著者により,肺聴診について歴史と科学の両面から紐解いた一冊.聴診器の発見と聴診学の発展から,呼吸音・肺音の成り立ち,副雑音発生のメカニズム,聴診のポイントまでをわかりやすく「読み物」としてまとめた.医療者はもちろん,音響工学等に関連する非医療者の方々にも,肺聴診の面白さと奥深さを楽しく学んでいただける.

    肺の音の不思議 工藤翔二(著/文) - 南江堂
  • 言語、文化の狭間(あいだ)で 平田雅博(著/文 | 編集) - 三元社

    紹介 書は、「翻訳」を歴史的な事象の中でとらえ直していくことを目的とするものである。 歴史学的に「翻訳」を考えるメリットは、歴史的な知見・研究史に照らして、翻訳を取り巻く長期的諸条件をより俯瞰的に見ていくことを可能にする点にあるといえるだろう。 「私の意図はスペイン歴史家たちに反論することではなく、彼らの手になる記録に注釈や解説を施すことであり、さらには、……スペイン人たちが、外国人であるがゆえに正しく理解できなかったインディオの言葉の通訳の役目を果たすことだからである。……」(インカ・ガルシラーソ『インカ皇統記』、読者への序言中の一節) 目次 序 章 「翻訳」を歴史の中で考える  割田 聖史    1 「翻訳」を歴史の中でとらえる 1 「翻訳」についての基的態度 2 「等価」をめぐって 2 文化史と翻訳 2 翻訳論的転回における「翻訳」 4 書における「翻訳」の理解と書の構成 

    言語、文化の狭間(あいだ)で 平田雅博(著/文 | 編集) - 三元社
  • みどりや主人の大正・戦前昭和 嶋村 博(著/文) - 風媒社

    紹介 パンデミック後の大正・戦前昭和は「戦争の時代」へと進んだ。何故そうなったのか?世間ではそれをどう見て、どう感じていたのだろうか? 書はそうした時代の庶民の気分を、一個人が残した百五十冊のスクラップ帳から読み取れないかという試みである。 目次 はじめに 1 松井弘という人 2 大正九年 京浜の趣味人たち 3 大正九年 岡崎納札会 4 大正九年 暴風雨の中を富士登頂 5 大正十年 岡崎の趣味人たち 6 大正十年 松井弘と玩具 7 大正十年 消毒割箸と軍艦矢矧 8 大正十二年 東遊廓成る 9 大正十四年 商売の趣味化 10 大正十四年 大正末の洋 11 大正末 消へる藤傳 12 大正十五年 大正から昭和へ 13 昭和二年 昭和が始まる 14 昭和二年 多摩御陵参拝へ 15 昭和二年 青い目の人形 16 昭和二年 大演習と岡崎行幸 17 昭和二年 みどりの家 18 昭和二年 『趣味泉』発

    みどりや主人の大正・戦前昭和 嶋村 博(著/文) - 風媒社
  • 「日本の伝統文化」を問い直す 重田みち(編集) - 臨川書店

    紹介 芸道など明治期以降「日の伝統文化」と見なされてきた諸文化は、曖昧なままの認識のため歴史実態と大きな隔たりがあるのではないか―― 近代の言説により不可視化された文化の様々な側面を、「非近代の視点」「日列島の外からの視点」をもって相対化し、東アジア諸学の連関的考察を試みる。京大人文研拠点共同研究の成果論文集。 目次 総 論 重田みち 儀礼・制度 第1章 平安京の中軸線と南望天闕の伝統について 外村 中 第2章 『古今著聞集』が語る「儒教と日」 水口拓寿 第3章 鎌倉時代における泉涌寺流の喫茶・茶礼・供茶のひろがり─宋式の寺院生活と儀礼実践の視点から─ 西谷 功 第4章 茶道家元制度の近代的展開 神津朝夫 宗教・思想 第5章 大阪壺井八幡宮八幡神及諸神坐像にみる神仏関係 田中健一 第6章 『沙石集』和歌陀羅尼説とその背景 柳 幹康 第7章 明治の儒教的伝統と二つの国民観─井上毅と中江

  • プロ野球音の球宴・ディスクガイド F.P.M.中嶋(著/文) - 東京キララ社

    紹介 世界初!!野球音源だけのディスクガイド!! 1998年から日全国に遠征し、「タモリ倶楽部」をはじめ数々のテレビ・ラジオでも野球レコードを紹介してきたカルト人気を誇るイベント「プロ野球 音の球宴」の書籍化!! オフシャルな球団歌、選手歌唱、自主制作の球団や選手の応援歌、野球関係の映画・ドラマ・アニメの主題歌、選手の家族モノまで、独自の視点でセレクトした野球レコードを一挙に大放流!!世界初にして最後であろう野球音源ディスクガイド!!やったぜ756曲掲載!! F.P.M.中嶋 (エフ ピー エム ナカジマ)  (著/文) F.P.M. 中嶋(中嶋勇二)1998年からスタートした、野球に関する音源のみで構成するDJイベント「プロ野球 音の球宴」のメンバー。“野球レコード収集家”として、テレビ・ラジオ出演や書籍・雑誌への寄稿も多数。

    プロ野球音の球宴・ディスクガイド F.P.M.中嶋(著/文) - 東京キララ社
  • 古典の再生 盛田 帝子(編) - 文学通信

    初版年月日 2024年3月31日 書店発売日 2024年4月6日 登録日 2024年2月28日 最終更新日 2024年4月6日 紹介 古典はいかに再生されてきたか、古典をいかに再生すべきか。 「古典」と呼ばれるテキストは、常に再生しつづけている。 その歴史を振り返り、未来に向けて、わたしたちがなすべきことを、日の古典を学ぶ海外の人々とともに、国際的な視野からも考えようとする。2023年2月の国際シンポジウム「古典の再生」から生まれた議論をベースに作った論文集。 未来につなぐために、多様な観点から論じる、総勢23名で考える「古典の再生」の現在地。 全体を、Ⅰ 再生する古典、Ⅱ イメージとパフォーマンス、Ⅲ 源氏物語再生史、Ⅳ 江戸文学のなかの古典、Ⅴ WEBでの古典再生、の5部に分け、過去と未来を自在に行き来しながら論じる。 執筆は、盛田帝子/エドアルド・ジェルリーニ/ロバート・ヒューイ/

    古典の再生 盛田 帝子(編) - 文学通信
  • オホーツクの古代文化 東京大学文学部常呂実習施設/考古学研究室(編集) - 新泉社

    紹介 海を越えていくつもの文化が交錯し発展を遂げたオホーツク海沿岸の地は、北海道歴史を考える上で欠かすことができない。史跡常呂遺跡を中心に、オホーツクの古代文化を追究した東京大学常呂実習施設50年の歩みとともに、住居跡、狩猟・漁労具、人骨、土器のおこげなど、様々な資料を駆使した最新の研究成果を紹介する。 目次 第1章 北の海に暮らした人びと 旧石器文化(山田哲) コラム 常呂川流域の旧石器時代研究(中村雄紀) コラム 旧石器/縄文時代移行期のミッシングリンクを探る(夏木大吾) コラム 黒曜石製石器(山田哲) 縄文・続縄文文化(熊木俊朗・福田正宏) コラム 擦切石斧(夏木大吾) コラム 幣舞式土器とシマフクロウ(福田正宏) コラム 縄文時代の漆製品からみた常呂川河口遺跡の漆塗櫛(太田圭) コラム 弥生化と続縄文(根岸洋) コラム 常呂川河口遺跡墓坑出土品(中村雄紀) 道東部のオホーツク文化

    オホーツクの古代文化 東京大学文学部常呂実習施設/考古学研究室(編集) - 新泉社
  • 古代技術 ヘルマン・ディールス(本文) - 筑摩書房

    初版年月日 2024年4月10日 書店発売日 2024年4月12日 登録日 2024年2月10日 最終更新日 2024年8月22日 紹介 戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、化学まで。古代ギリシアを中心とした臨場感あふれる技術史講義。図版多数。解説 三村太郎 === 古代ギリシアを中心とした技術史であり、当時の科学技術水準の高さを豊富な実例で伝える。著者ヘルマン・ディールスは、『ソクラテス以前哲学者断片集』の編纂者としても知られる古典文献学の権威。取り上げる技術は、戸や錠といった木工芸から、蒸気機械、通信術、飛び道具、時計、化学技術まで幅広く、登場人物もアルキメデス、ホメロス、ヘロン、ウィトルウィウス、デモクリトスなど縦横無尽だ。史料や文学作品を駆使し、精緻な文献学的知識と古物再現への情熱をもって行われた、臨場感あふれる古代技術講義。 === 錠、飛び道具、自動聖水装置か

    古代技術 ヘルマン・ディールス(本文) - 筑摩書房
  • 北朝鮮帰国事業と国際共産主義運動 川島高峰(著/文) - 現代人文社

    紹介 戦後、北朝鮮に帰国した在日朝鮮人の苦境が伝えられる。彼らの帰国を促した「北朝鮮帰国事業」とは、何だったのか。 当初「北朝鮮に残留していた日人の帰還」を求めて始められた交渉を、朝鮮戦争終結前後から始まった「平和攻勢」という国際共産主義運動が、在日朝鮮人の北朝鮮帰国事業へ巧みに転換していった、というのが、史料が物語る真相である。 目次 序 エピローグなき旅立ち 祖国へ/脱北帰国者/帰国事業、責任追及の始まり/冷戦の封印を紐解く/国際共産主義運動と帰国運動 I 謎のテレグラム 機密指定解除/北朝鮮残留日人と自力脱出/日人共産主義者の活躍/残留日人と在日コリアンの公式帰国/待ちわびる心の会/北朝鮮残留日人の数/人道と治安の狭間で II 敬愛するヨゼフ・スターリン・ソ連首相! 大山郁夫のスターリン平和賞/平和攻勢─国際共産主義運動と朝鮮戦争/シベリア抑留と平和攻勢/国際共産主義運動と

    北朝鮮帰国事業と国際共産主義運動 川島高峰(著/文) - 現代人文社
  • 組版造形 タイポグラフィ名作精選 白井敬尚(著/文) - グラフィック社

    紹介 ルネサンス期の古典からモダンタイポグラフィの重要作、そして現代タイポグラフィの最前線まで、西洋と日文組版の名作を厳選。書体やグリッドをはじめとする構造を分析しながら、その造形性について考察する。 目次 序文/I:欧文組版|アルダス・マヌティウス、ジョヴァンニ・マーダーシュタイク、マルチーノ・マーダーシュタイク、フレデリック・ウォード、ブルース・ロジャース、スタンリー・モリスン、ヤン・ファン・クリンペン、エリック・ギル、モホリ・ナジ、エル・リシツキー、ヤン・チヒョルト、ヨゼフ・ミューラー・ブロックマン、ブラッドベリー・トンプソン、ポール・ランド、エリック・ニッチェ、エミール・ルーダー、カール・ゲルストナー、ウォルフガング・ワインガルト、ハンス・ルドルフ・ルッツ、8vo、ウイム・クロウェル、オトル・アイヒャー、バウマン+バウマン、ブルーノ・モングッチ、エミグレ、ヴォルター・ウィルク

    組版造形 タイポグラフィ名作精選 白井敬尚(著/文) - グラフィック社
  • 百鬼夜行する中世文学:作品講読入門 畑中 智子(編集) - 烏有書林

    初版年月日 2024年3月29日 書店発売日 2024年4月5日 登録日 2024年2月19日 最終更新日 2024年3月15日 紹介 鬼尽くしの中世文学講座。魑魅魍魎が跋扈する妖(あやかし)の世界へようこそ。 中世文学を学びたいけれど、何から始めればいいのかわからない。そんな人にぴったりの作品講読入門書。なんとテーマは「鬼」! 中世期に跳梁跋扈、大活躍した「鬼」という存在を通して、当時の人々の心情に触れ、感動や共感、涙や笑いに溢れた中世文学の魅力に迫ります。取り上げた作品の解説はもちろん、鬼にまつわるコラムや鬼出没マップ、おまけに遊べる能双六も収録。 目次 はじめに 百鬼夜行とは 第一章 和歌 『新古今和歌集』『玉葉和歌集』『風雅和歌集』『山家集』『金槐和歌集』『明日香井和歌集』『夫木和歌抄』『拾玉集』 (コラム)鬼のような悪筆 第二章 歌論 『俊頼髄脳』『古来風躰抄』『詠歌大概』『為兼

    百鬼夜行する中世文学:作品講読入門 畑中 智子(編集) - 烏有書林
  • バスクの修道女 畑と庭の保存食 丸山 久美(著/文) - グラフィック社

    初版年月日 2024年3月25日 書店発売日 2024年3月8日 登録日 2024年2月17日 最終更新日 2024年2月22日 紹介 一般の人が立ち入ることのできない修道院の中では、できるだけ自給自足の生活を重んじています。 畑では四季折々の野菜を育て、庭の木々にはたわわに果物が実り、香り高いハーブも茂っています。 たくさん収穫した野菜や果物を料理をし、べきれないものは保存にして季節をまたいで大事にべます。 書では修道女たちが実際に作っている保存、ジャム、コンポート、シロップ漬け、オイル漬け、酢漬けなどの加工方法、そしてそれらを使った料理を紹介します。 目次 はじめに/修道院とは/修道女たちの1日/おもな保存の種類/長期保存するために/春の保存/夏の保存/秋の保存/冬の保存/庭のハーブを使って/ご近所さんのおすそ分け(ホワイトアスパラガス、カタクチイワシ、ビンナガマグ

    バスクの修道女 畑と庭の保存食 丸山 久美(著/文) - グラフィック社
  • ヴァイオリンを弾き始めた日本人 梶野 絵奈(著) - 青弓社

    紹介 ヴァイオリンは、宗教的・教育的・政治的な意図が折り重なるなかで日に導入された。演奏技術や楽器製作に関して緻密な資料調査を積み重ね、日の近代化と歩調を合わせるようにヴァイオリンが受容された過程とそれに関わった人々の熱量を現代に再現する。 目次 はじめに 第1部 「楽器中の帝王」日での普及の始まり 第1章 ハリストス正教会とヴァイオリン 1 日の正教会でのヴァイオリン伝習の始まり 2 ハリストス正教会の日人たちの活動の様相 第2章 雅楽家の有志団体・洋楽協会が「欧州管絃楽」を実現するまで 1 ヴァイオリン指導の先駆けになった二人のお雇い外国人 2 伶人たちのヴァイオリン習得――『洋楽協会記録』から 第3章 音楽取調掛でのヴァイオリンと管絃楽 1 ヴァイオリンと管絃楽に関する教科制定の変遷 2 音楽取調掛時代のヴァイオリン譜 3 ドイツとボストンの音楽教育界でのヴァイオリン 第2

    ヴァイオリンを弾き始めた日本人 梶野 絵奈(著) - 青弓社
  • 地理学の思考 高阪 宏行(著/文) - 古今書院

    紹介 地理学は「社会と自然の関係」から〈地球〉を記述し、「社会と空間の関係」から〈世界〉を記述する。自然と人文に関わるさまざまな地理的事象を捉える際に必要な、地理学の基概念(位置、空間、場所、地域、移動、自然と社会)について、それぞれどのような考えに基づいて構成され、どのように扱えばよいのか丁寧に解説する。景観の捉え方、地誌学の方法論も。近年の情報技術の発展を背景に社会科学の中でいち早くGISを実用化させた地理学が、社会をどのように思考しているかがわかる。 目次 第1章 地理学 第1節 地理学とは 第2節 地理学の対象 第3節 地理学の学問分野 第2章 位 置 第1節 位置 第2節 距離 第3節 地理空間データ 第4節 空間分析 第3章 空 間 第1節 絶対空間 第2節 相対空間 第3節 関係空間 第4章 場 所 第1節 場所の概念 第2節 個人的な場所 第3節 文化地理学における場所

    地理学の思考 高阪 宏行(著/文) - 古今書院
  • 西アジアの歴史 林 佳世子(著/文) - 放送大学教育振興会

    紹介 大学での歴史教育は、日史、東洋史、西洋史を大きな枠組みとして行われてきた。しかし、西アジアの歴史は、その枠組みに収まらず、一般には通貫して理解されにくい存在であった。しかし、キリスト教やイスラーム教への理解をはじめ、西アジア史理解を通じてはじめて見えてくる現在の世界がある。民族の交代、宗教の交代がおこり、そこに住む人々のアイデンティティは変化してきた。書では西アジアに定点を定め歴史の流れを追い、その地におこった変化の歴史を辿る、その重層を理解し、今日に続く諸問題を考える。 目次 1.西アジア史への誘い 2.先史時代の西アジア 3.都市国家から領域国家へ 4.国際化時代の幕開けと帝国の時代 5.アレクサンドロス大王の東方遠征とヘレニズム時代の諸国家 6.ローマ帝国と西アジア 7.東ローマ(ビザンツ)帝国とササン朝 8.イスラームの登場 9.イスラーム帝国の解体と諸王朝の発展 10.

    西アジアの歴史 林 佳世子(著/文) - 放送大学教育振興会
  • 幕末の社会変革と文芸 佐藤 温(著) - 文学通信

    紹介 幕末社会を生きた人々にとっての文芸の意味とは何か。 江戸後期から幕末にかけての「文人」と呼ばれる人々の実態はどのようなものだったのか。 文久2年(1862)1月、時の老中安藤信正が江戸城坂下門付近で攘夷や尊王を掲げる志士たちによる襲撃を受けた、後に坂下門外の変と呼ばれるこの事件に深い関わりを持つこととなった菊池・大橋家の人々の生き様を通して、その意味を明らかにしていく。 時代を下るにしたがって、文芸の大衆化による文人が増加していくなか、そのあり方と定義はどう考えればいいのか。文芸活動の実社会とのつながりはどうだったのか。幕末における文芸の社会的意義とは何か。 激しく動揺する社会の有様をも詩中に詠み込み、その詩は志を同じくする文人たちへと伝播していく――。文芸に取り組むことが彼らにもたらしたものは一体何だったのか。文人という存在の意味を探っていく書。 【はたして、同家の人々が幕末社会を

    幕末の社会変革と文芸 佐藤 温(著) - 文学通信
  • そして私も音楽になった 小西 公大(編) - うつつ堂

    紹介 「音楽」は、一つの楽曲を意味する言葉にとどまらないだろう。 「音楽」には、作品そのものに来備わる特質・構造・意味/メッセージだけでなく、それがあらゆるアクター(表現者・オーディエンス・空間や環境・音楽プレイヤーや音響機材・人間の身体/心情や音をめぐるコンテクストなど)をつなぎ合わせ、一つの塊のように統合させようとする力があるからだ。 書では、このようにさまざまなものを編み込んでいく音楽の力(=サウンド・アッサンブラージュ)を包括的に表現し、「音楽」の持つ意味を大きく拡張していく。 世界各所で音楽や芸能に向き合ってきた人類学者、音楽教育の実践者や作曲家らが、「音が生み出される場」の豊かな描出を通じて、「音楽の力とは何か」という問いに言葉を与えようと模索する、新たな音楽の民族誌。 目次 〈序章〉「音楽の力」を取り戻すための試論 小西公大 第1部 つながる(媒介) 〈第一章〉音が編み込

    そして私も音楽になった 小西 公大(編) - うつつ堂
  • 柳宗悦とウィリアム・モリス 島貫 悟(著/文) - 東北大学出版会

    紹介 なぜ工藝は人間にとって重要なのか?近代の産業化の渦中でこの問いを正面から取り上げた柳宗悦とウィリアム・モリスの思想は、藝術論の枠にとどまらず、ルネサンス以降の人間観や自然観を根底から問い直すものであった。民藝運動とアーツ・アンド・クラフツ運動を支えたそうした両者の思想は、その背後にいかなる奥行きをもち、また、そこにはどのような共通性と差異があったのか。書は、近年再評価の機運高まる両者の思想に、比較思想の観点からアプローチし、その関係について新しい理解を提示しようとする試みである。 目次 序 章 柳宗悦とウィリアム・モリス-問題の所在 第Ⅰ部 柳の工藝論と宗教観・自然観のつながり 第一章 柳の工藝論と仏教思想 第二章 柳の工藝論における「自然」概念と宗教観のつながり 第Ⅱ部 モリスの工藝論と宗教観・自然観のつながり 第三章 モリスの社会主義とキリスト教理解 第四章 モリスの工藝論に宿

    柳宗悦とウィリアム・モリス 島貫 悟(著/文) - 東北大学出版会