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ブックマーク / news.mynavi.jp (334)

  • NASA探査機「ボイジャー1」、トラブルから復活へ - 科学データの送信も再開

    米国航空宇宙局(NASA)は2024年5月22日、星間空間を飛行している探査機「ボイジャー1(Voyager 1)」から、科学データの一部の送信が再開されたと発表した。 ボイジャー1は昨年11月、コンピューターに問題が発生し、読み取りできないデータを送信するようになり、運用チームが復旧にあたっていた。今年4月には工学データの送信が再開され、それに続いて今回、4つの科学観測機器のうち2つから科学データの送信を再開させることに成功した。 現在は、残りの2つの機器についても復旧にあたっており、今後数週間以内に実施し、ボイジャー1を通常運用に戻したいとしている。 ボイジャー1の想像図 (C) NASA/JPL-Caltech ボイジャー1の復活 ボイジャー1は、NASAが1977年に打ち上げた惑星探査機で、現在は星間空間を飛行している。 電力は放射性同位体熱電気転換器(RTG)でまかなっているが、

    NASA探査機「ボイジャー1」、トラブルから復活へ - 科学データの送信も再開
  • ブリヂストン、月面タイヤへの過酷なる挑戦 - 「空気とゴムに甘えていた」

    1931年の創業以来、タイヤを進化させ、私たちの活動領域を広げてきたブリヂストンが、ついに地球を飛び出し、月面タイヤに挑戦中だ。5月30日、ブリヂストンは新たに開発した第2世代の月面探査車用タイヤの走行試験を鳥取砂丘「ルナテラス」にて報道陣へ初公開した。 ブリヂストンチームと鳥取県産業未来創造課の井田広之氏(右端) 月面探査車用のタイヤとは? 現在、JAXAやトヨタはオールジャパンで月面を走る有人与圧ローバー(愛称:ルナクルーザー)の研究開発を進めており、ブリヂストンは2019年からタイヤ開発担当として参画、ミッションを足元から支えている。そして今年4月、国際有人月探査計画アルテミスで、日が有人与圧ローバーを提供することが日米政府間で合意された。 有人月面ローバーと言えばアポロ計画での走行が人類初だった。だが日が開発する有人与圧ローバーは空気が満たされた巨大な車であったため、けた違いに

    ブリヂストン、月面タイヤへの過酷なる挑戦 - 「空気とゴムに甘えていた」
  • Google、PDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」

    GooglePDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」 米Googleが「Google Scholar PDF Reader」というPDF形式の論文を読みやすくするChromeブラウザ拡張機能の提供を開始した。 プラットフォームやOSに依存せず、クリーンで、文章の構造が一貫しているPDFは、学術文書の標準的なフォーマットとして広く利用されている。しかし、一方で、引用されている他の文献にジャンプするのが難しかったり、あるいは特定のセクションを閲覧したくても、PDFの構造上、簡単に移動できないなど、閲覧性に関して不便と感じる面もある。Googleは「Google Scholar」という学術論文の検索エンジンを提供している。シンプルで分かりやすい画面構成で、良質な学術文書を効率的に見つけられるサービスである。Scholar PDF R

    Google、PDF論文を劇的に読みやすくするChrome拡張「Google Scholar PDF Reader」
  • 名大、ホモ・サピエンスの石器技術がいつどのように革新してきたのかを究明

    名古屋大学(名大)は2月8日、ホモ・サピエンス(現生人類)がユーラシアに拡散した約5~4万年前の文化進化について、「石器の刃部(じんぶ)獲得効率」という点から明らかにしたことを発表した。 同成果は、名大 博物館/同・大学大学院 環境学研究科の門脇誠二教授、同・束田和弘准教授、名大 博物館の渡邉綾美研究員、名大大学院 環境学研究科の須賀永帰大学院生、明治大学の若野友一郎専任教授らを中心に、産業技術総合研究所、木曽広域連合、ヨルダン考古局・観光局の国際共同研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 今回の研究の概要(出所:名大プレスリリースPDF) 現生人類と、旧人のネアンデルタール人やデニソワ人、原人のフローレス人などは、少なくとも20万年から4万年ほど前の時代までは共存しており、交雑していたことがわかっている。しかし5万~4

    名大、ホモ・サピエンスの石器技術がいつどのように革新してきたのかを究明
  • 京大、透明かつ曲げることも可能な低密度多孔体「エアロゲル」の作製に成功

    京都大学(京大)は1月19日、ガラスのように透明で、なおかつ曲げ変形も可能な、低密度の多孔体「エアロゲル」の作製に成功したことを発表した。 同成果は、京大 理学研究科の上岡良太大学院生(研究当時)、同・原瑶佑大学院生(研究当時)、同・金森主祥助教らの研究チームによるもの。詳細は、英オンライン科学誌「Nature Communications」に掲載された。 今回の研究で得られた新しいシリコーンエアロゲル(出所:京大プレスリリースPDF) 省エネルギー化を進める手段の1つに、エネルギー効率を高める断熱材の高性能化があるが、その中でもエアロゲルは、一般的に利用されることの多いグラスウールやポリマーフォームなどの汎用断熱材と比べておよそ半分程度の熱伝導率(=約2倍の断熱効果)を示すことが知られている。 ところがエアロゲルは機械的な強度が非常に低く、規模の大きい工業生産やアプリケーションへの展開が

    京大、透明かつ曲げることも可能な低密度多孔体「エアロゲル」の作製に成功
  • それでも買った2023! 失った何かを取り戻すべく手に入れた「K-3 Mark III Monochrome」

    レポート それでも買った2023! 失った何かを取り戻すべく手に入れた「K-3 Mark III Monochrome2023年に購入したベストアイテム、今回紹介するのは写真家の鹿野貴司さんセレクトのデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III Monochrome」です。フルサイズミラーレス全盛の時代にあってAPS-Cフォーマットのデジタル一眼レフ、しかもモノクロセンサー搭載でモノクロ写真しか撮れない、という“ニッチ”を極めた1台。そんなマニアックなカメラをあえて購入した理由は? 選んだ製品:PENTAX K-3 Mark III Monochrome 価格:333,000円(メーカー直販サイト) 選んだ理由:失った自分を取り戻すため 満足度(5段階):★★★ アナログ的な要素を残す最新デジタルカメラ 2022年末から2023年にかけては、魅力的なカメラ・レンズが次

    それでも買った2023! 失った何かを取り戻すべく手に入れた「K-3 Mark III Monochrome」
  • “埼玉の奇祭”『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』YouTubeで初配信へ

    テレ玉(テレビ埼玉)恒例の正月特番『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』(1月1日19:00~ ※再放送1月7日19:00~)が、初めて配信されることが決まった。 『第32回埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』エンディングより 埼玉県の財界人・政界人が一堂に会し、自慢の歌声を披露する同番組。県域放送局の番組でありながら、毎年SNSでトレンド入りするというカルト的な人気を誇り、“埼玉の奇祭”の呼称で親しまれている。 今回は、12月2日に大宮ソニックシティ大ホールで収録。同会場での収録は、コロナ禍での延期やテレ玉スタジオでの無観客開催、改修工事などもあり、4年ぶりとなった。 毎年こだわりの扮装で会場を沸かせる桶川市の小野克典市長は、伝説の“不死鳥コンサート”での美空ひばりになりきって「川の流れのように」を披露。唯一の全回出場である清水園の清水志摩子社長は、村上進の「鏡の中のつばめ」を歌い上げ、特別

    “埼玉の奇祭”『埼玉政財界人チャリティ歌謡祭』YouTubeで初配信へ
  • 【楽しかったで酢!!】楽しく学べるミツカンの体験型博物館「MIM」が、「想像してたより3倍楽しかった!」と大好評! - マイラベルで作った味ぽんをお土産に

    レポート 【楽しかったで酢!!】楽しく学べるミツカンの体験型博物館「MIM」が、「想像してたより3倍楽しかった!」と大好評! - マイラベルで作った味ぽんをお土産に 日料理に欠かせない調味料のひとつ「お酢」。そんなお酢のあれこれを学ぶことのできる博物館があるのをご存じでしょうか? 今回は、マイナビ学生の窓口に所属する大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します。 「MIM(ミツカンミュージアム)」※公式サイト引用 見てさわって楽しく学べるミツカンミュージアム 稿で紹介するのは、愛知県半田市にある「MIM(ミツカンミュージアム)」です。ミツカンの酢づくりの歴史や、醸造の技術、ものづくりへのこだわり、文化の魅力などを次世代へ伝えてゆく施設で、見て学ぶだけでなく、お寿司を握ったり、お土産にもってこいの「マイ味ぽん」を作ったりもできる、体験型博物館となっています。 お酢の博物

    【楽しかったで酢!!】楽しく学べるミツカンの体験型博物館「MIM」が、「想像してたより3倍楽しかった!」と大好評! - マイラベルで作った味ぽんをお土産に
  • “縄文マッチョ”に出っ歯の鎌倉人、江戸は小顔で歯並びが悪かった!? 骨が伝える日本人の驚きのビジュアル変容

    レポート “縄文マッチョ”に出っ歯の鎌倉人、江戸は小顔で歯並びが悪かった!? 骨が伝える日人の驚きのビジュアル変容 縄文人は現代人に比べて頑強な体つきで、顔立ちは彫りが深く歯並びが整っていた。鎌倉時代の人たちは出っ歯が特徴で、“小顔化”が進んだ江戸時代に人々の歯並びが乱れてきた。……いきなり何の話かというと、東京大学総合研究博物館で始まった特別展の話です。同館の海部陽介教授の企画による『骨が語る人の「生と死」 日列島一万年の記録より』は、各地の遺跡から発掘された骨から祖先たちの知られざる素顔を探るもので、日人のビジュアルの変容や時代ごとに全く異なる死生観など驚きの連続! 小さな空間ながらギュギュッと濃密な展示内容となっています。 東京大学総合研究博物館 入り口 “縄文マッチョ村”と縄文人のきれいな歯並び 「骨は生きていたときのアクティビティを反映しているので、そこから彼らの生き様が読

    “縄文マッチョ”に出っ歯の鎌倉人、江戸は小顔で歯並びが悪かった!? 骨が伝える日本人の驚きのビジュアル変容
  • 沖縄・八重山地域でも縄文時代からブタが飼育されていた - 名大が発表

    名古屋大学(名大)は8月8日、これまで約7200年前には中国大陸起源のブタが飼育されていたことがわかっていた沖縄島からさらに南側に位置する、沖縄県八重山地域の下田原(しもたばる)貝塚から出土した約4000年前のイノシシ類について調査し、下顎骨に見られる家畜化現象から、イノシシではなくブタであることを確認。沖縄の広い範囲で州・九州よりも古くからブタの飼育が行われていたことが明らかになったと発表した。 八重山地域と下田原貝塚の位置。(出所:名大プレスリリースPDF) 同成果は、名大博物館/名大大学院 情報学研究科の新美倫子准教授、沖縄県立埋蔵文化財センターの玉城綾氏らの共同研究チームによるもの。詳細は、沖縄考古学会の学術雑誌「南島考古42号」に掲載された。 かつて、日列島において中国大陸から持ち込まれたブタが飼育されはじめたのは、約3000年前に始まる弥生時代だと考えられていた。そうした

    沖縄・八重山地域でも縄文時代からブタが飼育されていた - 名大が発表
  • Windows 11がTLS 1.0/1.1のサポートを終了、不具合が予想されるアプリ一覧

    Microsoftは8月1日(米国時間)、「TLS 1.0 and TLS 1.1 soon to be disabled in Windows - Microsoft Community Hub」において、2023年9月にビルドを開始する「Windows 11 Insider Preview」において「TLS 1.0」および「TLS 1.1」をデフォルトで無効化すると伝えた。これは近い将来のWindows 11でTLS 1.0およびTLS 1.1がデフォルトで無効化されることを意味している。 TLS 1.0 and TLS 1.1 soon to be disabled in Windows - Microsoft Community Hub TLS (Transport Layer Security) 1.0は1999年に発表、TLS 1.1は2006年に発表された通信プロトコル。暗号

    Windows 11がTLS 1.0/1.1のサポートを終了、不具合が予想されるアプリ一覧
  • 東京国立博物館に日本文化を体験できる「TOHAKU 茶館」が開館 - 禅呼吸法、着物の着付け、食など

    東京国立博物館(東京都台東区)は7月14日~2024年1月28日、敷地の中の日家屋、応挙館(Okyokan)に、「TOHAKU 茶館」を開館する。営業時間は10:00~16:30(ラストオーダー16:00)。 応挙館外観 同館には、創立以来150年にわたって収集し、受け継いできた収蔵品が現在約12万件ある。このうち国宝は89件、重要文化財は649件(2023年4月現在)。質・量ともに日を代表するコレクションとなっている。 「応挙館」は、普段は一般公開されていない貴重な日家屋。名古屋市郊外の明眼院の書院として寛保2年(1742)に建てられ、その後、三井物産の初代社長である茶人としても有名な益田孝氏(鈍翁)邸内(東京・品川)に移築。同館には昭和8年(1933年)に寄付された。 今回、期間限定でオープンする「TOHAKU 茶館」では、江戸時代の絵師、円山応挙が描いた襖絵(現在は複製画)を眺

    東京国立博物館に日本文化を体験できる「TOHAKU 茶館」が開館 - 禅呼吸法、着物の着付け、食など
  • 東大、ハイパーカミオカンデ検出器建設に向け世界最大級の空洞掘削を開始

    東京大学(東大) 宇宙線研究所 神岡宇宙素粒子研究室は、ニュートリノ観測で2度のノーベル物理学賞に結びついたカミオカンデ実験シリーズの3代目となる「ハイパーカミオカンデ(HK)実験」の建設工事において、人工地下空洞として世界最大規模の大空間となる体空洞の掘削を2022年11月に開始したことを発表した。 HK検出器の概観。(c)東大 ICCR 神岡宇宙素粒子研究施設(出所:東大 ICRR 神岡宇宙素粒子研究施設Webサイト) HK実験は、世界最大の地下観測装置を用いて、ニュートリノの観測や陽子崩壊の探索を行い、宇宙の進化や素粒子の基法則の解明を目指す、日ホスト国とした国際共同プロジェクトだ。2020年2月に正式に計画がスタートし、世界約20か国から500名を超える研究者が参加しており、現在は2027年の装置完成と実験開始に向け、建設が進められている。なお、建設は鹿島建設などが担当して

    東大、ハイパーカミオカンデ検出器建設に向け世界最大級の空洞掘削を開始
  • 【大人の社会見学】たばこと塩の博物館で触れる嗜好品の歴史・文化の変遷

    東京都墨田区にある「たばこと塩の博物館」はその名の通り、日ではかつて専売品であった「たばこ」と「塩」の歴史文化をテーマとする博物館です。今回はたばこの文化についてフォーカスして紹介します。ちょっと一服して、2人とともに私たちも大人の社会見学をしてみましょう。 ▼「たばこと塩の博物館」ってどんなところ? たばこと塩の博物館はなんと入場料100円! 休日には多くの人で賑わうスポット。常設展示に加えたばこと塩にとどまらない、幅広いテーマの特別展も開催しています。4/29からは狂歌の名人であり、現代でも落語や時代小説などにも登場する大田南畝(おおたなんぽ)を紹介する「没後200年 江戸の知の巨星 大田南畝の世界」が開かれます。とりわけ彼と深い関わりを持ったたばこ屋の平秩東作(へずつとうさく)と蘭奢亭薫(らんじゃていかおる)についても紹介されるそう。 今回はたばこと塩の博物館のなかでも常設展の「

    【大人の社会見学】たばこと塩の博物館で触れる嗜好品の歴史・文化の変遷
    funaki_naoto
    funaki_naoto 2023/05/01
    塩もみてよ。
  • サッポロの"ギネスビール"がキリンに奪われた理由

    ディアジオとサッポロビールに何があったのか 1960年代は、日のビール業界全体が揺れ動いていた。1962年にはキリンビールのシェア拡大に対抗する目的でサッポロとアサヒビールは合併を模索。結果は破談となった。翌1963年にはサントリーがビールの製造・販売に乗り出す。こうして、現在の4大ビールメーカーが出揃ったわけだ。 「ギネス」の国内販売はちょうど1960年代からスタートしており、サッポロビールとディアジオは約半世紀に及ぶ取引があったわけだが、何が原因で両社は袂を分かつことになったのか。 現在、ディアジオ・キリンビール・サッポロビールの3社は睨み合いの状態となっている。サッポロの現場スタッフはディアジオ製品(「ギネス」「スミノフ アイス」)の販売協力をストップしていると聞くし、キリンビールは「ディアジオジャパンのマーケティング機能を当社で受け持つ」という発言が報じられ、翌日訂正記事で撤回す

  • 日本絵巻の最高傑作や、教科書で見た名作が集結! 特別展「やまと絵」が10月に開催-東京国立博物館

    東京国立博物館では10月11日(水)から、四大絵巻、神護寺三像、三大装飾経、国宝≪日月四季山水図屛風(大阪・金剛寺蔵)≫など、約240件を集めた特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」を開催する。先ごろ行われた報道発表会では、東京国立博物館 副館長が、平安以降の貴族たちの装束「衣冠(いかん)」をまとって登場し、特別展のみどころを語った。 貴族が朝廷に出仕するときの装束・衣冠(いかん)姿の東京国立博物館 副館長 富田淳さん(右)と、貴族の普段着・直衣(のうし)姿の学芸研究部調査研究課 絵画・彫刻室長 土屋貴裕さん(左) 平安時代前期に成立し、1,000年以上にわたって、さまざまな変化を遂げながら描き継がれてきた「やまと絵」。優美、繊細といったイメージで語られることが多いが、実はそれぞれの時代の最先端のモードを貪欲に取り込みながら、人びとを驚かせ続けてきた、極めて開明的で野心的な主題でもあっ

    日本絵巻の最高傑作や、教科書で見た名作が集結! 特別展「やまと絵」が10月に開催-東京国立博物館
  • 大切な何かを喪失することを考える、死別・喪失と向き合うために理解しておくべきこと

  • JR山手線渋谷駅、なぜ島式ホームに戻ったのか? 線路切換工事が終了

    JR山手線渋谷駅の線路切換工事が1月6日深夜から1月9日早朝にかけて行われた。改良前の山手線は外回り・内回りで別々の単式ホームを使っていた。改良後は外回りの線路が移動し、内回りホームが拡幅され、島式ホームとなって統合された。 JR山手線渋谷駅での工事期間中、1月7・8日の山手線外回りは終日運休。内回りは数を減らして運転したという 渋谷駅といえば、埼京線ホームが山手線ホームと並んだときはかなり便利になった気がする。しかし、山手線のホームはなぜ変更されたか。ホームが統合されただけで、位置が変わったわけではない。利便性も変わらないように見える。お金をかけて改良して、それで山手線の乗客が増えるか。渋谷駅の売上が増えるか。渋谷は街全体が再開発の真っ最中で、オフィスビルも増えているとはいえ、鉄道の売上も増えるかはわからない。 しかし、この改造は重要だ。 ■山手線の外回りホームは「詰んでいた」 改造前

    JR山手線渋谷駅、なぜ島式ホームに戻ったのか? 線路切換工事が終了
  • 写研書体を“継承”するためのOpenTypeフォント化、鳥海修氏らが開発にかける想いを語る

    モリサワは11月24日に印刷技術の展示会「IGAS2022 国際総合印刷テクノロジー&ソリューション展」内で実施したセミナーにおいて、同社が取り組んでいる写研書体の開発プロジェクトの進捗状況を報告。その中で2024年に写研を代表する書体「石井明朝」と「石井ゴシック」の改刻フォントをリリースすることを発表した。 左から写研書体の開発プロジェクトに携わっているタイプデザイナーの伊藤親雄氏(字游工房)、鳥海修氏(字游工房)、原野佳純氏(モリサワ) セミナーではプロジェクトに携わる字游工房の鳥海修氏ら3名のタイプデザイナーが登壇して開発にかける想いを語ったほか、改刻版でリデザインした部分やその意図などが説明された。ここでは、その様子を詳しく紹介していこう。 写研、モリサワ、字游工房の3社が石井書体をOpenTypeフォント化 現在のようにパソコンで印刷のための原稿データを作成するDTPが普及する前

    写研書体を“継承”するためのOpenTypeフォント化、鳥海修氏らが開発にかける想いを語る
  • 写植機誕生物語 〈石井茂吉と森澤信夫〉(1) 写研とモリサワの共同開発

    フォントを語る上で避けては通れない「写研」と「モリサワ」。両社の共同開発により、写研書体のOpenTypeフォント化が進められています。リリース予定の2024年が、邦文写植機発明100周年にあたることを背景として、写研の創業者・石井茂吉とモリサワの創業者・森澤信夫が歩んできた歴史を、フォントやデザインに造詣の深い雪朱里さんが紐解いていきます。(編集部) 印刷界の一大事件 1925年(大正14)10月、『印刷雑誌』巻頭に「邦文写真植字機殆ど完成」という記事が掲載された。[注1] 『印刷雑誌』大正14年10月号(印刷雑誌社、1925)に掲載された記事 記事は告げる。 〈たしかに一大事件〉〈吾等は此所に、はからずも、我印刷界の一大事件を報道することを喜ぶものである。一大事件とは何ぞ、全く写真だけで、金属活字なしに日文字を植える機械が、殆んど完成に近く、試験用の機械も既に組み立てられ、立派な成績

    写植機誕生物語 〈石井茂吉と森澤信夫〉(1) 写研とモリサワの共同開発