米国航空宇宙局(NASA)は2024年5月22日、星間空間を飛行している探査機「ボイジャー1(Voyager 1)」から、科学データの一部の送信が再開されたと発表した。 ボイジャー1は昨年11月、コンピューターに問題が発生し、読み取りできないデータを送信するようになり、運用チームが復旧にあたっていた。今年4月には工学データの送信が再開され、それに続いて今回、4つの科学観測機器のうち2つから科学データの送信を再開させることに成功した。 現在は、残りの2つの機器についても復旧にあたっており、今後数週間以内に実施し、ボイジャー1を通常運用に戻したいとしている。 ボイジャー1の想像図 (C) NASA/JPL-Caltech ボイジャー1の復活 ボイジャー1は、NASAが1977年に打ち上げた惑星探査機で、現在は星間空間を飛行している。 電力は放射性同位体熱電気転換器(RTG)でまかなっているが、
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