国立劇場では、雅楽の編成のための新しい作品を現代の国内外の作曲家に委嘱し、演奏している。国立劇場以外の民間でも同様の試みが行われている。特に武満徹の「秋庭歌一具」(1973年 - 1979年)は優秀な解釈により頻繁に演奏され、現代雅楽の欠かせないレパートリーとなっている。 武満徹 「秋庭歌一具」(最初「秋庭歌」が作られ、後に5曲を加えて「一具」とした) 芝祐靖 「招杜羅紫苑」 「一行の賦」 「呼韓邪單于」 「巾下輪説」 「瀬見の秘曲づくし」 黛敏郎 「昭和天平楽」 一柳慧 廻然楽 往還楽 伶楽交響曲「闇を熔かして訪れる影」 伶楽交響曲第2番 「日月屏風一雙 虚諧」 石井眞木 「紫響」(オーケストラと一緒に演奏することも可能。その場合の題名は「遭遇II」) 菅野由弘 「月の位相」 細川俊夫 「東京1985」 (雅楽編成でベートーヴェンの第九交響曲を演奏するなどコラージュ的要素の強い作品) 「