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ブックマーク / naru-gakki.com (12)

  • スケール(弦長)の長短が弦楽器に与える影響 – ナルガッキ

    スケールのテンションへの影響 楽器によってそれぞれ異なるスケール さてさて、今回は弦楽器のスケール(弦長)の違いが楽器に与える影響について解説をします。 「はて、スケールとは何ぞ?おらの村にはそんなもんないど?」 と言う方は先に前回の記事からご覧ください。 見るのがめんどくさい!という人向けにに平たく言っちゃうと、スケール=サドル~ナットの間の距離のことです。 (こんな一言で済むような話を引っ張りに引っ張って一つの記事にしていたことに自分で驚き) 最低限弦長分は長さを確保しないと弦楽器として成り立たないため、弦長によって弦楽器そのものの大きさもある程度決まってきます。 が、それはあまりにも当たり前な話なので抜きにして…… 弦長が楽器に与える影響の中で最も大きなものは、弦のテンションです。 輪ゴムを思い浮かべてみてください。 当たり前ですが、輪ゴムは長くながーく引っ張れば引っ張る程、ピンとき

  • フルートのEメカとは? メリットとデメリット【初心者にオススメ】 – ナルガッキ

    初心者にオススメなEメカニズムとは?Eメカニズム(以下Eメカ)とは、フルートの構造上出しづらい第3オクターブのE(高音域のミの音 / High E)を簡単に出せるように補助してくれる機構です。 フルートを選ぶにおいて大事なポイントの一つ。フルートを選ぶ際にはEメカ付きか無しかを選択しなければなりません。 メーカー・ブランドによってオプションとして用意されているかEメカ付のモデルとEメカ無しのモデルがラインナップされているかは異なりますが、後から気軽に付けたりはずしたりできる物ではないので、慎重に選ぶ必要があります。 やはり初心者ほどこのEメカについて迷う(というかよくわからない)ことが多く、店員への問い合わせの多い事項。 楽器店のスタッフになりたい方は、ぜひよく憶えておきましょう。 もちろん、今まさにEメカの有無で迷っている方やEメカがどういうものかわからない、という方も、是非参考にして頂

  • ムスタングのフェイズアウトサウンドはなぜペラペラになる? – ナルガッキ

    フェイズアウトサウンドの独特な音色の秘密ムスタングに代表されるあの独特のフェイズアウトサウンドが生まれるのか…… 今回は電気知識的なお話で、その秘密に迫ります。 なお、他のギターでも配線次第でフェイズアウトサウンドを出すことは可能ですが、特に改造の必要なく逆位相にできるギターの中で最もメジャーなのでムスタングを例に解説します。 フェイズアウトサウンドは原理的には全て同様だと思っていただいて構いません。 ムスタングのピックアップのコントロールやスイッチングについては前回の – ムスタングのスイッチと各部コントロール【噂のみゃんみゃんサウンド】– で解説していますので、こちらをご覧ください。 フェイズアウトサウンドと逆位相、そして信号実を言うとムスタングのオン / オフ / オンのピックアップスライドスイッチは、オン(+) / オフ / オン(-)と、左右のオンで極性が真反対になっています。

  • 【センドリターンの使い方 基礎編】メリットとつなぎ方 – ナルガッキ

    センドリターン端子とはなんぞや?エフェクターのつなぎ方ではずせないテクニックの一つが、ギターアンプ・ベースアンプのセンド&リターン端子です。 小型アンプにはあまり搭載されていませんが、ライブで使うような大型のアンプには必ずと言っていいほど搭載されている機能です。 エフェクターループ、エフェクトループ回路などとも呼ばれます。 今回はこのセンドリターン端子について詳しく解説します。 センドリターン端子を使うことで特に空間系・残響系のエフェクターやボリュームペダルのかかり方がよりキレイで自然になるので、多用する方にはぜひとも活用してほしいところです。 センドリターン端子とは センド&リターン端子の一例(画像はRoland JC-120) センドリターンとは、アンプの中のプリアンプとパワーアンプの間にエフェクターなどの機器をつなぐための回路です。 わかりやすく言えば、アンプの歪みやエフェクター、イ

  • エフェクターのつなぎ方・つなぐ順番とロールケーキ – ナルガッキ

    エフェクターの順番は適当じゃダメ!ディストーション、オーバードライブなどの歪み系から、フランジャーなど空間系、ディレイのような残響系、果てはワウのような飛び道具まで、エフェクターにはたくさんの種類があります。 エフェクターを複数つなぐ場合はつなぐ順番やつなぎ方に注意する必要があります。 例えば4台のエフェクターをつないだとして、全ての効果がそのまま受けられるものではありません。 1+2×3-4 と (1+2)×(3-4)とでは計算の順番と答えが変わるようにエフェクターも接続順によってかかり方が変わり、最終的なサウンドに違いが出るのです。 今回はわがままボディーな管理人のロールケーキ欲とともに、エフェクターをつなぐ順番のセオリーについて解説します。 そもそもつなぎ方がよくわからない方エレキギターもエフェクター初心者なので順番じゃなくてつなぎ方がよくわかんない!って方は、下記リンクよりエフェク

  • ボリュームペダルの使い方とつなぎ方 – ナルガッキ

    ボリュームペダルをつなぐ順番で使い方・効き方が変わる! 今回はエレキギター・ベース用のボリュームペダルと他のエフェクター達とのつなぎ方について詳しく解説します。 テーマは " ボリュームペダルは他のエフェクターとの兼ね合いで繋ぐ順番で効き方が変わる " ボリュームペダルの使い方と機能自体はとてもシンプルで、ペダルをかかと側に引き起こせば音量を絞り、踏み込んで水平にすればボリュームMAXというだけ。 しかし、エフェクターをつなぐ順番にセオリーがあるように、つなぐ順番が重要です。 つなぎ方・順番によっては他のエフェクターの効き具合に影響を及ぼしたり音痩せが起こるので注意が必要です。 ぶっちゃけ結構メンドクサイです。管理人も書いててメンドクサかったです(オイ)。 どちらの場合でも音量をMAXで出すか完全に音を切るかのどちらかしか使わないのであれば大差はありません。 が、インピーダンスのこともあり

  • ストラトキャスター ハーフトーンの歴史とジミ・ヘンドリックス – ナルガッキ

    ストラトキャスターのハーフトーンとスイッチ 3Wayでも5Wayでも見た目は一緒だったり。 今回はちょっと豆知識な感じで、ストラトキャスターのハーフトーンの歴史について。 ハーフトーンとは、二つのピックアップを同時に使って出した音を指します。 今やストラトキャスターに標準搭載されている5Wayセレクタースイッチ。 3つのP.Uに対して5つのポジションが存在し、これによって個々のピックアップマイク(以下P.U)単発だけではなく リアP.UとセンターP.U / センターP.UとフロントP.U というハーフトーンの音を出すことができ、ストラトキャスターのサウンドバリエーションの豊富さを支える優秀なパーツです。 このハーフトーンがまた魅力的なサウンドなんですよね。 フェイズ(位相)が微妙にズレることで魅力のある独特なサウンドになるのです。 そんなハーフトーンですが、実はストラトキャスターは1954

  • ストラトキャスターの基本的なコントロールとスイッチの使い方 – ナルガッキ

    ストラトキャスター コントロール構成 もはや語るまでもなくエレキギターの代表モデルであるストラトキャスターのボリュームなどのコントロールについて解説します。 今更感もありますが、意外と知らない方も多いので基礎知識として。 ピックアップマイク(P.U)のコントロール 画像はいわゆる3S(スリーシングル)のレイアウト。 ストラトキャスターはリア・センター・フロントの三つのピックアップマイク(以下P.U)で構成されています。 ブリッジ側、上の画像の左側から リアP.U / センターP.U / フロントP.Uです。 これはストラトキャスターに限らず他のエレキギターやベースでも同様で、ブリッジ側にあるP.Uがリア、ネック側がフロント、P.Uが3つあれば真ん中がセンターP.Uです。 ストラトキャスターの場合は三つともシングルコイルであることが最も一般的ですが、リアP.Uのみハムバッカーを搭載しているモ

  • 木材学 エレキギター・ベースによく使われるボディー材5種 | なる楽器

    エレキギター・ベースによく使用される木材について いろいろな木材が使われるボディー材。 ボディー材はルックスにも音響にも密接に関わる、ギター・ベースの重要要素の一つです。 今回は、その中でも特によく使われる5種類の木材について解説します。 1.バスウッド BASSWOOD バスウッドは全体的にはアルダーと特性の似た白木ですが、赤みが少なく木目も薄い地味なルックスの木材です。 柔らかいので加工性に優れ、他のアルダー、マホガニー、アッシュなど高級木材に比べ価格も安いため製造コストが安く上がる特徴があります。 その音響特性も相まって初心者用・入門者用のギター・ベースによく使われる木材です。 バスウッドの使用例柔らかくて加工性がよく、安価で軽い。 まさに初心者用のエレキギター・ベースにはうってつけのボディー材といえるでしょう。 そういった事情で廉価なストラトキャスターモデルのアルダーやレスポールモ

    木材学 エレキギター・ベースによく使われるボディー材5種 | なる楽器
  • 音叉の使い方と音の聴き方 – ナルガッキ

    音叉の使い方・音の聴き方を知ろう 近頃はクリップチューナーの普及もあって以前よりもチューニングの手間がぐっと減って、楽器店でも音叉の出番はどんどん減ってきてはいます。 が、やはり楽器屋の店員たる者、素早くチューニングできる音叉の使い方はマスターしておきたいもの。 今回は使ったチューニング方法の前にまず、音叉の使い方について解説します。 音叉とは たまたま手元にあった音叉3。同じ音程の音叉でもメーカー等によって形に違いが。 音叉とはいつも同じ音程の音がする金属製の棒です。 エヴァンゲリオンのロンギヌスの槍みたいな感じでに先が二又に分かれています。(投げてもグルンはしません。っていうか投げないでください) なお、ギターやベース、ウクレレなどいわゆるLM楽器の場合はA=440Hzのものを使いましょう。 A=442Hzは管楽器やバイオリンなどオーケストラなどで使うような楽器で使います。 音叉の音

  • 【9割アウト!】ギター・ベースチューニング2つの間違い! – ナルガッキ

    ただがチューニング。されど? できているつもりで案外ちゃんとできていないチューニング いや、たかがでもされどじゃないですね。 ギターもベースもウクレレでもチューニングが超大事です。 で、肝心のチューニングのやり方ですが、管理人が楽器店で出会ってきた方の9割の人が間違えて憶えていました。 「 教則に書いてある通りにやってるけど? 」って思うかも知れませんが、まぁまず間違えてますね。 教則もいきなりアレコレ詰め込んじゃうと混乱したりするので、とりあえずはこれでいいですよー、と言っているだけのものが多いのです。 当たり前ですが、チューニングとは音を合わせること。 音を出してチューナーを見て、音が低かったらペグを巻いて、音が高かったらペグを緩めて、針が真ん中に来たら次の弦をやって…… っていうのを全弦分やること。 と思っているあなた、間違っています。(ドヤァ) というわけで、今回は正しいチュ

  • セミアコースティックギターの定義 – ナルガッキ

    セミアコ―スティックギターの分類と定義さて、基的なギターの分類法については前回まででお話した通りです。 イマイチわからん、と言う方は関連記事から復習推奨。 時間があまりない方は、その4のまとめだけでもある程度理解できるかと思います。 関連記事9割の人が間違えているギターの分類正しいギターの分類 その1 身近なのにあまり知られていないソリッドギター正しいギターの分類 その2 アコースティックギターの定義と分類正しいギターの分類 その3 意外とシンプルなエレキギターの定義正しいギターの分類 その4 基的な分類のまとめ セミアコースティックギターとはさて、そもそもセミアコースティックギターとは何か、というお話ですね。 やはり有名なところだとGibson ES-335でしょう。 エレキギターをあまり知らないという方でも目にしたことがあるかと思います。 世界初のセミアコであり代表的モデル Gib

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