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ブックマーク / note.com/horacio (10)

  • 現代ポーランドジャズを牽引してきたアダム・ピエロンチク Adam Pierończykが再来日!|オラシオ

    1990年代以降のポーランドジャズシーンを引っ張ってきたフロントランナーの一人、アダム・ピエロンチク Adam Pierończykが来月5月に再来日します。 ADAM PIERONCZYK JAPAN TOUR 2024 15/05 Adam Pieronczyk & Takashi Sugawa - Haremame Jazz Club, Tokyo 16/05 Adam... Posted by Adam Pierończyk - saxophonist on Friday, March 29, 2024 ヨーロッパ随一のジャズ大国ポーランドの代表的なアーティストであるにもかかわらず、初来日を昨年の4月まで待たなくてはいけなかったということがそもそも驚きです。 すでに何度か来日しているヴォイテク・マゾレフスキ Wojtek Mazolewskiやレシェク・モジジェル Leszek M

    現代ポーランドジャズを牽引してきたアダム・ピエロンチク Adam Pierończykが再来日!|オラシオ
  • 「民謡ジャズって何?」 現代ポーランドにおけるジャズとトラッドの関係①|オラシオ

    ところでこちらのプルシノフスキ公演を予約した方には、ポーランドのトラッドシーン最先端のミュージシャンたちを紹介する映画が無料で見られるというすごい特典があります。ポーランド音楽ライターの僕も強力にオススメするバンドがたくさん出ていますので、ぜひライヴのご予約を! (詳細↓) さて、多くの方が上の説明で「民謡ジャズって、つまりどういう音楽なの?」と疑問に感じたことと思います。かんたんに言うと「民謡や伝統音楽曲を題材にしたジャズ」ということになります。 民謡や伝統音楽のことを「トラッド」と呼ぶことのほうが多いのですが「トラッド・ジャズ」は既成の別ジャンルに対する呼称なので、僕はあえて「民謡ジャズ」を使っています。さらに、民謡ジャズは大まかに2種類に分けることができます。 1.民謡や伝統音楽そのものをカヴァーしている 2.民謡や伝統音楽の要素をミックスしているカヴァーというのは文字通り曲自体を演

    「民謡ジャズって何?」 現代ポーランドにおけるジャズとトラッドの関係①|オラシオ
  • 「僕の人生を変えた人」が亡くなった ~ポーランド・ジャズに未来をもたらした天才Zbigniew Namysłowski~|オラシオ

    近いうちにこの日が来ると思っていた。だから悲しくはない。ただ、予想より少し早かったかなというのが正直な気持ちだ。 戦後ポーランド・ジャズ黎明期の50年代から活躍し、ポーランドをヨーロッパ有数のジャズ大国へと押し上げた立役者の一人で、サックス奏者・作編曲家のZbigniew Namysłowski ズビグニェフ・ナミスウォフスキが亡くなった。現地時間2月7日、享年82だった。 ここから先は親しみを込めて「ナミさん」と呼ぶことにする。ナミさんはポーランドのジャズ・シーンを進化させた天才だっただけでなく、実は僕の人生にも大きな影響を与えた人でもある。 R.I.P.ナミさんということで彼の偉業についてできる限り記してみたい。記事には、個人的な思い出など直接彼の音楽に関係のないことも含んでいる。内容によってそれぞれのチャプターに分けているので、興味のある見出しのところからお読みください。 ナミさんが

    「僕の人生を変えた人」が亡くなった ~ポーランド・ジャズに未来をもたらした天才Zbigniew Namysłowski~|オラシオ
  • 鍵盤の国「波蘭」の豊かな孤独 ポーランドのピアノソロ名盤セレクション|オラシオ

    *2020.9.9.内容を一部変更しました。ピアニストの入れ替え、説明文のアップデート、Spotifyリンクの削除など。 普段ポーランドの音楽を専門にライターをやっていると「ポーランド出身の有名人って誰なんですか?」という質問を必ず受けます。そしてこう答えるとみなさん「ああ!」って言ってくれるんです。 「ショパンはポーランド人ですよ」 ショパンってとにかく「ピアノ」のイメージが強いですよね。作った曲がほとんどピアノ曲だけなのに、遠い日で最も愛されている作曲家で、国ポーランドでは国の象徴のようになっているというのも何ともすごい話です。 そんなショパンの国だけあってポーランドのピアニストの演奏はずば抜けてレヴェルが高い。近年ではジャズ界隈の「ピアノ・ソロ」アルバムが大変な豊作なので、まとめてご紹介します。 Improludes / Piotr Wyleżoł コンテンポラリーなクィンテット

    鍵盤の国「波蘭」の豊かな孤独 ポーランドのピアノソロ名盤セレクション|オラシオ
  • 「なりたい自分」と「ならない自分」|オラシオ|note

    年下の友人(複数)からよく「もっと○○な人間にならなきゃって思うんですよ」みたいなことを言われます。 友人たちの年齢層は大体20代半ばから30代前半くらいまで。そして、クリエイティブ系で働いている人が多い感じです。 まあ言ってみれば、年齢的にもジャンル的にも世の中で一番「成長する」ということに飢えている人たちと言っていいかも知れません。 私は文章書きではありますがクリエイターではないですし、もう40代半ば手前のオッサンですから、友人たちのそうした気持ちを経験として知ってはいても、共感はできないというのが音です。 さて、そうした友人たちから漏れた切実な言葉の先には、彼ら彼女らにとってのロールモデルが必ず存在します。 音楽とかアートとかまあ何でもいいんですが、とにかくクリエイティヴ業界って信じられないような超人がごろごろいるんです。それは私の属する世界、音楽ライター業界でも同じです。 世間で

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  • アンジェイ・ワイダ監督追悼 ワイダ映画と音楽、そしてジャズ|オラシオ

    50年代後半からポーランド映画のすばらしさ、クオリティの高さを世界に知らしめてきた、映画史に残る巨匠アンジェイ・ワイダ Andrzej Wajdaが10月9日に亡くなりました。90歳でした。 初期の代表作「抵抗三部作」(世代、地下水道、灰とダイヤモンド)でも知ることができる、ポーランドの激動の時代を生き抜いて来られたことを思えば、大変長生きされたという印象もあります。 さて、彼の映画界での存在はあまりにも大きく、現在巨匠となっている世界中の監督たちも彼の影響を受けたり、尊敬したりしています。なので、私がここで映画人としての彼やその作品について書かずとも、これからたくさんの人がその視点から書くでしょう。 というわけで私は自分なりのやり方で彼を追悼するべく、この紹介記事を書きます。ちなみに彼のファミリーネームは実はワイダではなく「ヴァイダ」です。ここではしばし日での通名を忘れていただき、ヴァ

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  • 音楽ライター・オラシオの「青森自慢」をご覧あそばせ!|オラシオ|note

    funaki_naoto
    funaki_naoto 2016/06/16
    鳴海徹朗がぬけている。
  • 違法ダウンロードでわかったこと|オラシオ|note

    コチラ↓の動画の再生ボタンを押して、音楽を流しながらどうぞ。執筆者のひとりDJ Shhhhhさんが選盤&レヴューした作品『Szájról szájra サーイロール・サーイラ(口づてに)』からの1曲です 先日、私たちの努力とスキルと知識の結晶であるマイ監修『中央ヨーロッパ 現在進行形ミュージックシーン・ディスクガイド』を勝手にpdf化してDLさせている不届きな奴を偶然見つけてしまい、早速版元のDU BOOKSの担当編集者さんに連絡し、そやつに脅しをかけてもらったら即日でリンクが消えた。 の情報はコチラ↓ http://diskunion.net/dubooks/ct/detail/DUBK084そのこと自体は許せない行いだったけれど、それをやっていたのは海外の奴で、コメント欄がけっこう賑わっていたんですよ。 これはやっぱり、外国の人にもニーズがあるなんだなあと改めて認識したし、川畑あ

    違法ダウンロードでわかったこと|オラシオ|note
  • スワヴェク・ヤスクウケとその海の住人たち|オラシオ

    ポーランドのジャズ・ピアニストSławek Jaskułke スワヴェク・ヤスクウケのソロ・アルバム『Sea』の国内盤が3/23にCore Portからリリースされ、なかなか良い売り上げを記録しているようです。また、SNSを中心に好評をいただいております。 実は作、NHK大河ドラマ『八重の桜』の音楽でも知られる作曲家・ピアニストの中島ノブユキさんの推薦コメントもいただいており、中島さんファンにも必聴の作品となっております。 で、なぜこんなに私が激推ししているかと言いますと、ライナーを書いているからなんですね(笑)。宣伝すみません。個人的にも、ずっと国内盤になればいいなあと思っていた作品なので、今回のリリースはとても嬉しいのです。 mikiki(執筆オラシオ:intoxicate掲載記事のウェブ版)やwebダカーポ(執筆Core Port高木洋司さん)に参考レヴューあります!さて、そのわた

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  • 超お金持ちになったらあなたにやって欲しいこと あったらいいな、音楽図書館|オラシオ|note

    図書館って、日ではやっぱり「を貸す場所。や新聞が無料で読めるところ」ってイメージが強いですよね。たぶん「図書」って文字が入っているのもその原因のひとつだと思います。でも当はあらゆる情報と利用者をつなぐ、そういう役割を持った施設なんです。少なくとも、ネット時代の現代の百年以上も前からそういう「理想」のもとに動いているんです。 「あらゆる情報」の中には、パソコンの使い方とか、こういう業種で起業したいんだけれどどうすれば良いかとか、そういうものも含まれています。 つまりCDやレコードなどの音楽資料、または国内盤のライナーや帯なども図書館が扱うべき「情報」に入るんです。でも、現在の日図書館では音資料は「とりあえず貸す」くらいのサーヴィスしかなされていないと思います。それだけ日図書館は書籍の貸出と保存重視なんですね。 さて、私たち音楽業界の人間の中でよく話題になるトピックに「CDが

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