福井県鯖江市は国指定史跡「兜山古墳」(神明町2丁目)の保存と活用に向け、2019年度から進めていた環境整備工事を完了した。直径70メートルと北陸最大級の円墳をきれいに復元。案内板や見学者用のスロープ、芝生広場などを整備し、歴史をより身近に感じられる“史跡公園”に生まれ変わった。4月22日午前10時から現地で完成記念式が行われ、供用を始める。 兜山古墳は鏡餅のような2段重ねの形状。5世紀ごろに築造されたとみられ、丹南地域を治めた豪族が葬られていると推定されている。墳丘上に古くから八幡神社があるため、市街地でも比較的良好な状態で残ってきたという。1977年には国史跡に指定された。 市教委によると、国指定史跡の環境整備事業は王山古墳群(日の出町)に次いで市内2例目。大型古墳では県内初。国の補助を受け、工事は19~22年度に行われ、移転が見送られた八幡神社を墳丘上に残したまま整備が進められた。 円
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