モーツァルトの最後の交響曲となった第41番は、 楽曲の壮大さ、輝かしい音楽に、 「ジュピター」と名づけられました。 「ジュピター」と名づけられた経緯は分からないそうですが、 かなり古くから「ジュピター」という名前は通っていたようです。 当時、稀に見るスケールの大きな音楽だったようです。 店長が「ジュピター」を初めて聞いたのは、 当時廉価盤で出ていた ヨーゼフ・クリップスのレコードだったように記憶していますが、 自信がありません。 他の指揮者による演奏だったかもしれません。 意識して「ジュピター」のレコードを購入したのは、 ニコラウス・アーノンクール指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の演奏録音でした。 これは、近代型オーケストラで、 古楽器による演奏法を実践した、 ひじょうに意欲的なレコードでした。 さらに、通常省略される繰り返しを省略せずに演奏した、 当時としては画期的な演奏録
作品の美質を引き出す術は、オーケストラの美質を引き出す術と無関係ではあり得ない。シューリヒトはそのことを心得ていた。彼は固定スタイルを団員たちに押しつけるタイプの指揮者ではなかった。オーケストラが変われば演奏も変わる。ただ、いかなる方向からでも作品の核へと迫ろうとする、その姿勢は変わらない。 ウィーン・フィルとの組み合わせでは、1960年のザルツブルク音楽祭で演奏されたモーツァルトの「プラハ」、1961年に録音されたブルックナーの交響曲第9番が双璧。1953年に録音されたブラームスの交響曲第2番、その10年後に録音されたブルックナーの第8番も長い間ファンに愛されている名演奏だ。 オケはウィーン・フィルではなくパリ音楽院管だが、ベートーヴェンの「田園」も、絶品としかいいようのないテヌートで魅了する珠玉の演奏。同オケとのシューマンの「ライン」も素晴らしい。弾けんばかりの生々しい色彩感、胸のすく
ジェラールのクラシック・オペラ名盤迷盤ガイド辛口音楽評論家ジェラールがクラシックやオペラの名演奏を紹介。CDだけでなく演奏会批評も掲載!知られざる名盤に出会えるかも?
絶望の書・ですペら (講談社文芸文庫) 作者: 辻潤,武田信明 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 1999/08/10 メディア: 文庫 クリック: 12回 この商品を含むブログ (17件) を見る 人間がイヤイヤ自分の仕事をしているということより悪いことはまずこの世の中にはありそうもないことだ。況や、単に食わんがためにイヤイヤ仕事をしなければならないなぞということは考えてみても馬鹿馬鹿しい話だ。 「にひるの漚」 読書というものは、自分以外の人間の思想や感覚を追体験し、自らの視野を広げるというような部分もある。一方で、あまりにも著者とシンクロしすぎて、「おまえはおれか?」という気分になってしまうときもある。おれにとって辻潤とはそのような人のように思えてならない。 しかし、生きている間はまたなんとかよきことが湧いてくるかもしれないという妄想を断ち切れず、あさましき醜骸を曳きずって歩いてい
ねこいりねこ : 思いつきインフォメーション 小倉百人一首 番号 歌 詠み人 属性 要約 1 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ 天智天皇 男 しけた仮屋 2 春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山 持統天皇 女 洗濯日和だ 3 あしびきの 山鳥の尾の しだり尾の ながながし夜を 独りかも寝む 柿本人丸 男 ながーい夜 4 田子の浦に うち出でて見れば 白妙の 富士の高嶺に 雪は降りつつ 山部赤人 男 遥か銀世界 5 奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき 猿丸大夫 男 ああ秋だな 6 鵲の 渡せる橋に 置く霜の 白きを見れば 夜ぞ更けにける 中納言家持 男 夜は寒いな 7 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に 出でし月かも 阿部仲麿 男 故郷の月だ 8 わが庵は 都の辰巳 しかぞすむ 世をうぢ山と 人はいふなり 喜撰法師
アイヌ語は、もともと文字に表す習慣が無く、歌や語りなどは代々口伝えで受け継がれてきた。しかし明治維新後の政府の同化政策で話せる人が急速に減り、今ではほとんど使われなくなった。その中でこのレコードは、アイヌ文化を語る上で学術的に大変貴重なものだという。当時の歌や語りの名人と言われたアイヌの先達たちはどんなことを語り、現代の我々にどんなメッセージを投げかけるのか? その音源をめぐる物語を紹介する。
「財務省と森友、防衛省とPKO日報、都庁と豊洲ーー 解決のカギはすべて本書にある」 青木理氏(ジャーナリスト) 「権力を注視する極意を教える貴重な一冊」 加藤陽子氏(東京大学大学院教授) 「ファシズムの足音が聞こえる今、 阻止するための盲点がこんな身近にあったとは!」 堤未果氏(ジャーナリスト) 公文書とともに葬られる歴史と行政の責任! 国民の「知る権利」を軽んじ、秘密が横行する権力は必ず暴走するーー。第二次世界大戦敗戦直後の軍部による戦争責任資料の焼却指令から福島第一原発事故、南スーダンの自衛隊の日報をめぐる顛末等にいたるまで変わらない、情報を隠し続けて責任を曖昧にする国家の論理。この「無責任の体系」を可能にするものは何か? 本書はその原因が情報公開と公文書の管理体制の不備にあることをわかりやすく説明する。そして、世界の情報公開の流れに完全に逆行した形で、2013年末に可決された特定秘密
青学大が、史上初の3連覇&大学駅伝3冠に輝いた。2位早大に33秒差をつけて迎えた復路。山下りの6区から早大を突き放し、2位東洋大に7分21秒差をつける11時間4分10秒で総合優勝を決めた。 青学大の原晋監督(49)が日刊スポーツに手記を寄せた。04年の監督就任から13年。当初は自前のグラウンドも寮もない状態からスタートした。中京大出身。箱根駅伝経験もなく、大学時代は本人いわく「5流ランナー」。実業団の中国電力では選手としてリストラされて10年間のサラリーマン生活を送った。そんな異色の指導者が3連覇&大学駅伝3冠を振り返った。 3連覇&3冠達成。勝つための組織の礎ができつつあると感じた。04年の監督就任時、陸上界には自分の学生時代と変わらない上意下達のシステムがはびこっていた。このままでは野球、サッカーなど他のスポーツに後れを取る。若者が陸上を選ばなくなると危機感を抱いた。従来の体育会の組織
Download Original Bauhaus Books & Journals for Free: Gropius, Klee, Kandinsky, Moholy-Nagy & More in Art, Books | October 12th, 2015 7 Comments In 1919, German architect Walter Gropius founded Bauhaus, the most influential art school of the 20th century. Bauhaus defined modernist design and radically changed our relationship with everyday objects. Gropius wrote in his manifesto Pr
韓国文化財庁、1年あまり精密分析した結果 30日発表「確証する証拠は見つからなかった」 證道歌字の書体の相当数が 現存木版本『證道歌』の書体と異なり 製作年代を究明する決定的端緒も見つからず 最古活字論議は続く見込み 世界で最古の高麗時代の金属活字か否かをめぐって6年にわたる真偽攻防が続いてきた“證道歌字”(チュンドカジャ)を文化財当局が精密分析した結果、これを確証する証拠は見つからなかったことが分かった。しかし、製作時期を究明できる決定的端緒が現時点で確保されていないため論議は続くものと見られる。 文化財庁は古美術商キム・ジョンチュン氏が所蔵する“證道歌字”101点を1年がかりで精密分析した調査結果を30日公開し、世界最古の真品金属活字であることを証明する確実な物証は見つからなかったと明らかにした。 證道歌字は、13世紀高麗時代に出版された仏教書籍『南明泉和尚頌證道歌』(以下、證道歌)を
記事一覧 平安期・平泉寺の落慶法要文献発見 延暦寺支援、泰澄大師の名、旧跡も (2017年1月3日午前7時10分) 国宝称名寺聖教のうち「上素帖」。傍線部に「大(泰)澄大師」と書かれている(称名寺所蔵・神奈川県立金沢文庫管理) 平安時代後期に、平泉寺(福井県勝山市の現平泉寺白山神社)で行われた大講堂の落慶法要について記した文献が見つかった。比叡山延暦寺から導師を招いていたことや、6体の仏像を安置した大講堂の内部空間が判明。白山を開いたとされる「泰澄大師」の名や旧跡も記され、この時期に泰澄伝承が広まっていたことも分かった。専門家は、平泉寺の歴史や泰澄研究の重要な史料とみている。 文献は、国宝称名寺聖教(しょうぎょう)「上素帖(じょうそじょう)」。この中から、東大史料編纂所特任研究員の阿部美香さんが平泉寺の「堂供養」に関する2点の史料を発見し、このほど福井市で開かれた学術団体「藝林会」の研究
http://id.ndl.go.jp/auth/ndlna/00057510 今回のパブリック・ドメイン化、国文学者としては、この方でしょう。 https://app.box.com/s/ozzr0jljmhhofp6h1kf8t7wfviaikk1v 『近世初期文壇の研究』 『松永貞徳の研究』正続 上記に加えて、旧日本古典文学大系の『近世思想家文集』の「都鄙問答」の部分、『戴恩記・折り焚く柴の記・蘭東事始』の「戴恩記」の部分を抜き出しました。『近世笑話集』については、手許の版が比較的新しいものだったために、うわづら文庫としての公開はしません。 ただ、校正不十分ですが、テキストは、少し置いております。 (wikiですので、校正して頂くことも可能です) 『日本古典文学大系100江戸笑話集』解説 http://www62.atwiki.jp/kotozora/pages/70.html 同補
家康生涯の大敗北のひとつ「三方ヶ原」にまつわる逸話の創作性を論じた、原史彦氏の論文がダウンロード可能になり評判に。 そういった「実は伝説」という話によく登場してくる『沢田源内』という男、その界隈ではニセの系図やニセの歴史書を作る悪名高き男として知られ、その影響は近代にまで及んでいます。 ただ、彼の事績をツイートで読んでいくと、「そこまでやりおるとは、或る意味凄い!」という気がいたしてまいりました(笑)。 そんな視点からのまとめです 続きを読む
〇石川禎浩『赤い星は如何にして昇ったか:知られざる毛沢東の初期イメージ』(京大人文研東方学叢書2) 臨川書店 2016.11 年末年始は東京の大きな書店をゆっくり回ることができたので、ちょっと変わった本を見つけて買うことができた。本書のテーマは、副題のとおり、毛沢東の初期イメージの探求である。毛沢東(1893-1976)は、1921年、中国共産党第一回党大会に湖南代表として参加、第一次国共合作下で農民運動の指導に当たり、1927年から国共内戦に突入すると、井崗山を根拠とし、朱徳とともに農村ゲリラ戦を展開した。しかし、1930年代初め、毛沢東の名前は知られるようになっても、まだ具体的な情報は少なかった。 著者は、毛沢東の伝記記事が、中国国内、日本、欧米で、どのように登場したかを調査し、中国共産党が指導をあおいだコミンテルンでさえ、毛に関する情報をほとんど得ていなかったことを検証する。では、毛
筋トレを継続するのは難しい。特に何事も面倒臭がる人は筋トレの継続はかなりハード。面倒臭がり屋のひとりである私が、継続のための筋トレ術を提案したい。私達にとって本当に必要なのは筋トレの理論でも鍛え方でもプロテインでもない。 1.やる気に頼らない 筋トレを始めるのに「やる気」に頼ることは絶対にさけるべきことです。 モチベーションが上がってからやろう! やる気になってから筋トレするの! というやり方は面倒くさがり屋は絶対してはいけません。 なぜならモチベーションを上げて行動するエネルギーを上げると 面倒臭がり屋は他のことをやりたくなります。 よし元気になってきたから、今度こそ筋トレしよ! そして立ち上がった瞬間に本棚に目についた「効果的な筋トレ特集」という雑誌の見出し。 いつも読もう読もうとして、放置しっぱなしだったから、今こそ読むぞ! そう、筋トレをやる気になった私は「効果的な筋トレ特集」を読
1. ヴァイオリン・ソナタ第25番 ト長調 K.301(293a) 2. ヴァイオリン・ソナタ第28番 ホ短調 K.304(300c) 3. ヴァイオリン・ソナタ第29番 イ長調 K.305(293d) 4. ヴァイオリン・ソナタ第30番 ニ長調 K.306(300l) アルバム『モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ集』の魅力 寺神戸によるオリジナル楽器での演奏は、そういった意味で、楽曲の真価を知らしめる待望の録音となりました。寺神戸が、楽曲の作風・様式の違いからバロック(K.301,K.304)とクラシカル(K.305,K306)の2種のヴァイオリンを使い分けている(音色の違いに耳を傾けるのも一興ではないでしょうか?)一方、フォルテピアノは、モーツァルトが、これらの曲を作曲した旅の途中で出会い、おおいに触発を受けたとされるシュタイン製の楽器の精巧なレプリカ。寺神戸と長く共演を続けている名手
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