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ブックマーク / www.monotype.com (30)

  • Monotype、タイポグラフィと書体デザインを専門とする国際カンファレンスAtypIに参加

    2024 年4 月15 日――米国 Monotype Imaging Inc. の日法人 Monotype 株式会社(東京都港区、 以下 Monotype)のシニア・タイプデザイナー土井遼太と中国のタイプデザイナーTao Di(タオ・ディ)が、2024 年4 ⽉ 16 ⽇(火)から20 ⽇(⼟)までオーストラリア・ブリスベンで開催されるタイポグラフィとタイプデザインの国際カンファレンス「ATypI Brisbane 2024」に参加します。 プレゼンテーションの内容 「中国と日のタイプトレンド」 中国と日は多くの表意文字(中国では汉字、日では漢字)を共有していますが、書体のトレンドは必ずしも同じではありません。例えば、中国ではテック企業を皮切りに、多くの企業がカスタム書体を採用しはじめています。一方、日では自動車産業を含むさまざまな分野でカスタム書体の需要が増加しています。それぞ

    Monotype、タイポグラフィと書体デザインを専門とする国際カンファレンスAtypIに参加
  • 時代の変化とともにリブランドを選択した、ナショナルポートレートギャラリーのためのカスタム書体

    Monotypeは、ロンドンで最も期待されたリブランドの1つである、改装されたナショナルポートレートギャラリーのパートナーシップにEDIT の紹介のもと参加しました。このギャラリーは世界で最も象徴的で革新的な肖像画のいくつかを収蔵しています。改修作業は2020年に始まり、EDITの仲間たちはブランドを再構築し、パートナーであるBoardroom Consultingと共に変革的な戦略開発の依頼を受けました。 書体、タイポグラフィ、およびレタリングは、ブランディングプロジェクトの基盤です。イラストレーター兼レタリングアーティストのピーター・ホリッジ(Peter Horridge)と密に協力しながら、EDITはナショナルポートレートギャラリーの膨大で壮大、多様なコレクションを中心に据える新しいモノグラムと重なったロゴタイプシステムを開発しました。 ロゴをデザインするプロセスの初期段階は、タイポ

    時代の変化とともにリブランドを選択した、ナショナルポートレートギャラリーのためのカスタム書体
  • マスターカードのロゴが現代のブランドについて教えてくれること

    マスターカードはリブランディングの際に、ロゴから「Mastercard」という言葉を省くこと発表し、話題を呼びました。しかし、この決定は、ブランドが自らを表現する方法においてより広範なトレンドの兆候なのか、それとも単にマスターカードが変化する市場に対処しているだけなのか、どちらなのでしょうか? ワードマークを持たないロゴとは ワードレスなロゴを採用するブランドはマスターカードだけではありません。 例えば、Apple、McDonald’s、Starbucks、Nikeなどです。企業がビジネスと顧客関係の急速なデジタル化に適応する中で、私たちはデジタルエクスペリエンスに焦点を当てたリブランディングに方向性をシフトしていく企業をいくつも見てきました。Mastercardの具体的なケースでは、そのデジタル化の中に、名前のルーツである物理的なクレジットカードが存在しない未来も含まれています。それは、

    マスターカードのロゴが現代のブランドについて教えてくれること
  • なぜ多くのブランドはサンセリフ体を好むのか?

    サンセリフ体が初めてタイポグラフィの舞台に登場したのは20世紀初頭であり、それは単なる流行りものだけでなく、恒久的な存在となりました。では、ブランドにとっての最適なサンセリフ体とはどういうものでしょうか? サンセリフ体の略史 1816年、ウィリアム・カスロンIV(William Caslon IV)は最初のサンセリフ体であるカスロン(Caslon)を設計しましたが、当時は広く受け入れられず、普及もしませんでした。しかし、19世紀末から20世紀初頭にかけて現れたモダニズムと共に、機能性が重視され、形が機能に寄り添うようなデザインコンセプトが導入され、サンセリフ体が急速に広まりました。 モダニズムは現代の機械と大量生産からインスピレーションを得ており、効率、構造、シンプリシティの概念に基づいています。モダニズム以前のグラフィックデザインは緻密で装飾的でしたが、モダニズムは均一性、幾何学、そして

    なぜ多くのブランドはサンセリフ体を好むのか?
  • フォント会社の視点から見たゲームショウ【TGS2023】

    東京ゲームショウ2023(TGS2023)が、9月21日から24日の4日間開催されました。4年ぶりに完全開催となった幕張メッセの全展示ホールを使って、過去最多の44カ国の地域から787の企業や団体が出展。「ゲームが動く、世界が変わる。」をテーマに様々な角度からアプローチされた展示には国内外の多くの来場者でにぎわっていました。 東京ゲームショウではこのイベントに合わせて新作が発表され、未発売のタイトルを試遊でき、ゲームの世界観を肌で感じることができるような体験型ブースが多く存在。特に大手企業のブースには、大がかりなフォトスポットが目を引きました。

    フォント会社の視点から見たゲームショウ【TGS2023】
  • たづがね角ゴシック:鉄道分野のデジタルサイン表示

  • The devil is in the details or 神は細部に宿る

    Type& 2023Session 2「The devil is in the details./神は細部に宿る」では、同志社女子大学教授でデザイナーの髙木毬子氏と Monotype シニア・タイプデザイナーの土井遼太が登壇。イギリス・レディング大学の大学院留学時の同級生同士ということで、土井が髙木氏に質問する形でセッションが進められました。 このセッションのタイトル「神は細部に宿る」の英訳では、なぜ「God」ではなく、「Devil」が使われているかという土井の質問からスタートしました。英語で「God」というと、(神のように)完璧なものを指しているような気がすると髙木氏。ドイツ語では「Der Teufel liegt im Detail」という表現方法があり Teufel が Devil と訳されます。デザインやアートの作品は、完璧を追求して作り続けても完璧にはならないような気がした

    The devil is in the details or 神は細部に宿る
  • 「フォントかるた」的 欧文フォントの楽しみ方

    Session 1「『フォントかるた』的 欧文フォントの楽しみ方」では、フォントかるた制作チーム(せきねめぐみ/伊達千代/星わにこ/横田良子氏)とMonotype クリエイティブ・タイプディレクターの小林章が登壇。 2023年6月17日にMonotype主催のタイポグラフィイベント「Type& 2023」が渋谷ヒカリエにて開催されました。2020年以降はオンラインで開催されていましたが、2023年は3年ぶりの対面方式での開催となりました。 Session 1では、「フォントかるた」を制作した4名のデザイナーチームをゲストに迎え、「フォントかるた」欧文版完成までの経緯や制作プロセスなどを紹介。「フォントかるた」とは、書体名やその特徴が書かれた読み札を読み上げ、該当する書体によって描かれた取り札を取るカードゲームです。2017年に和文書体48書体を収録した「フォントかるた」が発売され、2022

    「フォントかるた」的 欧文フォントの楽しみ方
  • Type& 2023

    Session 1 「フォントかるた」的 欧文フォントの楽しみ方 せきねめぐみ/伊達千代/星わにこ/横田良子/小林章 セミナー前半では、書体をかるたで遊ぼうと考えたきっかけやフォントかるたを商品化した経緯、これまでの活動を紹介。また、欧文版フォントかるたの制作過程において、和文と違った難しさについてお話しします。後半は、かるたに選ばれた欧文書体がヨーロッパではどのように使われているのか、実際の使用例を見ながら小林章とトークセッションを行います。

    Type& 2023
  • 和欧混植フォント開発で Monotype がフォントワークスと協力

    Monotype 株式会社(社:東京都千代田区 代表 佐藤文宣 以下 Monotype)は、フォントワークス株式会社(社:東京都港区 代表取締役社長 CEO 原田愛 以下 フォントワークス)とこれまで以上にパートナーシップを強化し、フォント開発事業を進めていきます。 連携強化について Monotype とフォントワークスは、2017年4⽉より事業提携を結び、年間定額制フォントサービス『Monotype LETS』を提供し欧⽂フォント市場を牽引しています。両社の⾼品位なフォントをより多くのお客さまにご利⽤いただくため、この度、パートナーシップを強化しサービスを展開していきます。 両社のフラッグシップフォントを使⽤した和欧⽂混植フォントの提供や近年需要が⾼まるコーポレート/オリジナルフォント開発などを予定しています。 Monotype とフォントワークスのディレクターによるスペシャルチーム

    和欧混植フォント開発で Monotype がフォントワークスと協力
  • 欧文組版の醍醐味とハウス・スタイルについて

    麥倉聖子(むぎくら・しょうこ)氏のプレゼンテーション。麥倉氏は武蔵野美術大学卒業後、イギリスのレディング大学で欧文タイポグラフィを学び、ロンドンのデザイン事務所に勤務。現在はドイツのミュンヘンでティム・アーレンス氏とタイプファンダリー「Just Another Foundry」(以下、JAF)を運営し、書体開発や欧文組版の仕事をされています。 マクロ・タイポグラフィとマイクロ・タイポグラフィ 2020年のType&では「コーポレートフォントの運用、欧文組版のミスの種類を分析・解説」というタイトルで、コーポレートフォントを運用する際の問題点や、よくあるミスについて、その原因や対応方法について解説されました。 2021年のType&では、最初に「マクロ・タイポグラフィ」と「マイクロ・タイポグラフィ」についての説明がありました。マクロ・タイポグラフィとは、レイアウトやグリッド、組版形式など、一般

    欧文組版の醍醐味とハウス・スタイルについて
  • コーポレートフォントの制作と ブランディング Mercari Sansの事例

    フリマアプリ「メルカリ」を運営する株式会社メルカリのコーポレートフォント(専⽤書体)制作について。同社の社内デザインチーム、デザイン・イノベーション・ファーム Takram(タクラム)、Monotypeの3社でどのようにコーポレートフォントを制作したのか、そのプロセスを具体的に紹介。 前半は、Takramアートディレクターの弓場太郎氏が書体制作の概要とプロセスを紹介。プロジェクト開始からフォント完成まで、図版を⾒ながら解説しました。 コーポレートフォント制作のきっかけとなったのは、2018年のロゴリニューアル。その時のキーワードは、ワクワク感、公平さ・オープンさ、なめらかさ。このキーワードをもとにTakramがロゴタイプを、Takramとメルカリデザインチームが一丸となりシンボルをリデザインし、既存のフォントでコーポレートフォントを暫定的に設定。和⽂書体は、たづがね⾓ゴシック、欧⽂書体はF

    コーポレートフォントの制作と ブランディング Mercari Sansの事例
  • 組織のメッセージを企業の声として伝えるツール コーポレートフォント(企業専用書体)

    ドイツのミュンヘンでティム・アーレンス氏とタイプファンダリー「Just Another Foundry」(以下、JAF)を運営し、書体開発や欧文組版の仕事をされている麥倉聖子氏のプレゼンテーション。武蔵野美術大学卒業後、イギリスのレディング大学で欧文タイポグラフィを学びました。 今回のテーマであるコーポレートフォント(企業専用書体)は、組織のメッセージを伝えるツールで、いわばその企業の声のようなもの。欧州でも広く使われており、ドイツではメルセデスベンツやルフトハンザなどが有名です。企業や組織のブランドアイデンティティを決めるときにデザインの一環として特定の書体を指定して、すべてのマーケティングに使うことが一般的になっています。 セッションの冒頭では、JAF が制作したフォントやコーポレートフォントを紹介。 Kyma Media Branding のコーポレートフォントには、JAF Lapt

    組織のメッセージを企業の声として伝えるツール コーポレートフォント(企業専用書体)
  • Shorai Sans のデザインを担当した3名によるトークセッション

    Monotype の小林と土井が中村征宏氏をゲストスピーカーに迎え、Shorai Sans 制作メンバーでトークセッションを行いました。中村氏は、1970年代から格的に書体デザインを始め、ナールやゴナなどの有名和文書体をデザイン。半世紀にわたり、書体を作り続けている第一人者です。 2022年2月にリリースされた Monotype の和文書体 Shorai Sans。Avenir Next にあわせて開発された、すっきりと読みやすい和文書体です。書体の発売を記念して、オンラインのトークイベントが開催されました。 このトークイベントでは、書体制作にかかわった Monotype クリエイティブ・タイプディレクターの小林章、Monotype シニア・タイプデザイナーの土井遼太が登壇。ゲストスピーカーとして、Shorai Sans の見帳デザインを担当した祖父江慎氏、Shorai Sans の書

    Shorai Sans のデザインを担当した3名によるトークセッション
  • Shorai Sans 見本帳制作の裏側

    Shorai Sans の見張デザインを担当したコズフィッシュ代表の祖父江慎氏をお招きしトークセッションを行いました。 2022年2月にリリースされた Monotype の和文書体 Shorai Sans。Avenir Next にあわせて開発された、すっきりと読みやすい和文書体です。書体の発売を記念して、オンラインのトークイベントが開催されました。 このトークイベントでは、書体制作にかかわった Monotype クリエイティブ・タイプディレクターの小林章、Monotype シニア・タイプデザイナーの土井遼太が登壇。ゲストスピーカーとして、Shorai Sans の見帳デザインを担当した祖父江慎氏、Shorai Sans の書体デザインに携わった中村征宏氏を迎えて、2つのセッショントークが行われました。 Session 1では、Shorai Sans の書体見帳をデザインした祖父江慎

    Shorai Sans 見本帳制作の裏側
  • ブランドアイデンティティを反映したブリヂストンの欧文コーポレートフォント

    Monotypeは、タイヤ・ゴム業界におけるグローバルリーディングカンパニー、株式会社ブリヂストンの欧文コーポレートフォントを制作しました。 株式会社ブリヂストンは、コア事業であるタイヤ事業、タイヤ事業の強みを活かしたソリューション事業、免震ゴムやゴルフ用品、自転車等の化工品・多角化事業を展開している企業です。 2020年、ブリヂストンは新たなブランドアイデンティティを導入するにあたり、「ブリヂストンらしさ」を表現するツールとして欧文コーポレートフォントの開発を決定。 ブリヂストンでは、「社会の進歩に貢献する」というブランドパーパスを実現するためのアプローチとして3つのC(Care:安心、Confidence:信頼、Creativity:創造力)が定義されています。この考え方をコーポレートフォントとして体現し、グローバルでのブランド表現統一を実現するために、ブリヂストンのデザイン部門、Mo

    ブランドアイデンティティを反映したブリヂストンの欧文コーポレートフォント
  • 機能性とブランドを考慮したいすゞ自動車の専用書体

    Monotypeは、世界トップクラスの商用車メーカー、いすゞ自動車株式会社の専用書体を制作しました。 いすゞ自動車株式会社は、1916年に創業した、グローバルに事業展開している日企業です。主にバス、トラック、産業用エンジンなどを製造しています。時代の変化にともない、車載機器の画面に多様な情報を表示するためのコンパクトな書体が必要とされていました。また、多言語展開や和文欧文併記をする機会が増えたことにより、それらに対応した書体のニーズも高まっていました。 そうした背景から、いすゞ自動車とMonotypeで専用書体の方向性について検討。長く使える普遍性、コンパクトな骨格、ウェイトの豊富さ、可読性、和欧混植時の調和などの機能的な条件と、信頼、誠実、クリーンなブランドイメージを考慮し、スタンダードな佇まいの中にもやや硬質で整然とした雰囲気のある専用書体を制作することになりました。 欧文書体につい

    機能性とブランドを考慮したいすゞ自動車の専用書体
  • 100年前のロンドンの「味」を受け継いだ書体、Johnston100をリリース

    Monotypeは、ロンドン交通局より100年の歴史を誇る書体Johnstonの刷新を依頼されました。 Johnston書体は、100年にわたり、ロンドンの交通機関における路線図や案内表示板の文字として親しまれてきました。 オリジナル版は1913年に作成されました。英国人のアーティストでカリグラファーでもあったEdward Johnstonは、ロンドンの伝統にしっかりと根付きながら20世紀に属する「大胆なシンプルさ」を持つ文字の制作という任務を負うことになりました。完成されたそのデザインは、ペン先のひし形を活用した7種類の線をプロポーションのベースにし、ウエイトはわずか1種類。特徴的なひし形は、「i」と「j」の文字に含まれる小さな黒い点に見ることができます。 オリジナルにあたる書体Johnstonのデザインは1916年に発表されました。以来Johnstonは100年にわたり使われてきました

    100年前のロンドンの「味」を受け継いだ書体、Johnston100をリリース
  • ソニーのために93か国語対応の書体を開発

    Monotypeタイプディレクター小林 章とソニーの福原寬重チーフアートディレクターの密接なコラボレーションから、約100言語、多数の顧客タッチポイントに対応し、今後数十年にわたって使用可能なオリジナルの書体が誕生しました。 ソニーは、斬新なオリジナル書体デザインのビジョンを持って、Monotypeにデザインを依頼しました。それは、製品、店舗、オンライン、いわば世界各国のお客様とのあらゆるタッチポイントで使用される、93ヵ国語以上の言語での展開という壮大な企画でした。ソニーのSST®フォントに対する要望を全面的に把握した後、Monotypeタイプディレクターの小林 章は、「ソニーというブランドのイメージづくりに大きな影響を与えるものなのでかなり責任を感じましたね。・・・こんな複雑なことが当にできるのだろうかと足がすくむような思いでした(笑)」 ソニーのブログには、「Monotypeは、欧

    ソニーのために93か国語対応の書体を開発
  • H&Mの表現の幅を広げたファッショナブルな高品質セリフ書体を開発

    スウェーデンのアパレルブランドH&Mは、世界第2位を誇るアパレル小売店であり、世界61か国に3,000軒を超える店舗を擁しています。ブランディング対象は、広告からカタログ、パッケージ、映像、看板まで多岐にわたります。スウェーデンのアパレルブランドH&Mは、世界第2位を誇るアパレル小売店であり、世界61か国に3,000軒を超える店舗を擁しています。ブランディング対象は、広告からカタログ、パッケージ、映像、看板まで多岐にわたります H&Mはすでに、Monotypeによって制作されたHM Ampersandと呼ばれるカスタムデザインのサンセリフ体書体を使用していましたが、世界中のさまざまなシーンで利用できる、より柔軟で豊かな書体言語の開発を希望していました。そこでH&Mは、既存のHM Ampersand書体に対し、それを引き立てるようなセリフ体書体の開発をMonotypeに依頼しました。 この新

    H&Mの表現の幅を広げたファッショナブルな高品質セリフ書体を開発