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2023年9月22日のブックマーク (35件)

  • たづがね角ゴシック:鉄道分野のデジタルサイン表示

  • Words of Type

  • 特別展 縄文コードをひもとく - 埼玉県立歴史と民俗の博物館

    埼玉県立歴史と民俗の博物館では、令和5年11月14日(火・県民の日)から令和6年1月14日(日)まで、特別展「縄文コードをひもとく―埼玉の縄文土器とその世界―」を開催します。 埼玉県内の発掘調査で出土した縄文土器を一堂に展示します。縄文土器の特徴は独特な形と文様です。時代によって様々に変化する文様と形は謎に包まれています。 展では、文様や形に注目することで、土器にこめられた縄文人の思想〔縄文コード〕をひもときます。 【ポスター】特別展「縄文コードをひもとく」.jpg ※こちらの展覧会図録は、ご好評につき完売致しました。

  • 心の不調に対する「アニメ療法」の可能性(1)何をもって病気とするのか?――文化精神医学を知る(パント―・フランチェスコ) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    HOME医学界新聞記事一覧2023年心の不調に対する「アニメ療法」の可能性(1)何をもって病気とするのか?――文化精神医学を知る(パント―・フランチェスコ) 皆さんはじめまして。慶應義塾大学病院精神・神経科学教室のパントー・フランチェスコと申します。私はイタリアで生まれ育ちましたが,日で精神科医として働くために来日しました。 メンタルケアにおける文化の相対的影響を調べることも,来日した目的の一つです。病気あるいは病的な現象は,文化とどうかかわりを持つのでしょうか。内科疾患同様,精神疾患の発症率は国によって異なることもあります。精神医学の領域において,引きこもり(Hikikomori phenomenon)や対人恐怖症(Taijin kyofusho)という社会的現象は日に特有であると言われています1)。ローマ字で表記されていることが物語るのは,これらの現象に初めて相対した海外の研究者が

    心の不調に対する「アニメ療法」の可能性(1)何をもって病気とするのか?――文化精神医学を知る(パント―・フランチェスコ) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 看護のアジェンダ(223)デカルトの『方法序説』がよみがえる時(井部俊子) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    2023年6月24日,私は石川県かほく市の高台にある西田幾多郎記念哲学館に行った。2023年度哲学講座「デカルトによる〈修練〉の哲学①――方法の精神を涵養する」を聴講するためである。 東京から北陸新幹線で金沢に行き,乗り継いで七尾線宇野気うのけで降りる。人通りのほとんどない静かな街を約20分歩く。梅雨の晴れ間,初夏の涼風と軒先に咲くあじさいに迎えられる。高台にある哲学館をめざして,小さな林の中の「思索の道」を登る。うっすらと汗がにじむ。このコースの仕掛け人は,哲学館を設計した安藤忠雄氏である。この様子は,連載第172回に「哲学を学ぶ興奮」と題して書いた。4年経ってもその興奮は色あせていない。 市井の人たちと哲学する 今回の哲学はデカルト「方法序説」が中心であった。講師は津崎良典氏(筑波大学准教授)である。冒頭で浅見洋館長は,講師の略歴を紹介し,パリのパンテオン・ソルボンヌ大学で博士号を取

    看護のアジェンダ(223)デカルトの『方法序説』がよみがえる時(井部俊子) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 新たな研究・論文出版体系の確立を(大隅典子,林和弘) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院

    「今後の研究・論文出版の在り方を考えた時,論文を発行している研究者コミュニティの問題としてとらえざるを得ず,OA化の議論は,学会をこれからどうしたいか,どう変えていくかとの命題に変わっていく」。こう発言したのは,長年オープンサイエンスやオープンアクセス(OA)化の推進に尽力してきた林和弘氏だ。学会の在り方をも変えてしまうほどに大きな影響力を持つようになった研究・論文出版を取り巻く問題は,今後どうなっていくのか。弊紙連載「オープンサイエンス時代の論文出版」(2023年5月~,全5回)の総まとめとして,連載を執筆した大隅典子氏と共に議論していく。 大隅 従来の研究・論文出版を取り巻く問題は,購読費の高騰による施設単位で購読可能なジャーナル数の減少が引き起こすインプット面での問題が中心でした。しかし現在,これらの問題に加えて論文掲載料(APC)の高騰に伴った論文出版というアウトプットの部分にまで

    新たな研究・論文出版体系の確立を(大隅典子,林和弘) | 2023年 | 記事一覧 | 医学界新聞 | 医学書院
  • 【特集 甦る福田恆存】下西風澄|演技する精神へ――個・ネット・場|文學界

    自然のままに生きるという。だが、これほど誤解されたことばもない。もともと人間は自然のままに生きることを欲していないし、それに堪えられもしないのである。 (1) 福田恆存は、ありのままに生きる私たちの自然なる生を批判し、自由を批判し、個性を批判する。現代社会において私たちが求めている多くの「理念」を批判する。逆に彼が求めていたのは、私たちの生を制約するある種の不自由さであり、個人を否定する全体であり、集団的な記憶としての歴史である。 いま私たちが、劇作家であることで成立する思想家、福田恆存を読むことの意味は、どこにあるのだろうか。 「個と全体」の現代 インターネットの登場は、私たちの自我に矛盾をつきつけた。一方でネットは私たちそれぞれにオリジナルのアカウントを与え、世界全体の情報に自由にアクセスできる、束縛のない無制約な個人であることを可能にさせるプラットフォームである。私たちがどこの組織に

    【特集 甦る福田恆存】下西風澄|演技する精神へ――個・ネット・場|文學界
  • 広報誌|出版|思文閣 美術品・古書古典籍の販売・買取、学術出版

    新刊・既刊案内のほかに、毎号ゲストの人柄がにじむ楽しいトーク「てぃーたいむ」を掲載。 その他、中堅・若手研究者による「ミレニアル世代の研究レシピ」など多彩な執筆陣による論考・エッセイなどを収録しています。 年2回発行(無料) 最新号から発行のつどお手元にお送りいたします。 ご希望の方はメール(pub@shibunkaku.co.jp)でお申し込み下さい。 バックナンバーについても、在庫のあるものは無料でお送りいたしますのでご請求下さい。 ●日常語のなかの歴史31 おふくろ【お袋】(清水翔太郎) ●特別寄稿 「ことばを書く」こと「文字を書く」こと―『石川九楊全作品集』を自評する(石川九楊) ●てぃーたいむ 歴史に埋もれた女性たちの声を聴く(中世日研究所〔モニカ・ベーテ/パトリシア・フィスター〕× 舘野まりみ) ●エッセイ 失われた作品をめぐる美術史(苫名悠) 歴史ブームの中の「武士」と「貴

    広報誌|出版|思文閣 美術品・古書古典籍の販売・買取、学術出版
  • 柴田俊幸のCROSS TALK 〜古楽とその先と〜 Vol.10 クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/チェンバロ)[前編]

    柴田俊幸のCROSS TALK 〜古楽とその先と〜 Vol.10 クリスティアン・ベザイデンホウト(フォルテピアノ/チェンバロ)[前編]
  • 与那国や沖永良部の島言葉 「生きた言語」で次代に - 日本経済新聞

    むぬい ばちたや ちま ばちるん/ちま ばちたや うや ばちるん。沖縄の与那国語で「言葉忘れたら島忘れる/島忘れたら親忘れる」という意味だ。地域の言葉が、人とふるさとを結ぶ絆であることを示している。私は言語学者として、南西諸島の消えつつある言語を調べ、保存に取り組んできた。ユネスコが消滅危機言語に指定した世界2500言語には与那国語や鹿児島の沖永良部島で使われている言語も入っている。どちらも独

    与那国や沖永良部の島言葉 「生きた言語」で次代に - 日本経済新聞
  • GB18030-2022が来た!詳細編—内容から読み取る本質〈エリックの多言語文字散歩〉|ヒラギノフォント公式note

    前回の概要編では、じっくりとGB18030-2022の表紙を見ながら、中国におけるGBの定義、GB18030規格改定の概要、製品への搭載義務などについて解説しました。今回は、いよいよ表紙をめくって更新された内容について詳しく解説していきます。 漢字はとにかく多いGB18030-2022の規格書の実物を見ると、まずその厚みに圧倒されるでしょう。700ページを超えるページをパラパラとめくってみてわかるのは、文はわずか8ページ程度で、残りのほとんどは付属書である長い文字コード表ばかりです。 文字コードの国際標準としてISO/IEC 10646があります。そして業界規格のUnicodeとおおむね互換しています。一方でGB18030は中国独自の規格です。GB18030は策定当初から国際標準の存在を意識して設計され、膨大な量のコードポイント(符号位置)と、各文字コードを相互変換するための対応表を用意

    GB18030-2022が来た!詳細編—内容から読み取る本質〈エリックの多言語文字散歩〉|ヒラギノフォント公式note
  • JR東日本、三鷹-武蔵境間の「三鷹こ線人道橋」を撤去

    JR東日本、三鷹-武蔵境間の「三鷹こ線人道橋」を撤去
  • なぜ、ネパール定食「ダルバート」を出す店が、東京に300店もあるの?(田嶋章博) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    ネパールの国民料理、「ダルバート」(※1)。今や東京では、ダルバートを出す店が、300軒を超えています(※2)。 ためしにべログで「東京 かつ丼」で検索してみると、389軒がヒット。親子丼だと、265軒。もちろん検索に引っかからない店もあるでしょうが、大まかにいえばダルバートというエスニックなマイナー料理が、店数の上ではカツ丼や親子丼レベルの身近さになっているのです。 そこで今回は、『日のインド・ネパール料理店』などの著書があるインド・ネパール専門家、アジアハンター 小林真樹さんに、ダルバートスポットの異様な多さの理由を尋ねてみました。見えてきたのは、バブル期の前から始まる、日のネパール料理店の数奇な道のりでした。 ※1 豆のスープとご飯がセットになった定で、ネパールの定番料理カレー、野菜炒め、漬物、生野菜などとあわせてべる ※2 東京ダルバートMAP調べ ダルバートを前にする

    なぜ、ネパール定食「ダルバート」を出す店が、東京に300店もあるの?(田嶋章博) - エキスパート - Yahoo!ニュース
  • 新大久保にネパール料理店、なぜ30軒も?「ネパール街」を生んだ男の思い | 文春オンライン

    第4次韓流ブームも後押しし、大勢の若い女性で沸き返る韓流の街、新大久保。ところが新大久保には、もう1つの顔がある。それが“ネパール街”だ。 横浜中華街のように軒を連ねているわけではないが、界隈にはネパール料理専門店が約30店もあり、それに伴い多くのネパール材店、ネパール人向け送金店、ネパール語新聞の編集部などが集う。 ちなみにここでいうネパール料理専門店とは、ナンやインドカレーやタンドール料理などインド料理をメインに出す店ではなく、モモ(ネパール式の蒸し餃子)やダルバート(ネパールのカレー)といったネパール料理をメインに出す店のことだ。 ただ、ネパール街としての歴史は、それほど長くはない。新大久保に、最初のネパール料理専門店ができたのが、2010年のこと。それ以前には、専門店は皆無だったという。 なぜ近年、新大久保はネパール街化したのか。実はその源流には、ある思いがあった。新大久保の

    新大久保にネパール料理店、なぜ30軒も?「ネパール街」を生んだ男の思い | 文春オンライン
  • 渋谷の街にありながら、昭和レトロな立ち呑みの聖地「富士屋本店」が挑戦する新たな店づくり - おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。

    立ち飲みの聖地として長年愛されてきた「富士屋店」は渋谷再開発のため閉店しましたが、 2022年11月、そのスピリットを継いだ「立呑 富士屋店」が新たにオープンしました。リスタートを切るうえで意識した、店づくりのポイントとは。 一度ならず、何度も足を運んでくれる「おなじみ」のお客さんは、飲店にとって心強い存在です。多くの常連客の心をつかむお店は、どのような工夫をしているのでしょうか。 2022年11月、渋谷区桜丘にオープンした「立呑 富士屋店」は、かつてこの界隈で立ち呑み文化が広がるきっかけとなったとされている「富士屋店」を前身とするお店です。 名物の「ハムキャ別」や「ナス味噌」といった往年のメニューに加え、酒場好きの心をくすぐる料理やドリンクが好評で、若い世代からも支持を受けています。昔の雰囲気を残しながらも、今の時代に合わせ変化を遂げた同店で、常連客を生みだす心得について話を聞

    渋谷の街にありながら、昭和レトロな立ち呑みの聖地「富士屋本店」が挑戦する新たな店づくり - おなじみ丨近くの店から、なじみの店へ。
  • 『日本古代史書研究』(八木書店) - 著者:関根 淳 - 関根 淳による自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:関根 淳出版社:八木書店装丁:単行(432ページ)発売日:2022-05-16 ISBN-10:4840622515 ISBN-13:978-4840622516 日の古代文化を知るうえで欠かせない、日書紀に始まる六国史と古事記。現存しないが、それ以前にも歴史書が存在した。幻の史書から解きほぐした、古代史書の通史誕生。 六国史以前の史書と古事記偽書説これまで、日古代の史書に関する研究は六国史が主で、それ以前の史書にはなかなか光が当たらなかった。今回、上梓した『日古代史書研究』はこれまで十分に検討されてこなかった六国史以前の史書の実像を探り、そのなかで『古事記』を1つの史書としてとらえ直している。そして、そこから国史の編纂作業の実態に迫り、六国史の再検証を試みている。 書の1つめの特徴は帝紀・旧辞から六国史にいたるまで、日の古代史書の〝通史〟を描いたことである。帝紀・旧辞

    『日本古代史書研究』(八木書店) - 著者:関根 淳 - 関根 淳による自著解説 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • 貴方の知らないサーキットベンディングの世界

    昨日は岐阜のsketch onで開催されたイベント「貴方の知らないサーキットベンディングの世界」でトークとライヴをやらせていただきました。10人程のお客さんが来てくださり、中には京都から足を運んでくださった方もいてとても嬉しかったです。改めてありがとうございました。 まず前半は自己紹介からスタートして、そもそもサーキットベンディングとは何なのか、サーキットベンディングに出会ったきっかけ、国内外のサーキットベンディングシーン、Kaseo個人のサーキットベンディング観…etc.を時折ふざけたスライドを交えながらのトーク。普段、自分がやっていることや考えていること、自分の中にある価値観や意識というものを他人に対して言葉で説明する機会というのはなかなか無いので大変でした。途中で何しゃべってるんだか自分でも分からなくなっちゃったり、アレも言いたいコレも言いたい、でも結局その半分も伝えられなかったり。

    貴方の知らないサーキットベンディングの世界
  • 私がサーキットベンディングを諦めたものリスト - My music instruments hacks & circuit bent collection

    サーキットベンディングの素材探しにおいてはまず、身近な音の出るおもちゃから始めるのが手軽です。おもちゃの基板は電子楽器に比べるとシンプルで、音のピッチを変化させるチップ抵抗やカーボン抵抗を探し、代わりに可変抵抗を取り付けるサーキットベンディングが有効です。ただ、令和になった今、店頭に並ぶおもちゃや、リサイクルショップにあるおもちゃでさえICや基板の小型化が進みました。そうしますと、サーキットベンディング不可なものに遭遇するわけです。 サーキットベンディング不可とは ICや基板の小型化にともなって、中を開けてみてもわずかにセラミックコンデンサがチラっとのっかってるだけであとはおしまい。という状況も増えてきました。ICの足をショートさせてバグらせる方法は、ベアチップ実装(ブラックスライムみたいなアレ)には通用しません。こうなるとほぼお手上げで、売りに行くか誰かにあげるかなどし、サーキットベンデ

    私がサーキットベンディングを諦めたものリスト - My music instruments hacks & circuit bent collection
  • 確実に浸透した「真逆(まぎゃく)」

    「真逆」は「定着した」とする人が8割を超え、これはもはや日常語として浸透したと考える方がよさそうです。国語辞典でも俗用とするのをやめるものが出てきています。 「俗語」から「新語」へ 前回質問した際には、広辞苑7版(2018年)が「真逆」について「まぎゃく【真逆】全くの逆。正反対。『―のことを言う』」と、「俗語」などと注記することなく記載したことを、多少驚きつつ紹介しました。 その後、他の辞書では三省堂国語辞典が8版(2022年)で、7版(2014年)まではあった俗語の表示を外しました。また明鏡国語辞典は3版(2021年)で、2版(2010年)で俗語としていた表示を「新語」の表示に改めました。明鏡の扱いの変化はちょっと独特なのですが、「卑俗な語」としている俗語表示から切り離したということは、新しい語ではあっても品がないものではないと認めているようです。 三省堂現代新国語辞典6版(2019年)

    確実に浸透した「真逆(まぎゃく)」
  • 音楽的身体とパフォーマンス

    音楽的身体とそれによるパフォーマンスについて考察するにあたり、まず音楽の身体性について考えたい。稿では主にロラン・バルトとデュレンヌの音楽=身体論を基礎として引用しながら、具体的なパフォーマンスをいくつか例として取り上げ、論を進めていく。最終的には演奏者の身体だけではなく、聴取者の身体について何らかの結論を得られることを期待しつつ、しかし、それが決して語り得ず、自らの音楽=身体が語り得ぬものゆえに隠喩となることを確認することになるだろう。 音楽=身体の言説 ロラン・バルトはテクストと音楽をめぐるいくつかの論考において、音楽について音楽で語るのではなく、分節言語で語ろうと試みた。そして、意味形成性の場である音楽のうちに指向対象としての身体を見出し、音楽=身体論を展開した。それは、科学的実証でもなければ、音楽学的な記述でもなく、隠喩的、文学的に語ろうとする試みであり、音楽テクストの快楽と欲望

  • 『ラテンアメリカの新しい伝統―「場の文化」のために』(晶文社) - 著者:里見 実 - 野谷 文昭による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

    著者:里見 実出版社:晶文社装丁:単行(333ページ)発売日:1990-07-01 ISBN-10:479495882X ISBN-13:978-4794958822 内容紹介: 民衆、新しい歌、らくがき、壁絵、識字教育、演劇ワークショップ…。ブラジルで、チリで、コロンビアで、人々は生活のなかから「対話としての芸術」を、「夢見る力」を紡いできた。ラテンアメリカで息づくブレヒトの思想を読み解き、フレイレやボアールらの実践に日での試みを重ねあわせる。民衆文化運動の豊かな水脈を掘り起こす刺激的な論集。 コミュニケーションの在り方を問うラテンアメリカ演劇の試み村上春樹の小説は、基的にはモノローグの世界であり、登場人物たちの間にダイアローグらしきものが成り立つとすれば、共通の過去が話題になるときだけである。だがそのコミュニケーションの回路もたちまち切断されてしまう。高度資主義社会ののっぺり

    『ラテンアメリカの新しい伝統―「場の文化」のために』(晶文社) - 著者:里見 実 - 野谷 文昭による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
  • フリー/インプロの経済学? | 横井一江のブログ 【音楽のながいしっぽ】

    以前からフリー、インプロのライブにおける集客の問題はよく耳にした。前衛的な音楽・芸術活動の先端部分を理解し、受容する人々が少ないのはいつの時代も変わらないし、世界中似たような状況だろう。例えば、ジョセフ・ホルブロック・トリオ(デレク・ベイリー、トニー・オクスレー、ギャビン・ブライヤーズ)が60年代半ば地元シェフィールドで毎月定期的に行っていた実験的ライブにやってきたお客さんは毎回30人から40人程度だったというし、多くの今はベテランと言われる名前の通ったミュージシャンにしてもヒトケタのお客さんを前に演奏した経験は少なからずある。また、集客イコール音楽の質を決めるわけではない。だが、ここに至って尋常ではないなと思いはじめた。なぜなら、例外を除いてインプロのライブはヒトケタが当たり前で、客席に20人いれば多いという状況になってきているからだ。 その理由はなぜだろう、とざっと問題点を書き出してみ

    フリー/インプロの経済学? | 横井一江のブログ 【音楽のながいしっぽ】
  • 【 70年代日本音楽シーンの地下水脈(1)〜(3)/「追悼 小沢 靖」】 - 椅子物語 / chairsstory

    【「70年代日音楽シーンの地下水脈(1)〜 (3)」】【「追悼 小沢 靖」】 (G-Modern27号〜29号 。発行元:P.S.F. / ジャパンミュージックサポート協議会) ────────────────── 70年代日音楽シーンの地下水脈(1) (2007年6月22日発売 G-Modern27号 pp. 80-81) 【ALL NIGHT FREAK ANTHOROGY OF・・・】 変色しよれよれになった一枚のチラシが手元にある。デザインはONNYK(金野吉晃)〜[図−1]。タイトルは「」。今振り返ると、取って付けたようなあざといネーミングにも思えるが、1978年9月8日の夕刻より9日未明にかけて、吉祥寺の羅宇屋でおこなわれたイベントである。主催はフリーミュージック・コミュニティ=第五列、それにフールズ・メイト(*1)。出演者は以下10グループ(表記はチラシのまま)。出演順に

    【 70年代日本音楽シーンの地下水脈(1)〜(3)/「追悼 小沢 靖」】 - 椅子物語 / chairsstory
  • 大島輝之(弧回、sim)が、自分で歌い始めたわけ | CINRA

    ギター、ドラム、エレクトロニクスというミニマムな編成で、音と音の隙間やズレ、揺らぎにフォーカスした楽曲を生み出すエクスペリメンタルバンドsimのリーダー・大島輝之。即興のシーンで確固たる地位を築いたギタリストでもある彼が、自身がボーカルを務める歌もののアコースティックバンド、弧回(コエ)を結成し、初のアルバム『纒ム(マトム)』を完成させた。これまでのイメージを覆す活動の真意とは一体何なのか? 20年以上に及ぶ音楽人生を紐解きながら、音楽家・大島輝之の表現の根幹を探っていく。 誰にも聴かせられなかった20年前の自作曲 大島:実は俺、ギターじゃなくてベースで専門学校まで行ってるんですよ。山下達郎さんのバックをやってる伊藤広規さんに習ったりしてて、正直ギターよりベースの方が上手いです(笑)。 いきなりの発言に面らってしまったが、音楽家としての大島のルーツは、意外にもベースだったという。ファンク

    大島輝之(弧回、sim)が、自分で歌い始めたわけ | CINRA
  • 大友良英 ニュー・ジャズ・クインテットについて語る(ききて・構成:横井一江)

    Improvised Music from Japan / Kazue Yokoi / Information in Japanese / writings 大友良英がニュー・ジャズ・クインテット(ONJQ)を始動させたのは1999年。昨年2002年6月には、初の国内盤『ライヴ』をDIWレーベルから出したこともあり、日のジャズ界にもホットな話題を提供した。『ライヴ』発売にあたり、2002年6月タワーレコードが発行している『ミュゼ』に記事を書くため、大友にONJQについての話を訊く機会を得た。ONJQだけではなく、大友のジャズ観、音楽観も表れたとても興味深いインタヴューであったが、残念ながら誌面の都合上その全てを掲載することは出来なかった。しかし、『ミュゼ』編集部の快諾を得てここにインタヴューの全貌を公開する運びとなったことを嬉しく思う。(横井一江) まず、ニュー・ジャズ・クインテット(O

  • interview with Okada Takuro | ele-king

    はっぴいえんどリヴァイヴァルでまずいなと思うのは、なんだかんだ言って結局は、なんとなく叙情的で、なんとなく口当たりのいいフォーキーなポップスを肯定するしかないというどん詰まり感だ。ああそういえば、ソフトに死んでいく──と言ったのは誰だっけ? 岡田拓郎(そして増村和彦)の内には、そうした極めて表層的なはっぴいえんどリヴァイヴァルへの違和感があり、後期森は生きているのライヴにおける超越的な一瞬は、バランスを崩しながら、なにかしら彼らが乗り越えようとしていることの情熱のひとかけらだったとぼくは思っている。 どう来るのかとずっと楽しみにしていたところ、しかしながら彼のソロ・アルバム『ノスタルジア』は、自らの内に燃えるそうしたもの、ある種の熱狂を抑制し、メロウで口当たりのいいポップスとしての体裁を保っている、表向きには……。彼のことだから、考えに考えに考え抜いた結果、いまはこれなのだろう。まあ、コー

    interview with Okada Takuro | ele-king
  • 島村スカム音楽。 - ウォール伝、ディープWebアンダーグラウンド。

    色々とギター関係で動画見てるとサジェストでたまに面白いの出てきたりするじゃん?んでなんで行きついたのか分からないんだけどすげーの見つけたんだよね。 www.youtube.com あ、Shaggsのアルバム見つけたときにサジェストで出てきたんだと思うんだけど www.youtube.com 所謂、なんつーかモンドというかスカムというかさ、スカム音楽って良い意味で体系化されてなくてそれ自体がミラクルとしてしか存在できないっつーか意図的にスカムをやろうとすると玄人感が出ちゃうんだよね。計算されたスカムも面白いんだけどやっぱり天然にかなうものはないというかさ、そんでこの島村楽器のHOTLINEっつーオーディションがスカムの巣窟みたいでHOTLINE自体がジャンルじゃん!って思ったんだけどそれを発掘したブログがあってFXとかについて書いてるブログなんだけど冒頭の金魚草を恐らく最初に言及した人でブレ

    島村スカム音楽。 - ウォール伝、ディープWebアンダーグラウンド。
  • Merzbow | ele-king

    ノイズ/ミュージックとは物体の持つ「声」の残滓だ。いまは/いまも存在しない「声」でもある。発したモノがなにものかわからない「声」。しかし、その「声」は、かつて確かに世界に響いていた。音、音として。どんなに小さく、どんなに儚くとも、その「声」は世界に対して轟音のような己の意志を発する。そのようないまは消え去ってしまった「声」のすべてを蘇生すること。「声」とは存在や物体すべてが有している音でもある。「声」とは音だ。となれば刹那に消え去ってしまった「声」は「最後の音楽」といえないか。音。その音は小さく、しかし大きい。存在と幽霊。蘇生と爆音。となればノイズ/ミュージックとは「声」=音の存在を拡張する方法論だ。いまここでは幽霊になってしまった最後の「声」=音たちの蘇生の儀式なのである。 メルツバウの新作『Monoakuma』を聴きながら、改めてそのようなことを思ってしまった。なんと想像力を刺激するア

    Merzbow | ele-king
  • 音楽非武装地帯 by onnyk[008]自分の声は聴こえない(その3) - ongei :: blog

  • 素晴らしいアフォリスムの豊かなばらまき、それと即興からの距離:ギャビン・ブライヤーズ初期実験音楽集:Gavin Bryars『The Marvellous Aphorism of Gavin Bryars The Early Years』 - みみのまばたき

    現代音楽ですとか実験音楽というのは、基的に前世紀にその役目を終えた、みたいな位置づけが優勢というか常識であって、ノスタルジー以外の目的で、「なぜあんたはそういう類の音楽を聴くのか」と時々訊ねられることがありますが、そういうときは、詩人の小笠原鳥類氏が「いん/あうと」で書いていた文章のなかの「詩」や「言語」といった言葉を「音楽」あるいは「音」と置換したような意味のことを言ってみることにしています。 なぜ詩を読むのか。という問いに対してはいろいろな答えがあるだろうけれど、答えの1つとして「変な言葉を読みたいから」があると思う。変な語彙、変な文法、変な文章が次々に登場するのを見たいのである。そこで面白い面白い、楽しい、ということを言いたいのである。特徴のある言語が、奇妙な装飾の多い置物のように、あるいは怪物のように、そこにあるのを見て喜んでいたい、ということである。まともでまっすぐな言語ばかり

    素晴らしいアフォリスムの豊かなばらまき、それと即興からの距離:ギャビン・ブライヤーズ初期実験音楽集:Gavin Bryars『The Marvellous Aphorism of Gavin Bryars The Early Years』 - みみのまばたき
  • 作曲家・大友良英が選ぶ「繰り返し読んでも飽きない本」(大友 良英) @gendai_biz

    自分の根っこにある人 今回選んだのは自分の核となったばかり。でも、どれか一冊となったら、間違いなく殿山泰司さんの『三文役者あなあきい伝』を選びます。 読んだ回数で順位付けしたのですが、なかでも『あなあきい伝』はPart1、2ともに2冊ずつ持っていて、どっちももうボロボロ。世界中をツアーで回る生活が長く、は大事な旅の友。鞄に入れる3~4冊のうちの一冊にいつも選んでしまうのが、殿山さんのです。 初めて読んだのは20歳くらいだったかな。福島から上京して明治大学に入ったものの、勉強はそっちのけ、音楽漬けの生活で、音楽家の高柳昌行さんに弟子入りしたばかりの頃です。 当時、「これはいいな」と思ったフリージャズのライブに片っ端から行っていました。すると、そこには必ずと言っていいほど殿山さんの姿があった。気軽なジーンズ姿で、お客が数人しかいないようなライブにもいるんですよ。 戦後映画界を代表する名脇

    作曲家・大友良英が選ぶ「繰り返し読んでも飽きない本」(大友 良英) @gendai_biz
  • 横井一江 著『アヴァンギャルド・ジャズ ヨーロッパ・フリーの軌跡』(未知谷 刊/ISBN978-4-89642-340-2)の内容詳細

    1960年代、ヨーロッパのジャズは 独自の言語を獲得した―― 政治の季節、権利獲得の時代に呼応し ドイツ、オランダ、イギリスを中心に、同時多発的に フリージャズから新たなムーヴメントが勃興 プレイにとどまらず自主レーベル、自主組織等 新しい音楽の在り方を提示した 1980年代からドイツのジャズ祭を中心に取材 数々のミュージシャンのインタビューから見えた 格的に紹介されることがなかった未踏のシーン ひとつのヨーロッパ文化論! ステージ写真など45点収録

  • TM NETWORKのファンが支えた小室哲哉のショルダーキーボード“Mind Control”の復活 - サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア

    撮影:高田真希子 最新作『DEVOTION』に続き『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』のオープニングテーマ「Whatever Comes」のリリース、そして9月7日(木)東京・府中からツアーがスタートしたTM NETWORK。2021年の“再起動”以降、デビュー40周年に向けてその勢いは増すばかりだ。ここでは昨年のライブ・ツアー“FANKS intelligence Days”の裏側で活躍した、4人のFANKS(TM NETWORKファンの総称)たちのエピソードについて紹介する。 インタビュー& テキスト:市原泰介 (サウンド&レコーディング・マガジン編集部) 小室哲哉が“FANKS Intelligence Days”の追加公演でショルダーキーボード“Mind Control”を演奏! 昨年のツアー“FANKS intelligence Days”のぴあアリーナMMで

    TM NETWORKのファンが支えた小室哲哉のショルダーキーボード“Mind Control”の復活 - サンレコ 〜音楽制作と音響のすべてを届けるメディア
  • Suidobashi Chamber Ensemble

  • "Suidobashi Chamber Ensemble" で ヴァンデルヴァイザー(Wandelweiser)楽派 を聴く / Jürg Frey, Michael Pisaro and Antoine Beuger - 現代音楽とマーラーと⋯

    "Suidobashi Chamber Ensemble" で ヴァンデルヴァイザー(Wandelweiser)楽派 を聴く / Jürg Frey, Michael Pisaro and Antoine Beuger 昨日に続き実験音楽Ftarriさん(東京-水道橋)のmeennaレーベルのインプレです。今回はヴァンデルヴァイザー(Wandelweiser)楽派の音楽家三人を取り上げたアンサンブル作品集になります。 演奏はタイトル名のアンサンブル(SCE)で、Ftarriさんでのライブとセッションです。SCEは池田若菜さん(リーダー)が杉さんの協力の元に編成された現代音楽/実験音楽の室内楽でメンバーは以下になります。 ・池田若菜 (フルート) ・池田陽子 (ヴィオラ) ・内藤彩 (ファゴット) ・大蔵 雅彦 (クラリネット、バス・クラリネット) ・杉拓 (ギター) アルバムは作曲者

    "Suidobashi Chamber Ensemble" で ヴァンデルヴァイザー(Wandelweiser)楽派 を聴く / Jürg Frey, Michael Pisaro and Antoine Beuger - 現代音楽とマーラーと⋯