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Tomaselloに関するfunaki_naotoのブックマーク (17)

  • 思考の自然誌 マイケル・トマセロ著 橋彌 和秀訳

    ヒトの思考の独自性は、それが根的に協力的なものである点にある。志向性の共有を伴うあらゆる行為をなす点に決定的な違いがあり、協働採において他者との相互調整を行っていた初期の進化的ステップこそが現生人類の文化を可能にしたのだ。『心とことばの起源を探る』の続編にして『道徳の自然誌』の対となる姉妹篇、ついに登場! ◎けいそうビブリオフィルで書の一部内容を公開しています。 あとがきたちよみ『思考の自然誌』 序 文 第一章 志向性の共有仮説 第二章 個別の志向性 認知の進化 類人猿のように考える 競合のための認知 第三章 志向性の接続 あらたな協働のかたち あらたな協力的コミュニケーションのかたち 二人称的思考 遠近法性──ここからとそこからの眺め 第四章 集合的志向性 文化の発生 慣習的コミュニケーションの発生 行為者中立的思考 客観性──どこでもないところからの眺め 第五章 協力としてのヒト

    思考の自然誌 マイケル・トマセロ著 橋彌 和秀訳
  • 慶應義塾大学出版会 | ことばをつくる | マイケルトマセロ 辻幸夫 野村益寛 出原健一 菅井三実 鍋島弘治朗 森吉直子

  • コミュニケーションの起源を探る マイケル・トマセロ著 松井 智子訳 岩田 彩志訳

    人間の身振りによるコミュニケーションは、乳幼児によるものさえ、大型類人猿のそれよりも複雑な情報を含んでいる。このようなコミュニケーションは、人間が互いの志向性を共有し合うからこそ可能になった。人間固有のコミュニケーションは、どのように進化し、発達してきたのか。比較認知科学の名著、待望の邦訳。 序文と謝辞 日語版序文 第1章 基盤構造に焦点をあてて 第2章 霊長類の志向的なコミュニケーション 1 音声誇示行動 2 身振りのシグナル 3 人間とのコミュニケーション 4 類人猿のコミュニケーションにおける志向性 5 結論 第3章 人間の協力に基づくコミュニケーション 1 指さしと物まね 2 協力モデル 3 コミュニケーション上の慣習 4 結論 第4章 個体発生的起源 1 乳幼児の指さし 2 乳幼児の指さしはどこから来るか? 3 初期の物まね 4 共有志向性と初期の言語 5 結論 第5章 系統発

    コミュニケーションの起源を探る マイケル・トマセロ著 松井 智子訳 岩田 彩志訳
  • Why We Cooperate - まとまり日記

    Why We Cooperate (Boston Review Books) 作者: Michael Tomasello,Carol Dweck,Joan Silk,Brian Skyrms,Elizabeth S. Spelke,Deborah Chasman出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2009/08/28メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (7件) を見る を読んだ。ヒトを他の動物から分ける大きな特徴として個体同士の協力に着目するのは一つのトレンドだが*1、それに関する研究を簡潔に議論する。マイケル・トマセロが100ページあまり最近の研究を自らのものを中心に紹介し、シルクやスカームズといったこの分野の他の重鎮がそれにコメントをするという構成になっている。 協力の進化 トマセロが執筆した第一章では、ヒトが幼児期から個

    Why We Cooperate - まとまり日記
  • メモ:マイケル・トマセロ『我々が協調する理由は』(Why We Cooperate) - left over junk

    メモですよメモ.なぜか序文も訳してありますけど,メモですよ. Why We Cooperate (Boston Review Books) 作者: Michael Tomasello,Carol Dweck,Joan Silk,Brian Skyrms,Elizabeth S. Spelke,Deborah Chasman出版社/メーカー: The MIT Press発売日: 2009/08/28メディア: ハードカバー購入: 4人 クリック: 75回この商品を含むブログ (7件) を見る 書はマイケル・トマセロのタナー講義(スタンフォード,2008年)をもとにしてあり,第1部が講義録,第2部が関連する研究者らによるコメントとなっています. 議論の主題については,トマセロ人が「序文」で述べてくれているので,そちらを参照してください. 目次 Introduction Part I Why

    メモ:マイケル・トマセロ『我々が協調する理由は』(Why We Cooperate) - left over junk
  • の夢想とグッドマン・チョムスキー論争 - 現在思想のために

    トマセロ(Michael Tomasello)が、「どんな証拠ならUG仮設を論駁できるのだろう」(What kind of evidence could refute the UG hypotesis?)という短い論文を書いている。これはStudies in Language 28 (2004)に掲載されたもので、来、同誌に寄せられたヴンダーリッヒ(Wunderlich)の論文への注釈として書かれた。ただその内容を読むとヴンダーリッヒ論文の議論を正面から取り上げたというより、UG仮設を支持する他の研究者の主張をまとめて論評した体裁になっている。 事実この文章の末尾で、著者は自分の意見は単にヴンダーリッヒだけに向けられたのではなく、UG仮設のすべての主張者に対するものだと明言している。以下で、トマセロがUG仮設のどこに不備があると考えるかを見るために、彼の議論を筆者なりに整理してみたいとお

  • ピンカー 対 トマセロ (9) 結論: 発生の問い - 現在思想のために

    結論 以上の議論を通じて、トマセロはこう結論する、「認知にはさまざまな領域があるが、言語はそのうちで、生得的モジュール(能)の資格を称することが非常に困難な認知領域である」と。基的に言語は文化による制作物(artifact)であって、言語共同体の欲求が時間的に変容するのに応じてガラリとその姿を変える。そのうえ、言語獲得を可能にする能力の多くは認知の他の領域と重なり合っている。言葉の運用能力は記号形成とカテゴリー化(カテゴリー把握)の一般的プロセスに依存するのである。 トマセロに言わせるなら、研究者が提唱しているほかの多くの認知モジュール(例:素朴物理学、素朴心理学など)のほうが、言語よりよほど<モジュール>あるいは<能>の資格にふさわしい。なぜなら、それらの表現形には、文化を横断する一様なおもむきが多分にあるからである。この種の認知モジュールは、文化の成員達の間の相互行為に負うところ

  • ピンカー 対 トマセロ (8) 言語観の更新 - 現在思想のために

    これからは、人間における言語の発生について、トマセロが考える学説を見ることにしよう。あらかじめ見通しを言えば、彼の考え方は、認知言語学ならびに機能言語学の見地をトマセロ自身の観察からおおはばに肯定したものとなっている。基の問題は、言語の原イメージにあるのだ。 さて、チョムスキー派は、言語理論を構築するにあたり言語についてある種のイメージを暗黙裡に形成している。あるいは、この言語イメージに厳しい反省的吟味を加えることなく、それを洗練して理論的構成物に仕立て上げている。 こうした問題はチョムスキー派に限ったことではない。およそ何事かについて理論的検討を加えるとき、研究者が――自覚してか無自覚かは問わず――理論対象に関する先行的理解をあらかじめ形成していることがしばしば認められる。(フッサールが「事象そのものへ」のモットーのもとに現象学的還元を唱えたのも、解釈学派が<先理解>や<伝統>の重要性

  • ピンカー 対 トマセロ (7) ピジン/クレオール・手話 - 現在思想のために

    引きつづき、ピンカーの生得説に対するトマセロの異議申し立てを見ることにしたい。 ピジンとクレオール 今回問題とされるのは、第一に、ピジンのクレオール化という現象である。 言語を学習するために著しく貧弱な環境に身をおく子供たちは、それではどのようにして言語を獲得するのだろうか。ピンカーは、クレオール言語が固有な構造をもって存在しているという事実から言語の生得説を導き出す。彼に言わせると、クレオール化とは「人間が、ほとんどゼロから複雑な言語を創造してゆく過程」にほかならない(『言語を生みだす能(上)』、p.40.)。これはどのような事態なのだろうか。 互いに異なる言語を話す人々が一緒になって特定の活動に従事しなくてはならないような文化的状況がままあるものだ。そうした活動のために、彼らは共通のコミュニケーション手段を所有しなくてはならない。こうした状況下で、しばしばピジン言語が生まれる。これは

    ピンカー 対 トマセロ (7) ピジン/クレオール・手話 - 現在思想のために
  • ピンカー 対 トマセロ (6) ”言語獲得”の「問題」 - 現在思想のために

    大脳への局在 言語的サヴァンの能力や言語的障害者の無能力が大脳のどの部分に起因しているかについて多くのことは分かっていない。もっとも、さまざまなタイプの失語症の研究、さらに大脳の働きを画像解析するあらたな技術が進んだおかげで、大脳と言語との関係についてはかなりの知識の集積がある。とはいえ大脳について知識が増せば増すほど、逆に、言語機能が大脳のどこに局在するかを正確には言えなくなっている。 ピンカーも文献を示しているが、大脳への言語機能の局在については、ヒトの集団〔大雑把に言えば<人種>〕によって著しい変異が認められるし、脳に損傷をこうむった子供は、大脳の普通とは異なる場所で言語機能を営むようになる。 しかしトマセロは、大脳への局在の議論が生成文法の生得説を強化するわけではないという。局在化を説明できるほかの仮設がたくさんあるからだ。 例えばBeverは、言語処理のある側面が、大脳機能の一定

    ピンカー 対 トマセロ (6) ”言語獲得”の「問題」 - 現在思想のために
  • ピンカー 対 トマセロ (5) 言語機能のモジュール性? - 現在思想のために

    ここからトマセロは、ピンカーが展開する言語の「モジュール性」(modularity)の議論に目を転じてゆく。ピンカーのいう言語のモジュール性には四つの側面があるとされる。すなわち、①言語は認知の他の領域とは別の様態で構造化されていること、②言語能力の特定の欠陥をもたらす遺伝上の欠陥をもつ人々がいるということ、③ある人々は認知的欠陥をもっていて、そのために言語(少なくとも統語論)が無垢なままであること〔特異な能力が損なわれていないこと〕、④言語機能は大脳の特定の部位に場所をもつこと――これらの側面である。それぞれについてやや詳しく見てゆこう。 ちなみに、「モジュール性」の概念とは――厳密な定義はさておくとして――そのおおまかな理解としては、次の点を押さえておけば良いだろう。「モジュール」とは、コンピュータ科学においてハードウェアやソフトウェアの部品となる、規格化された構成単位をいう。この比喩

  • ピンカー 対 トマセロ (4) 英語という災厄 - 現在思想のために

    ピンカーの指摘をまつまでもなく、どんな人間の文化にも言語がある反面、人間以外の動物の集団には、(人間言語に匹敵するような)言語が見当たらない。ただしこの普遍的な観察から、言語の基礎的構造が人間にとって生得的だという結論を導くのは――トマセロが言うように――論理の飛躍でしかないだろう。種にそなわる普遍性〔あらゆる人間が言語を有すること〕から、直接、この普遍性の根拠を種にそなわる遺伝子に求めることはできない(Bates, Thal & Marchmanの議論)。 なくもがなのコメントを加えておく。遺伝子理論が確立される以前においても、「生得性」についての思弁はさまざまに展開されてきた。しかし「生得性」の実質が何に拠るのかは不明のままだった。しかし、個体に発現する形質が生得的であることの生物学的根拠が遺伝子ないしゲノムに他ならないことが立証された以後、「生得性」を遺伝子情報の話に翻訳することが可

    ピンカー 対 トマセロ (4) 英語という災厄 - 現在思想のために
  • ピンカー 対 トマセロ (3) 言語普遍性の捏造? - 現在思想のために

    トマセロは次のように問いを立てる――厳密に言って、生成文法における生得的なものとは何なのか、と。ピンカーの考えでは、生得的なもののリストには4種類のものが含まれる。(もちろん、これらの特徴はあらゆる言語にそなわっており、生得的言語モジュールを構成するとされる。)すなわち、1)句構造規則、2)どの要素が文のどの位置へ移動するかを決定する、ロングレンジな依存関係(変形・移動規則)、3)時制・相・法〔可能性、必然性など話者の心的態度の表現〕・格・否定などに関して機能する要素(つまり、文法的形態素)、最後に、4)語彙カテゴリー(名詞、動詞など)、である。 このリストで枚挙されたものは、①それらがすべて質的に<統語論的>なものだということ、換言すれば、意味に依存していないし、個別的言語の特殊な文法的規約にも依存しない、という特徴がある。つけくわえるなら、リストを作成するときに、チョムスキー派は、<

  • ピンカー 対 トマセロ (2) の形而上学的前提 - 現在思想のために

    生得的なものとは何か 人間が言語を獲得するためには、誰が考えても、人間が言語を使用するにふさわしい生物学的基礎が生物としての人間にそなわっていたはずである。トマセロは、こうした基礎として、1)言語を可能にする認知およびコミュニケーション能力、2)発話を処理するための音声的かつ聴覚的装置、のふたつを例としてあげている。 (哲学に従事する筆者の観点からは、この「生物学的基礎」は単純に決着すべき問題ではない。それはまさに<言語>のみならず一般に<記号機能>を営む生活体としての人間の存在構造そのものの問いにかかわるのである。しかしこれは、ここではまた別の話に属する。筆者の考えは、論文「言語音の機能的生成――あるいは、言葉が裂開するとき」(大阪大学人間科学研究科紀要、近刊)にやや詳しく述べた。) しかしトマセロによれば、普遍文法(UG)をこのような意味での生物学的基盤とみなすのは間違えである。という

    ピンカー 対 トマセロ (2) の形而上学的前提 - 現在思想のために
  • ピンカー 対 トマセロ (1) 言語的本能はあるか? - 現在思想のために

    前回に続いて、ふたたび生成文法をめぐるトマセロ(M. Tomasello)の言説を見ることにしよう。 ピンカー (Steven Pinker) のThe Language Instinct: How the Mind Creates Language (1994) は、ふつうならそう多くの部数を重ねることがない言語理論のとしては、例外的に大成功をおさめた。チョムスキーの言語理論を一般読者向けに平易な語り口で記述し、豊富なエピソードをまじえて解説したのが功を奏したのかもしれない。原著は我が国では『言語を生みだす能』(上下二冊、椋田直子訳、日放送出版協会、1995)というタイトルで刊行され、かなりの評判をとったようである。 このにトマセロはかなり長文のレヴューを寄せている(M. Tomasello,‘Language is Not an Instinct,’ Cognitive Dev

    ピンカー 対 トマセロ (1) 言語的本能はあるか? - 現在思想のために
  • 慶應義塾大学出版会 | ことばをつくる | マイケルトマセロ 辻幸夫 野村益寛 出原健一 菅井三実 鍋島弘治朗 森吉直子

    第1章 用法基盤言語学 第2章 言語の起源 第3章 語彙 第4章 初期の統語構文 第5章 抽象的統語構文 第6章 名詞句構文と節構文 第7章 複文構文とディスコース 第8章 生物学的、文化的、個体発生的プロセス 第9章 言語習得の心理学に向けて 【著者】 マイケル・トマセロ(Michael Tomasello) ジョージア大学にて博士号を取得(実験心理学)。エモリー大学教授、ヤーキス霊長類研究所を経て、現在ドイツのマックス・プランク進化人類学研究所および同発達比較心理学部門ディレクター、ウォルフガング・ケーラー霊長類研究所ディレクター。専攻は、比較認知科学、ヒトを含む霊長類の発達心理学(特に認知発達、社会的認知、言語習得、文化学習など)。主要著作・論文に、First Verbs (Cambridge University Press, 1992), Primate Cognition (共

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    【『ことばをつくる』邦訳!:言語の認知・習得・進化を通じて、ヒトの心の謎に迫る】 (No.213 2008. 7.15配信号) マックスプランク進化人類学研究所のマイケル・トマセロ教授(発達心理学・比較心理学)は、サルのコミュニケーションから社会的認知などの問題に取り組む一方、幼児の言語習得についても数々の研究成果を発表し、認知科学及び言語学においても大きな注目を集めてきました。 彼の唱える用法基盤の(usage-based)習得理論によれば、チョムスキーらの生成文法に代表される言語の生得説は支持されないことになります。その著書が、認知言語学の研究者たちによって翻訳紹介されてきたことは、言語理論におけるパラダイムの衝突を物語っています。 今ここに、彼の言語習得に関する主著”Constructing a Language”が遂に邦訳されました。もう一方の代表作である『心とことばの起源を探る』

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