試作したBMIによる電動車いす制御システム (キュワン・チェ博士提供) 右上図:電極装着状態を上から見た写真;○で囲んだ5つの電極を使用 理研BSI-トヨタ連携センター(BTCC)は、脳波を用いて、電動車いすを125ミリ秒(1ミリ秒は1000分の1秒)で制御するシステムの開発に成功したと発表した。 [画像:脳波計測から電動車いす制御の流れ] 今回、BTCCは、従来の空間−周波数フィルター法、線形分離器の技術に、理研BSIで培った脳波情報の処理技術であるブラインド信号分離法を融合した新システムを開発。 従来は数秒程度必要だった脳波の解析結果を、125ミリ秒という極めて短い時間で得るとともに、脳波の解析結果をリアルタイムでディスプレイ上に表示し、「自分の意思」と比較できるシステムを構築した。 研究では、電動車いすの制御にこのシステムを応用し、脳波の解析の信頼度を検証。 操作者の特徴に