趣味の押し付けと思いつつ、子らには「日記は1日のことをまるまる書こうとせずに5秒のことを200字かけて書くと良い」と布教していたら、娘が“靴下をはいた状態で玄関に立ちサンダルと靴どちらを履こうか悩んだ”ことを日記に書いて習い事に提出していてさすがに私好みすぎてしまった。
「VS Code Meetup」は、強力かつ軽量なオープンソースのコードエディター「Visual Studio Code」のミートアップです。今年もVS Code Meetup 主催の年次カンファレンス、「VS Code Conference Japan 2021」が開催されました。招待講演では、SF作家の藤井太洋氏が登壇。VS Codeで執筆を支援する機能拡張「novel-writer」の制作について発表しました。 『Hello, World!』で吉川英治文学新人賞を受賞したSF作家 藤井:お時間いただきまして、ありがとうございます。本日、「Visual Studio Codeで小説を書く」というセッションを持たせていただく、SF作家の藤井太洋です。それでは、プレゼンテーションを進めます。 まず簡単な自己紹介から。私は、2012年に『Gene Mapper』というサイバーパンク小説をセル
ネットの編集・ライティング界隈に人知れず一匹の妖怪が棲み着いている。それこそが「改段落なき改行」。すなわち文章の途中であっても任意の句読点で(あるいは句読点すらなくても)行を改める表記のことである。 これはほんとうに些細で日常的な、なんのこともなく見過ごされがちな文章の書き方であるとともに、見過ごしたにしても何らかしらの問題に発展するともおもえない、平たくいうならひとつのbr要素にすぎないのだが、正面から向き合おうとするとなかなかにやっかいな側面を持っているのである、という持って回ったような大仰な話をこれからしようとおもいます。 こんにちは。はてな編集部のid:mohritarohです。最近はセブン-イレブンの「黒糖まん」がお気に入りで、駅前のコンビニに立ち寄るたびについ買ってしまいます。という書き出しを用意していましたが、本稿の執筆から公開までの間にメニューから消えてしまいました……。
デジタルカメラやスマートフォンのカメラが普及し、職業写真家でなくとも写真を撮ることが身近である現代において、さらにInstagramなどの表現媒体も広まり、写真家ではない人たちも、忘年会や七五三、結婚式や旅行の記録としての写真ではなく、表現としての写真を撮ることが日常的になった。良い機材とタイミングが合えば良い写真が撮れる。それは一見するとプロがお金をもらって撮る写真とそう大差ないのでは、とさえ思えてくる。違いがわからない。そもそも普段、広告に利用される商業写真以外で、フォトグラファーが撮る写真というのを見る機会に乏しい。彼らは一体どのような写真を撮るのか、きっかけはなんなのか、どういう物の見方をして、どういった作品が出来上がるのか。写真そのものを見る機会もなく、ただ写真を見てもそれがなんなのかさっぱりわからない僕らにとって、写真家自身の経歴と解説を混じえながら作品を紹介している「若き写真
どんな科学的発見も、最後は論文にしなければいけません。発見は発見でしかなく、それを文章にまとめて、他のひとが理解できるように共有できてはじめて、それは知見となるからです。 同じことは、私の本業である科学の最前線であれ、大学の卒業論文であれ、こうしたブログ記事でも同じです。 しかしこのプロセスが苦手だという科学者は実におおぜいいて、この「論文の壁」が多くの才能を阻んでいるといっても過言ではありません。 こうした論文作成の作業については、いままでそれに特化したツールがあるようでいて、なかなかありませんでした。 Manuscriptsはそうした状況に一石を投じるとても個性的なツールです。エディタと、アウトラインプロセッサ、図表や数式に参考文献をすべてひとつのツールで執筆できる、まさに論文作成工場なのです。### 段落まで構造化されたアウトラインプロセッサ+エディタ なぜ科学者にとって論文を書くの
Wikipediaから、偶然短歌の体裁になっている文章を見つけ出してツイートするアカウント「偶然短歌bot(@g57577)」が、Twitterやはてなブックマークで注目を集めています。制作したのは、はてなユーザーのid:inaniwa_3さん。抽出作業ではWikipediaの日本語版を対象とし、オープンソースの形態素解析エンジンである「MeCab」を使用したそうです。 ▽ 偶然短歌bot (@g57577) | Twitter 同アカウントは2014年12月29日から始まり、2015年1月19日午後3時30分時点で2万人以上にフォローされています。このアカウントを運営するid:inaniwa_3さんは「以前、誰か(たぶん nai さん)がツイートで偶然57577になっている文章を短歌として紹介していて、面白いなと思ったのがきっかけで作りました」とコメントしています。はてなブログでは、その
七つの女の子と話をしていたら、作文が終わらなくて困っているという。彼女は小さい子にしては要領よくしゃべるんだけれども、なにしろ七歳は七歳なので、話がくどい。しかもしょっちゅう脱線する。最後まで聞いて推測するに、どうやら何を書いて何を省くかがわからないので作文が長くなっている、ということらしかった。 学校の授業の作文で七五三の話を書くことにして、けれども原稿用紙六枚書いてもまだ、当日の朝ごはんが終わらない。メニューとその匂い、湯気のようす、パンの焼き加減の好みに関する主張で六枚目が終わってしまった。今までのぶんを捨てて書き直すべきか、という意味のことを、彼女は言う。読ませて頂戴と言うと、ずいぶんとはずかしがってから、結局読ませてくれた。 八枚切りのパンを焦げるぎりぎりのところまで熱してからバターを塗り、しみこませて食べる、ジャムはパンに塗るべきではない、ヨーグルトにいっぱい入れたほうがいい、
(前回はこちら) ここまでは、グローバルなコミュニケーションを身に付ける上で重要な「交渉力」「文章力」「英語力」の三つの要素のうち、交渉力を上げるために必要なスキルについて述べた。続いて今回は、文章力のポイントについて述べたい。 交渉の場では、口頭だけでなく、身振りや手振りなどを使って説明できる。ところが、文章ではこうしたことができない。技術者の場合、仕事の中で論理的な「思考」を身に付けていても、いざ文章を書いてみると論理的な文章になっていない場合が多い。論理的で分かりやすい文章を書くには、文章の流れや内容の詳細、言語の利用について意識した方がよい。 文章の流れに関しては、よく「起・承・転・結」がよいとされる。だが、これはあくまで物語の書き方であり、一般的な文章は「起・承・結」とした方が分かりやすい。 そもそも起承転結とは、漢詩(絶句)の展開を説明した言葉で、物語の展開法として普及した。「
(前回はこちら) 技術者が外国人と国際的(グローバル)なコミュニケーションを図るには、「交渉力」「文章力」「英語力」の三つの要素が欠かせない。交渉力とは、ディベートやプレゼンテーションなどを行う能力を指す。技術者に必要な文章力とは、論理的で分かりやすい文章を書く能力である。そして、国際語としての英語はほぼ必須だ。 誤解しがちなのが、コミュニケーションをしっかり取るには、高い英語力が最重要だと思い込んでしまうことである。英語が得意に越したことはないが、英語力があるからといって、グローバルなコミュニュケーションを取るのが上手かといえば、必ずしもそうではない。 交渉力と文章力が欠けていては、英語力があっても意味がない。まずは交渉力と文章力を磨いた上で、英語力も鍛えていくほうがよい。そこで今回は、グローバルに活躍するために必要な交渉力について解説していく。 用意した資料の半分も使わない 前述した三
もしも、僕が史上最高の超能力者だったら、この世から「もしも」という言葉を放逐してしまうだろう。「もしも」と心のなかでつぶやいたら、それはすでに叶っている、そんな世界を造るだろう。 もしも、誰も死ぬことがなかったら。もしも、世界中の人々が笑って生きていけたなら。もしも、あのゲス野郎どもが、地獄の最下層に落ちてくれたなら。あらゆる「もしも」が「もしも」でなくなる。そんな超能力が欲しかった。小説を書けば、物語を語れば、そんな超能力者に僕もなれるだろうと考えた。小説なら、かんたんだ。たとえば、僕が映画監督で、人類の滅亡を描いた映画を撮りたいと思ったなら、いったいどれだけの才能と予算が必要になるかわからない。ところが、小説ならば、「隕石が落ちた。人類は滅んだ。」と書いてしまえば、隕石は落ちるし、人類は滅んでしまうのだ。なんてかんたんで、なんてすばらしい超能力なのだろう。ほとんど、神様みたいなもんじゃ
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単なる豆知識に『ライフハック』とタグ付けしてお送りするエントリー。 以前Twitterに投稿したものに追加し、文体など修正したものです。 漢字と仮名、どちらが適しているか考える 例えば「おこなう」「つらい」などは平仮名で書きます。「おこなう」は「おこなった」と「いった」が同じ送り仮名になって読みづらいから。「つらい」は「からい」と同じ漢字になるからです。 英数の半角と全角を混ぜない 半角英数を並べるときはカンマで区切り、カンマの後に半角スペースを入れます。字が詰まっていると読みづらいのと、3桁の数字を並べたときにひとつの数字と混同する恐れがあるからです。また、表示環境によっては半角と全角のフォントが異なり、流し読みしたときに引っ掛かってしまいます。 漢字単語・仮名単語を続けて書かない 漢字または仮名が連続すると、読むときに単語を脳でいちいち区切る手間が発生し読みづらいものです。漢字が続くよ
ときどき私は書籍の監修をさせてもらうことがある。査読をさせてもらうことも結構ある。 査読のときは、私はお金はもらわないことにしているが、この手の原稿を書き慣れていない人の場合、1ページに5箇所ぐらいおかしいところがあるのが普通であって、300ページあれば、少なくとも1000箇所ぐらいは誤字やら脱字やら、説明の仕方がまずいところやら何やらがある。 下手すると自分で本を書く何倍もの時間がかかるのが普通なので、これがノーギャラというのは、本当に割に合わないが、まあ、それでいい本が世に出れば社会貢献につながると思うし、自分の勉強にもなるので進んでやらせていただくことにしている。 私がどういう感じで査読をするか知ってもらうために、私が全く関わってもいない本ではあるが、C++テンプレートテクニックを例にとってみよう。 何故この本を選んだかと言うと、著者の方はお二人ともC++標準化委員会のメンバーなのだ
はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28
今、ブームといえば…そう、ウーパールーパーですね。 あの白くて柔らかそうな皮膚、むき出しの感じが最高…全身性感帯っていうイメージです(^v^) ―冒頭からボケると読者が逃げてしまうことを知りながら、やめられなくて困っているのですが、正気に戻ります。 今、ブームなのが「〜するたった一つの方法」というタイトルの記事。ネットのあちこちで見かけますが、これをお読みになっている皆さんも「よし、ワシも『〜するたった一つの方法』をいっぱい書いて有名ブロガーになり、女にモテまくりたい*1」とお考えのところかもしれませんが、あわてることなかれ…「〜するたった一つの方法」をただ書くだけでは、成功するとは限りません。下手に書いてしまうと、羊頭狗肉(まあラムが嫌いな人にとっては羊頭の時点でドン引きでしょうけど)であるとガッカリされて愛読者にザ・グッバイされるおそれがあるため、下記を実行することをオススメします。
文章を推敲するさい、手を加えられるのはどういうところか。人によってさまざまだろうが、評者の場合、真っ先にチェックするのは「逆接」である。 もうともかくちょっとでもうかうかしていると、「~が…」「~だが…」「しかし…」「~けれども…」といった言い回しでだらだらと文を連ねてしまうのだ。酷いときには一文に「~が」が三つくらい並んでいて、反対の反対の反対だから賛成の反対なのか? と自分で首を傾げるバカボンのパパ状態の文章がこねくり出されていたりする。 「がーがー、おまえはアヒルか」とブツブツいいながらチェックしていき、余分であれば削る、削れないときはべつの逆接表現に置き換える、という作業からまず取りかかることになるわけだが、推敲というとほとんどそればかりやっているような気さえする。 いまや古典の『論文の書き方』(岩波新書)で清水幾太郎も注意を促していたように、他人の書いたものを読んでも、無防備に逆
・文章をダメにする三つの条件 文章術の類書は多いが、こうすると文章がダメになるという作文の「べからず」という視点で書かれているのが本書の特徴だ。著者は元読売新聞社のデスクで、大学や文化センターで作文を教えるベテラン。豊富な授業経験から学生たちが陥りがちな悪い傾向を3つみつけたという。 1 文章の意図がつかめない事実や印象の羅列 2 読み手が退屈する理屈攻め 3 読み手の興味をひかない一般論 私も学生時代は作文はあまり得意ではなかった。今思えば、授業という文脈では、書く動機が弱すぎるのだ。提出した作文にはそもそも書く意図などなかった。だから、原稿用紙を埋めるために理屈と一般論を展開していた。 こうした傾向を避けるためのコツとして、書くポイントをひとつに絞ること、書き手の特異な個人的体験に逃げ込むこと、細部の観察にこだわること、など多くのポイントが、学生の作文例を肴にして明解に語られている。
中学で国語を教えていたころ、時折、保護者から言われた。 「うちの子は個性的なので、先生の読みとはちがっていて、テストで○がもらえなくて」 そのたびに、それは個性とはよばないのです、誤読しているのです、と思った。 いうまでもなく、ここで言っている「先生の読み」とは、 この作品はここで感動しなくちゃいけない、とか、 ここからこういう道徳的な価値を見出さなくちゃいけない、という話では断じてない。 この作品は、当然、こう読めなくてはいけない、ということは、 たとえ本文にハッキリ書いていなくても、厳然としてある、とわたしは思っている。 そこのところが読み取れていない、ということは、 国語力、読解力が不足している、ということなので、 そこでとんちんかんなことを言うのは、「個性」でもなんでもない。 そういう部分に対して、 「なるほど、おもしろい見方だね」と言って肯定していくことは、教育ではない。 それが
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