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先の衆院選で大勝し、連立政権を発足させた民主党は、マニフェストに掲げた公約の実現に向けた動きをスタートさせている。中でも「税金の無駄遣い」と名指しした「八ツ場(やんば)ダム」(群馬県長野原町)について、前原誠司国土交通相は就任直後から、早々と中止を表明した。一方で、地元住民らは中止表明を歓迎するどころか猛反発し、徹底抗戦の構え。住民側が建設継続を求める八ツ場ダムとは、どんなものなのか。(小川寛太) ◇ 群馬県北西部の長野原町を、西から東に流れる吾妻川の中流に、八ツ場ダムの建設予定地はある。国の名勝「吾妻峡」や800年以上の歴史がある「川原湯温泉」があるなど、美しい景観や豊かな自然に囲まれた観光地でもある。 八ツ場ダムは、治水や首都圏への水供給などを目的に、平成27年度の完成を目指す多目的ダムで、現在は道路の付け替え工事や水没5地区住民の移転作業などが進ん
八ツ場ダムがなくなる可能性が出てきた(1/4) この欄に昨年12月に書いた、群馬県の「八ツ場(やんば)ダム」計画について、民主党はマニフェストで中止と言って、「脱ダム」の目玉に掲げている。社民、共産、新党日本なども反対だ。 ということは57年間、なくても誰も困らないのに工事を続け、しかも完成せず、ダム本体に着手すらできていないこのダムは、今回の解散総選挙の結果によっては廃止に追い込まれる可能性が高くなってきた。相変わらず国は2016年完成と謳っているが。 美しい山の斜面は削られてコンクリートが貼られ、国の名勝吾妻渓谷の近くには付け替え道路の橋脚がにょっきり立ち、新装なった屋内プール付き小学校には今年2人しか1年生がいない。この自然とコミュニティー破壊はいったい誰がどう責任を取るのだろう? ○住民の生活再建をどうするのか 去年の東京大学での「八ツ場あしたの会」によるシンポジウムに
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