今日は、グラフィック私塾「ユニットシートの作り方(3)」です。前回の最後で予告しました通り、背景色を塗り分ける場合の注意点や、文字色と背景色との関係(白抜き文字の効果的な使い方)、文字に影(ドロップシャドウ)をつける際の効果などについて、ご説明します。 まずは「背景色の塗り分け」について。最近のシックス・アングルズ製品では、ユニットの地色を上と下の2色に塗り分けている場合が多いです(上は『ツィタデレ: クルスクの決戦』のユニット)。これには、3つの理由があり、1つは「車輌ユニット」と「徒歩ユニット」の機能的分類を明示するための処理です。2つ目の理由は、下の地色を薄くすることで、戦闘力や移動力などの(黒や赤で印刷された)数値を、より見やすくすること。そして、地図上に並んだユニットを一目見るだけで、そのユニットの「向き」を(ほとんど無意識的に)把握できるようにするというのが、3つ目の理由です。
今日は、先日から予告しておりました「ゲーム・グラフィック私塾」の実質第1回目です。このカテゴリでは、マップやユニットのグラフィックを作成する作業における、注意点や実用的なテクニックなどを、私の経験に基づいていろいろとご紹介します。もちろん、ここで私が書くことが唯一の正解ではありませんし、最終的にはそれぞれの方がご自分にあった手法やスタイルを確立されることがゴールですが、そこに至る過程での一参考意見として、軽い気持ちでお読みいただければと思います。 ゲームを自作されている方が、それぞれどんなソフト(アプリケーション)を使ってマップやユニットを作られているのか、私はごく限られた範囲でしか知りませんが、最初は一般的なグラフィックソフトと思われる「アドビ・イラストレータ(Adobe Illustrator)」での作業を前提として、書いていくことにします(私は今でもバージョン5.5Jをメインで使って
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