「歴史群像」は、書泉ブックマートのウォーゲームフロア(笑)の入り口に平積みされていることが多く、しばしば手に取ってパラパラとめくることは多いものの、購入したことはなかった。今回、表紙を飾っているシャーマン(戦車じゃなくて人の方)を見て「おっ?」と思い、14ページに及ぶ「シャーマン将軍 破壊の進撃」がなかなか興味深く思えたので、「1ページ100円未満だし、まぁいいか」と思って購入した。 南北戦争を単体の会戦だけでなく、数ヶ月以上にわたる戦役として紹介する日本語の書物としては、ついつい学研M文庫を引き合いに出したくなるが、戦役を細切れにして紹介するという体裁のM文庫よりも、1864年の西部戦域全体をひとつの文章として説明している点で、この「歴史群像」は分かりやすいかもしれないと感じている。この記事のためだけに1000円、というのはちょっと厳しいかもしれないけど。 1864年の西部戦域のゲームを