二戦目は入替えて北軍を持っての対戦。 初戦のブルランでマクドウェルが勝利。これでワシントンが安泰になり、気が楽になった。 しかしながら、この対戦の北軍デックは非常に偏っていて以下のような問題が生じていった。 1:マップCカードが1864年くらいまで登場せず、結果として西部戦線が存在しなかった 2:マクレランが1863年くらい、グラントが1865年くらいまで登場せず、シャーマン一人で戦争中盤の佳境を乗り切らざるを得なかった ということである。 西部戦線が存在しないため、ゲームは単純な東部戦線での直線的な押し合いになり、北軍は抵抗を承知の上でウィルダネスへと何度となく押し寄せることになった。両軍併せて十数ステップという損害が出る激闘が繰り返されること数回、ついにウィルダネスが陥落し、リッチモンドへの大きな一歩を刻むことができた。とは言え、有力な部隊がシャーマンの一部隊だけなので、容易には事態は
千葉会にて南北戦争識者のたかさわさんと対戦してきた。 意外なことにたかさわさんは、本ゲームの対戦プレイは初めてとのことだった。 選択ルールはシアター制限のみ。 初めはヒストリカルルールを使って南軍を持ってプレイする。 ヒストリカルルールはカードの並びが固定されているので何度もプレイすると、序盤は定石化するかも知れない。しかし、戦闘結果による展開への影響が非常に大きいので、そうもいかないかも。特に重要なのは、北軍が義務で仕掛けてくるファーストブルランの結果だろう。此処で北軍が勝利するとリッチモンドが、南軍が勝利するとワシントンが圧力に晒されることになり、どちらが首都陥落の圧力を受けるかで、その後のプレイが大きく変わってきそうだ。 今回のプレイでは、二人とも対戦が初めてということもあり、予備の重要性が認識できていなかった。この問題は序盤では北軍にとって致命的で、西部戦線で攻撃しつくししたところ
収録ゲームは、「レッド・タイフーン」。ドイツ装甲軍団シリーズ第4弾。しかし、フルマップは見ただけで広大。同シリーズの「ハリコフ」でも充分広く感じたものですが、これはなおさら広く感じる。 システム上の大きな違いは「行動ポイント」。あらかじめ両者は「フォーメーション」という単位に分割されており、このフォーメーションごとに行動ポイントを消費して移動/戦闘を実施させることになる。独軍は5つ、赤軍は6つのフォーメーション(大ざっぱに言って、独軍は軍、赤軍は方面軍)に分かれている。行動ポイントは第1ターンが赤軍7、独軍4で、徐々に差は縮まっていく。このポイントが蓄積可能というところが面白いところ。 収録ゲーム合わせで書かれた鹿内氏のコラムに面白い下りがあったので引用。作戦級の意味を語る部分。 会戦は敵味方の主力同士が出会って雌雄を決する戦いである。 作戦は戦(いくさ)を作る戦いだ。戦略的意図を持って組
収録ゲームは「西部戦線異状なし」。システムは最近のGJの十八番の「手札セット作成」+「カード・ドリブン」。カードには最初から選択できる「作戦カード」とゲーム進行に従ってランダムに追加されていく「戦略カード」の2種類がある。戦略カードは基本的に使い捨てで、大攻勢(ヘイグ攻勢、ニヴィル攻勢、カイザー攻勢、ルーデンドルフ攻勢)のような戦力の集中投入を示すものや、新戦術(毒ガス、ストストルッペン戦術)を表すもの、「無制限潜水艦戦」→「護送船団戦術」→「アメリカ参戦」といったヒストリカルイベント系のものが含まれている。 座談会1は「空母戦」。フラットトップと日本機動部隊という両雄とその位置づけの話は昔と変わってないですね。索敵となると、やはりコンピュータにかなわないというのは、高梨先生の仰るとおりですし。 もう一つの座談会「デザイン序論」はディベロップとは、の後編。 ディベロッパーはデザイナーとプレ
大河ドラマ「天地人」が、いわゆる「御館の乱」の件に入った。 問題は、上杉景勝と上杉景虎の描かれ方である。 史実(というか本で読んだだけですが)では、家督は景虎が有力 もしくは、決まっていたらしい。 天下のNHKは、二人を「いい人」(悪い意味で)に仕立てて 悪い偶然が重なって乱になった風(大河によくある”主人公”いい人) に描いている。 北条家から実質”人質”として来た景虎の「孤独」を基調として表現し 好人物の男前(実際に美男子だったらしい)キャラにしている。 景勝は、不器用で寡黙なバカ正直、これまたいい人キャラ。 大げさに言うと、歴史、男の野心、命がけの賭け etcの 重厚な人間悲喜劇を矮小化している。 絶対に両者とも野心があったに決まっている。 こんなのは常識。言い切ってよい。 そういう、油少なめ味薄めにした様なスッカスカの家系ラーメンのような 演出、脚本が時代劇を台無しにしている。 以
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く