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『メルマガNEWSポストセブン』では、ビートたけし、櫻井よしこ、森永卓郎、勝谷誠彦、吉田豪、山田美保子など、様々な分野の論客が『今週のオピニオン』と題して、毎号書き下ろしの時事批評を寄稿する。3月30日に配信された最新号9号では、ビートたけしが登場。現代の「プライバシー」について持論を展開する。 * * * たぶん、今の世の中は「プライバシー」と「豊かさ」のバランスがおかしくなってるんだと思う。オイラがガキの頃なんて、近所の家がみんなビンボーで、そこらで殴り合ったり、とんでもないことが起こってたもんだけどさ。だけど、どこの家もあたりから家の中がまる見えでね。垣根がある家なんて珍しかったぐらいだし、玄関はドアどころか引き戸で、たいていカギもかけてなくてさ。 でもその分、近所で助け合おうって気持ちがあった。ガキが悪さすりゃ近所のカミナリ親父が怒るし、困ってる家がありゃ、近所のオバサンがそっと差
人間なんて偉くない。男なんて偉くない。女だって偉くない。でもAV女優は、偉い。僕はそう信じる。人間だから信じる。 「この瞬間にアンタが失敗したら、誰もアンタを人間として信用しなくなる。アンタ自身が、自分を信用出来なくなる」 「・・・そのとおりだ」 「わかっていて、何もしないのですか?」 「何をしろって言うんだ?」 「鉄条網の外を自由に歩いている人間がそれを聞くのですか?」 イカせ物によく出演する。 大抵は拘束した女優を、大量の道具でもって嫌というほどイカせまくる拷問ドラマ。 僕は彼女達を最も間近で見ている。 イカせ役の男優より、監督より、カメラより、ユーザーより、接近した距離から彼女達のイキまくる痴態を凝視している。 その瞬間、彼女達は女優ではなくなる。 役の上の女性でも、AV女優でもなくなってしまう。 僕はその姿を凄いと思う。 果てしなく絶頂し続ける女の様に感服してしまっている。 彼女達
テレビ東京が社運を賭けてプッシュしていた「世界卓球」は、あんまり盛り上がらなかった。残念。個人的には、面白く観戦していたのだが。 放送を見ていて思い出したことがある。私には、卓球部員だった過去があった。そう。中学生になってすぐ、私は、卓球部に入部したのだ。 体育館の壁に立てかけられている卓球台を見て、ガキだった私は 「おお、卓球部に入れば毎日ピンポンで遊べるぞ」 と考えた。 その愚かな目論見は、入部したその日に瓦解する。 新入部員は、一日中素振りばかりやらされることになっていたからだ。 私は、2日ほどで退部した。ほかの幾人かの惰弱な仲間たちとともに。「ちぇっ」とか言いながら。 いまにして思うのは、あの、無意味に思えた素振り練習にもきちんとした役割があったということだ。 フォームを固める? まあ、そういう効果はある。全身を使ってラケットを振る感覚を覚えることは、ある意味、実際にピンポン球を打
「宇宙世紀も“のび太の未来”も来ないだろう」 機動戦士ガンダムやドラえもんが作られた高度成長期。経済成長の中心は「もの」。「スペースコロニーの量産や、大人になったのび太が住む高層アパートは70年代の土建業のイメージだ」 だが今、成長の中心は知識経済にシフト。データの世界で、ディスプレイの向こうで、めまぐるしい変化が起きている。「SF的な世界が意味を失っている。現実の方が変化が早い」 この10年でPCの処理速度は飛躍的に上がり、価格も大きく下がった。一般ユーザーも家庭のPCで質の高いゲームを作ってネットで配布できるようになり、それが世界で人気を集めるケースも出てきた。ゲームメーカーはプラットフォームを開放し、ユーザーによるイノベーションに期待をかける。 10年後の未来、オンラインゲームはいったい、どんな進化をとげているのだろうか――3月14日に開かれたOGC(オンラインゲーム&コミュニティー
日本のマスメディアは「公衆の番犬」ならぬ「既得権益の番犬」か? ジャーナリストがメディアについて語るとき、しばしば持ち出すのが「公共圏」という概念だ。これは、個人の私的な領域を超えた共通の関心事項について、言論や意見がゆきかう社会的な共通空間のことだ(ドイツの哲学者J.ハーバーマスが提唱した概念。西欧の初期市民社会において、コーヒーハウス、カフェやサロン、あるいは読書会などを介して、「文芸的公共圏」が形成された。それが、公権力批判機能を持つ新聞や雑誌、あるいは政治的結社などの「政治的公共圏」に発展した、とされる)。 大メディアにいる人たちが言うには、新聞やテレビは公共圏として重要な責務を負っており、マスメディアの役割は「公衆の番犬」(国家を監視する機能)だ(彼らがこう言うとき、「インターネットは公共圏ではない」という暗黙の了解があるように思われる。なお、この点はもう一度取り上げる)。
考えてみた「硬」毎年恒例の、日経MJによるヒット商品の番付が発表された。以前、http://d.hatena.ne.jp/suicadayo/20071124/1195924212で若者と称される僕たちが車をなぜ欲しがらないのか、ということについて考えてみた。ヒット商品番付は、世の中全体のトレンドや消費傾向を知るのにとても面白いランキングだと思うので、今日はこれ元に続きを考えてみたい。 東西の横綱は、ニンテンドーの「wii&DS」、「電子マネー」とのことだ。三役に「動画投稿」、「東京」などが入っているのが興味深い。「動画投稿」はYouTubeやニコニコ動画、「東京」は東京ミッドタウンなどの複合施設の新名所を指すのだろう。NIKKEI NET 横綱は「Wii&DS」「電子マネー」・07年ヒット商品番付http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071203AT2
橋下弁護士の立候補で慄然としたのは、やしきたかじんや島田シンスケに電話でおうかがいを立てたという件だった。彼らに「やれ」といわれたから出馬を決めたらしい。 なんだろう。他の世界だったら袋叩きに遭う話ではないか。「や、出ないつもりでしたけど、医師会の理事長が出ろというものですから」とか「労組の書記長が出馬を許してくれましたから。最初は出るつもりはなかったんですけど」なんて会見する馬鹿がどこにいるというのだ。 しかしまあタレント議員にはうんざりだ。しかしネットやメディアで「なぜ自公はタレント候補を立てるのか!」なんて怒りの意見を見かけるが、それはちょっと違うと思う。自公だからタレント候補を立てるのだ。 自民党はあらゆる大組織とつるんで生きてきた歴史がある。郵政、金融、土建、農業、漁業、医者、製薬会社、防衛、パチンコ警察、暴力団。つるめなかったのは労組とインテリぐらいだろう。しかし小泉安倍のネオ
ネイルで使う材料で、DIY時の木割れやネジ跡を派手にしたらかわいい OSB合板でちょっとしたボックスをつくりました。 ビス止め下手すぎて木を割ったり穴あけすぎたりした場所に、好きな派手色の樹脂を詰めてパテ代わりにしてみました。 ちょっと某HAYっぽみ出て可愛かったので、自分用にメモです。 手順 塗装 派手色グミジェルで失敗部分…
CanCamの「ひとり勝ち」状態について、これまでメディア関係者から何度か訊かれたことがある。 「どうしてなんでしょうね」 そんなこと私に訊かれても。 しかし、ありがたいことに本学の学生諸君には多くのCanCam読者がおり、彼女たちは当該雑誌と競合誌『JJ』や『ViVi』との記号論的差異について、世界でいちばん詳しい。 その中のひとりであるM村くんが、CanCam系ファッションの究極の目的であるところの「めちゃモテ」とはどういう状態を指すのか、というたいへん大胆にしてラディカルな問題提起をゼミでしてくれた。 こういうおいしい「現場ネタ」を寝ころんだまま拾えるのが女子大教師の特権である。 同僚の教師諸君の多くは教室で「学生に知識を教える」ということをされているが、私はできるだけ「学生から知識を教わる」ようにしている。 お給料をいただいてそれでは「やらずぶったくり」というか「盗人に追い銭」では
2006年03月21日19:38 カテゴリPsychoengineeringValue 2.0 ヒト、モノ、カネより大切なもの とは、居場所、なのではないだろうか。 その思いは最近特に強くなってきている。 先進国の若者(と、まだ不惑に達していない私が言うのも何だが)たちの「まったり」とした不満と不安というのは、ほとんどそれに由来するのではないかとすら思う。 確かに彼らは「不足なしに」育って来た。しかし彼らは薄々感づいているのである。 それが実は与えられたものではなく、未来の自分たちから奪われて来たものであることを。 H-Yamaguchi.net: 賃上げより前にやるべきこと これまで若年層の雇用機会が極端に不足していたのは、企業が「既に雇われている人たち」の雇用維持を最優先にしたからだ。これは、必ずしも経済原則にしたがったものとはいえない。もちろん、新規に雇用するより既にいる従業員を使い
*1 「下流」という経済競争抑圧 「自由を制限され、格差社会の下流にいて何で怒んないの?社会を斜めに見る反逆精神が若者の特権じゃないの?」と学生運動の元闘士が言うときに、*2、問題なのはそこに「体制」が働いているからでしょう。格差そのものが問題でなく、自由競争が抑圧され、努力しても報われない、上流が勝つような出来レースの構造を「体制」が意図的に作り出している、ということが「体制の抑圧」です。 民主主義的な平等とは、みなに経済的な平等を保証するのでなく、機会の平等であり、自由な競争です。保守的な弱者救済も経済的な平等を保証するのでなく、機会の平等の一部です。これはよく勘違いされています。 ここで「体制の抑圧」というときには、「下流」が問題になるように、経済競争についての「機会の不平等」を強く指します。 創造する機会の平等 抑圧とは本質的に、自己承認、自己尊厳への抑圧です。だから「下流」でも「
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essaさんはおいしいところを持って行くのは上手いと言われて確かにその通りだと思ったので、今度は逆に言わなくてもいいエビちゃんの悪口を言って無駄にケンカを売ってみたけど、ちょっとエビちゃんの悪口を言うのは恐かったですが、(今の所は)厳しい反応がなくてホッとしています。 その代わりに、私が言い足りなかった所を書き継いでいただいたようなトラックバックを二つもらいました。 あの歩き方が可愛いと思う若い人の身体感覚には、ついていけない。全くの独断と直感のみで言うが、身体感覚として「シェア」を拒否する感覚に、そこが関連しているのではないだろうか。 私個人の見方でいえば、これは当たっていると思います。私はその「エビちゃん」を知らないのでなんとも言えない部分もありますが、姿勢と身体性、その人の持っている感性は直結しています。甘えとか。日本の女の子の動き方は、基本的に「開かないまま」動いている感じがある。
HN:LSTY(エルエスティーワイ) □名前の由来 年齢:ほぼ50歳 性別:男 ■ 趣味:著作物全般の鑑賞・飲酒 ■ いらち・いちびり・いらんこといい ■ ほしいものリスト ■ ここ以外の活動場所 Twitter: LSTYpt3 ※たまに非公開にすることがあります。 雑談と本棚 : Twitcasting YouTube : Gavacho Music SBM : 小さなトカゲ展 Novel : 小説家になろう ■ 転載について:私が書いた文章はすべて転載自由ですが、出典の明記およびリンクをお願いします。 ■ コメントについて:名前(ハンドルネーム含む)を 明記していないと思われるコメントには原則として回答しておりません。 宣伝目的だと判断した場合、また記事と無関係だと判断した場合、削除することがあります。 私あるいは第三者の個人情報や個人を特定できるような情報が含まれている場合、該当部
昨日、また次なるネタの伏線を張っておいたのだが、その話でうまく上の句となるエントリーを書いてくださった方がおられる。 イチローからは『もっとも遠い』日本国民たち : " Moon Blue " とても共感する内容だが、一つ付け加えたい。 昨日のエントリーで、アジア人はアメリカにおいて「独特のマイノリティ」と書いた。ヒスパニック系や黒人と一緒の立場で頑張れるワケではないのだ。 アジア系の現実の壁とイチローのポジショニング - Tech Mom from Silicon Valley 昨年のアメリカの国勢調査結果を数ヶ月前に新聞で読んで驚いた。人種別に見た平均所得で比較すると、アジア人は白人よりも高い。それも確か15%ぐらいだったと思うが、はっきり差が出るほどの違いがあるのだ。 マイノリティといえば、人口比率が少ないだけでなく、社会的に不利な立場に置かれ、そのせいで所得も低いのが相場だ。黒人や
「独り者」に優しい日本の社会(上) 2006年3月 3日 コメント: トラックバック (0) Momus 2006年03月03日 今年はバレンタインデーのことなどすっかり忘れていた。滞在先の大阪で郵便局に行き、窓口の職員にちょっとした贈り物――ミニチュアの赤い郵便ポスト――をもらうまでは。 企業のキューピッドが顧客の心に愛の矢を打ち込むようなこの光景は、コンビニエンスストアでも繰り返された。買い物の後で箱を差し出され、くじの付いたキャンディーを選んでくださいと言われたのだ。私は、こうした優しさに励まされたと同時に、個人ではなく公共機関や企業が愛を告白していることを面白いと感じた。 私は、誰かに励ましてもらう必要があったわけではないし、バレンタインデーだからといって特別何かをする必要もなかった。恋人のいる人間として、私は聖バレンタインには毎日敬意を払っていたいと思っている。2月14日の私のブ
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