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+批評と+セカイ系論に関するgenesisのブックマーク (5)

  • 逆セカイ系から見た私 ゼロ年代のジャンル史論 - 感情レヴュー

    私は「エヴァ」にも「lain」にもノれませんでした。疎外と孤独を扱っていればアニメやゲームとして認められてしまうところが、この業界の19世紀的な幼稚さです。あの手のモノが、ぼくは大ッッ嫌いです。(『伊藤計劃記録』伊藤計劃、二〇一〇年) 1 このところ、批評の世界ではゼロ年代の表現史を総括する言説が増えている。そのきっかけとなったのは周知の通り宇野常寛の『ゼロ年代の想像力』(二〇〇八年)だが、それに対してはこれまで賛否両論あった。とりわけ問題になっているのは、そこで宇野が問題にしたセカイ系なる概念だ。稿は、この概念が流行し、また衰退していく時代の文学表現について、ジャンル論・ジャンル史の観点からまとめるものである。 まずは、宇野を批判的にとらえながら、セカイ系を総括した前島賢の『セカイ系とは何か ポスト・エヴァオタク史』(二〇一〇年)を手引きにして議論をはじめることにしたい。 通常考えら

    逆セカイ系から見た私 ゼロ年代のジャンル史論 - 感情レヴュー
    genesis
    genesis 2010/07/18
    曰く,「セカイ系の考証を厳密に行った前島の成果は批判されるべきものではない。しかし、セカイ系が定義に反して過剰な文脈を形成した理由についての問いは、彼にはなかった。」
  • 『『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ』

    笠井潔・小森健太朗を中心として、20代の若手評論家が集まって結成された批評集団・限界小説研究会のブログです。 『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ 前田 久 作は2000~2001年にかけて小学館の雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載された『最終兵器彼女』(ビッグスピリッツコミックス、全7巻)の外伝集である。とはいえ、「外伝」と銘打っていることからもわかるように、世界観は共通しているものの、作だけで独立した作品として読み解くことが可能な作りになっている。 ■ しかし、『最終兵器彼女』(以下、『サイカノ』)という作品の位置付けについて、念のため解説しておこう。ある日突然開始された戦争の中で、最終兵器に改造された少女・ちせと、その恋人・シュウジの純愛と、壮大なスケールの結末を、大状況に翻弄される人々の姿を交えながら描いた『サイカノ』は、新海

    『『最終兵器彼女外伝集 世界の果てには君と二人で』 /「セカイ」の果てから「せかい」へ』
  • 2009年のベストアニメ作品――ゼロ年代の終わりにアニメの未来について考えてみる - metamorphosis

    アニメ(ブロガー・twitterアニメクラスタたち)の饗宴、あるいは2009年アニメベスト/ワーストのススメ(反=アニメ批評) http://d.hatena.ne.jp/ill_critique/20091220/1261317064 アニメブログ年末合同企画(EPISODE ZERO) http://d.hatena.ne.jp/episode_zero/20091220/p2 上記の企画に参加。 2009年のベストアニメというか、もし仮に2009年のアニメの中からひとつだけ見るべきものを選べと言われれば、僕は迷いなく、『エンドレスエイト』の名前を上げることだろう。『エンドレスエイト』は、『涼宮ハルヒの憂』のアニメのひとつのエピソードとして考えるべきではなく、独立したひとつの作品として捉えられるべきである。 つまり、2009年のベストアニメは『エンドレスエイト』である。以上。 これで

    2009年のベストアニメ作品――ゼロ年代の終わりにアニメの未来について考えてみる - metamorphosis
    genesis
    genesis 2009/12/28
    曰く,「『憂鬱』で克服の対象だったものがセカイ系という名のパラノイア的な誇大妄想だったとすれば、『エンドレスエイト』で克服の対象になっているのは、日常生活への依存・嗜癖・中毒といったものである。」
  • 前島日記 - 西村悠 『二四〇九階の彼女』

    二四〇九階の彼女 (電撃文庫)作者: 西村悠出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2006/10メディア: 文庫 人に勧めたいと思えるような作品に出会ったので、久しぶりにラノベの感想を。『二四〇九階の彼女』西村悠、傑作です。 一階一階が一つの独立した世界となってる巨大な積層構造物を舞台に、外を目指して世界を降り続ける少年の話。 彼が通り抜けていく世界を連作短編の形式で描き出します。 形式としては『キノの旅』に代表される電撃連作短編ものの一つですが、『キノ』にある説教くささやヘンな達観が全部消えて、かわりに男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』。 彼がとおる世界も「無限の平行世界を収めた図書館」「永遠に戦死が繰り返される戦場」「幻想の楽園」「別の世界から届く電波(「わたしはここにいます!」)」といずれも、僕の琴線を直撃するものばかりで、不覚にも電車の中で

    genesis
    genesis 2006/10/24
    曰く,「一階一階が一つの独立した世界となってる巨大な積層構造物を舞台に、外を目指して世界を降り続ける少年の話」,「男の子の圧倒的な無力感が挿入されているという、いわばセカイ系『キノ』」
  • 惑星開発委員会 :: 善良な市民と青木摩周のスペイン宗教裁判 (2003-feb-06)

    「文中に頻出する(笑)という表記は「悪魔的な笑い(Diabolical Laughter)」を表しています。そのつもりでお読みください。HA! HA!←こんな感じ」(青木摩周) 「構成,、タイトル、htmlと青木さんに大変お世話になりました。この場を借りて感謝の意を」(善良な市民) ◎唐沢俊一・上野俊哉 青木摩周(以下「青」):昨日、上野俊哉について調べていたら、また惑星開発委員会にたどりついちゃいまして。いや、やっぱいろいろと有益な情報が満載のサイトですね。上野俊哉について俺が知りたかった視点でまとめてくれてたのは、やっぱりここだけでした。 善良な市民(以下「善」):辞典で上野やるならもうちょっと突っ込みたいと思うんですよ。ユリイカにあのエルガイムの設定まで深読みして思想やってたあの文章が堂々と載ったせいで「やっぱりアニメって文化になってないな」と思ったヤツたくさんいると

    genesis
    genesis 2006/08/21
    曰く,「〈オタク系文化〉で一番特徴的なのは“産業としては、恋愛産業として発展してきた”ということだと思っています」
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