シリア・アレッポ(Aleppo)西部4キロのBishqatinで、反体制派の新型戦闘車両「シャーム2(Sham II)」の前を歩く反体制派メンバー(2012年12月8日撮影)。(c)AFP/HERVE BAR 【12月10日 AFP】遠目には、さび付いた大きな金属の箱にしか見えないその「物体」だが、近くから観察すると、それがシリア反体制派による最新の成果であることが分かる──配備されるのを待つばかりの新型自作装甲車両、「シャーム2(Sham II)」である。 古代シリア地方の名称にちなんで名づけられた「シャーム2」は、自動車のシャーシを基に作られた装甲車で、反体制派は「シリア国産100%」と公言している。 設計したのは、シリア北西部アレッポ(Aleppo)県の反体制派グループ、アンサル(Al-Ansar)に属するマフムド・アブド(Mahmud Abud)氏。設計、組み立て、建造に1か月間か