以前、情熱がキャリアを損なわせる危険性について紹介しました。『ディルバート』の作者スコット・アダムス氏も同じ意見のようです。 アダムス氏は「一芸に秀でるより、そこそこ多芸をめざせ」とも言っていましたね。また、「Wall Street Journal」に掲載された記事の中でも、仕事で成功したかったら「情熱」と「ゴール」のことは忘れるようにとアドバイスしています。 物事がうまくいっていれば、情熱も感じやすくなります。そのことが、情熱に関する誤ったイメージを広めています......。実態はこうです。うまくいかないと(大抵のはそうですが)、情熱は失われていきます。うまくいけば、やる気も湧いてきます。後から振り返ると、情熱を注いだから成功したように見えます。しかし、逆なのです。成功の度合いに応じて「情熱のレベル」が変わったのです。情熱が成功を呼ぶのではなく、成功が情熱を呼び起こすのです。 アダムス氏