「こびとづかん」シリーズで知られる長崎出版が東京地裁に自己破産を申請、30日までに破産手続き開始の決定を受けた。信用調査会社の帝国データバンクによると、関連4社も同様に破産手続きに入り、グループの負債総額は17億4千万円という。 長崎出版は東京・神田に本社を置く昭和50年設立の児童書中心の中堅出版社。架空の生き物である「こびと」を捕まえて動物採集のように観察するシリーズの書籍を2006年に手がけたところ、絵本や観察ガイドブックなどが20万部を超える大ヒットに。ビデオソフトも他社から発売され、子供向けの大人気キャラクターとなった。 それまでは年商1億円程度だったが、2012年度は一気に16億円を超える売上高に成長。これで古着ショップのチェーンを買収したり、持ち株会社制度を導入して会社規模を拡大するなど拡大路線を取ったが、失敗し経営破綻した。 今年に入り、営業を停止。8月22日に東京地裁に自己
こんにちは、林です。ここCNET Japanではしばらくご無沙汰してしまいましたが、相変わらず電子書籍まわりで、ごにょごにょ、やっております。 6月には「なぜ電子書籍は嫌われるのか?」というセミナーをやらせていただきました。そこでも触れてるんですが、常々感じているのは「(電子)書籍まわりのニュースや記事には、ウソが多すぎる!」ということ。 「通説はこうですけど、ほんとはこうですよ」という記事を、CNET Japanでも何度か書かせていただきました。 書籍にまつわる都市伝説の真相--委託販売、再販制度は日本だけなのか(1) Kindle価格の謎を解く--ジョブズの伝記はなぜ値上がりし、また値下がりしたのか なぜかわかりませんが、書籍、特に電子書籍がからむと、いつもはまともな方も、どうにも現実とずれたことを発言なさったりすることが、この数年常態化しております。 居酒屋や床屋でつぶやかれる分には
「最近のライトノベルはWeb小説の書籍化ばかりだ」「『小説家になろう』が青田買いの場になっている」といったことがよく言われる昨今、実際のところはどうなのかを、「新人賞経由」「スカウト」「別レーベル」「コンテスト」の四つの分類から見ていきたいと思います。 新人賞経由方式 Web小説の書籍化はあるもののあくまで「新人賞を受賞した作品がたまたまWeb小説だった」というパターン。 電撃文庫(アスキー・メディアワークス) 「ソードアート・オンライン/アクセル・ワールド」「魔法科高校の劣等生」の二大タイトルを擁する電撃文庫ですが、Web小説を直接スカウトするようなことはなく、あくまで新人賞経由で採用するという態度を崩していません。「魔法科高校」の場合はかなりややこしいですが、作者が別作品を新人賞に送って落選したものの、その作品がきっかけで「魔法科高校」が出版されたという話。 ソードアート・オンライン〈
── いまこそもう一度、電子出版に真正面から立ち向かうときだと思っています。 7月1日に行われた記者発表会で、株式会社ボイジャー 代表取締役 鎌田純子氏は述懐を込め、このような挨拶をしました。この日、池澤夏樹氏の作品の電子化・販売をボイジャーが手がけることの発表と同時に、電子出版Webサービス「Romancer(ロマンサー)」が一般公開されました。2011年に導入した「BinB」ブラウザビューワが「いつでも誰でも簡単に電子の本を読める仕組み」なら、Romancerは「簡単に作る」役割を担っています。池澤氏とのプロジェクトでも使用しているとのことです。 Romancerは、昨年の国際電子出版EXPOの時点でクローズドβ版が公開されていましたが、正式版の公開で何が変わったのか、他社のサービスとは何が違うのか、そしてどのようなビジネスモデルにするのかを私は注目していました。鎌田氏は、ボイジャーが
《この記事は約 1 分で読めます(1分で600字計算)》 【編集部記事】株式会社出版デジタル機構(本社:東京都千代田区)は6月24日、同社役員の異動を発表し、新しい代表取締役社長として元KADOKAWAの新名新(にいな・しん)氏が就任したことを明らかにした。 同社は出版物のデジタルデータの保管、各電子書店・電子取次への配信業務、図書館に対する窓口機能等の業務を行なうため、出版社10数社・印刷会社2社・官民投資ファンド1社が株主となって2012年に設立されたベンチャー。副社長として元小学館の広岡克己氏も就任する。 なお、新体制にともない、同社では日本出版インフ ラセンター(JPO)など業界団体と連携し、「共通書誌情報システムの構築」も事業に追加する旨も発表している。【hon.jp】 問合せ先:出版デジタル機構のサイト( http://pubridge.jp/ )
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プロの作家と、セルフパブリッシングを選んだいわゆるインディー著述家の間には大きな違いがある。自分の著作物の売り上げだけで生活できる人は作家と呼べるだろう。作家であれば、サインしたり献本したりできる書籍を出しているものだ。インディー著述家の差別は妄想ではなく、業界イベントで実際に起きはじめている。 3月にルイジアナ州ニューオリンズで開催されたブックフェア「RT Booklovers Convention」では、マリオットホテル内の2つのイベント会場に700人の作家が招かれた。広い方の会場は書籍出版の経験を持つ作家に、その半分ほどの広さとなる2つ目の会場はインディー著者にそれぞれ割り当てられた。 なぜインディー著者は作家より狭い会場に追いやられたのだろうか? 理由は物理的なものだ。作家は自分の著書を会場でサインしたり販売するために大量に持ち込むことができた。一方、インディー著者のほとんどは物理
結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki 「学ぶ」という行為に対して、人はいろんなことを思います。結城は毎日のように「『数学ガール』読みました!数学ってこんなにおもしろかったんですね!」とか「『数学ガール』を通して学ぶことの楽しさを知りました。数学は不得意ですが」とかいうメールをもらいます。 結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki それはもう誇張ではなく、ほとんど毎日のように「『数学ガール』を通して数学を学ぶことの楽しさを知りました」という読者さんのメッセージを受け取ります。 結城浩 / Hiroshi Yuki @hyuki そして結城は「これは、いったい何だろう」といつも思うことになります。特に「数学ガール」シリーズがおもしろいというわけではないのです(いや、ごめん、うそです。とてもおもしろいです)。それよりも「数学」という学問そのものがおもしろいのだと思います(
文芸エージェントの『裏づけ』あるいは引き受けがない作品でも検討する出版社は増えつつある。しかし、複数の選択肢がある中、著者にとってどこまで魅力的かは不明だ。 現在の電子出版と自主出版革命が起こる以前、著者にとって出版に至るまでのプロセスは非常に時間が掛かるものだった。 エージェント探しはその最初の関門と言って良いだろう。役割こそ変化しつつあるが決して絶滅することはない文芸エージェントは、本の価値を決定し、率直にタイトルを引き受けるか拒否するかを判断する最初の存在だった。 自主出版を志す多くの著者がそうする理由は、原稿の引き受けが拒否されることが珍しくないからだ。原稿は非常に優れているが市場性がないという理由で本の代理人となることを拒否するとはっきり告げるエージェントにより、業界のフラストレーションが引き起こされている。 しかし現在、著者には非常に多くの選択肢がある。文芸エージェントの『裏づ
米Forbes誌によると、大手出版社が苦境に立つ米国で、給与制ではなく完全出来高制で編集者を雇う「ハイブリッド出版社」が幾つか立ち上がり始めているという。 ハイブリッド出版社とは、フリーの在宅編集者たちが共同作業で個人作家の作品をプロ作品に仕上げるというもので、報酬は売上金のレベニューシェアのみ。編集者たちはタダ働きするわけにはいかないので、候補リストに上がった作品群の中から有望かつ報酬条件のいいものを選び、作家やベータ読者と一緒に編集作業に携わる。 記事によると代表的なのはBooktropeやEntangled Publishingで、すでに幾つかの作品をベストセラー入りさせることに成功しているとのこと。またBooktrobeはシリコンバレーのベンチャーキャピタルからの資金調達にも成功したという。 関連記事 僕らの知る「漫画」は衰退する? 漫画家3人が語る“デジタル×漫画”の未来 「絵に
By Colton Witt 自費出版というと手弁当で儲からないというイメージを持っている人も多いと思いますが、電子書籍はほとんどコストを掛けずに出版できるため、中には趣味で本を出版し大きな利益をあげている著者も多くいます。そんな電子書籍を本業の合間に出版して、1年に1万ドル(約105万円)以上の売り上げを達成した「電子書籍作家」が、電子書籍で利益をあげるのに大切な7つのコツを公開しています。 The Leanpub Blog | Guest Post by Josh Earl: $16,920.12 earned, 1054 copies sold: Lessons learned from a year as a self-published author http://blog.leanpub.com/2014/01/leanpub-ebook-sales-guest-post.ht
デジライフNAVI 目まぐるしいほどの進化を続けるデジタルの世界。最新の商品やサービスをいち早くキャッチアップし、最先端のトレンドをナビゲーションします。 バックナンバー一覧 一昔前であれば、素人が本を出版して稼ぐなんてことは夢のまた夢だった。自費出版という形で出版する方法もあるが、出版費用として50万円~100万円以上かかるなどハードルは高く、売れずに費用すら回収できないケースがほとんどだったといえる。 しかし、近年状況は一変した。2012年頃から個人で電子書籍を出版し売ることができる販売プラットフォームが相次いで登場し、誰でもお金をかけずに手軽に個人出版ができるようになったからだ。 例えばアマゾンが2012年10月にスタートした「キンドル・ダイレクト・パブリッシング(KDP)」の出版費用は無料。電子書籍が売れれば価格の35~70%が印税として著者の銀行口座に振り込まれる。そのほか、ブク
角川文庫「表紙なんて飾りです。偉い人にはそれがわからんのです」松本清張から森博嗣、シェイクスピア、ビートたけしまで新刊143冊から個性が消えました 2014年1月9日・小説・エッセイ, 新刊, 特集・角川 こんばんは、きんどるどうでしょうです。1月8日配信の角川文庫のKindle本表紙がシンプルすぎるので特集でご案内。 最初見た時「なんじゃこりゃ」と思いましたが、一応カラーでジャンル区別しているようですね。コスト削減のためか、表紙には意味が無いという実験なのか……書籍版と電子版は表紙の権利が違うと指摘頂きましたが、たぶん買い取りだと思うんだよな……。こういうのを見ると表紙って大事だなという気がしてきますね。 新刊一覧はこちらから >> Amazon.co.jpで「角川文庫 > 過去7日」をチェック Kindle本新刊143冊より有名ドコロをピックアップ 水色はたぶん小説 もえない
「自分の本を作りたいけれど、どうしたらよいかわからない」という声に応え、文芸社が、八重洲ブックセンター京急百貨店上大岡店と共催で「執筆と出版の説明会」を開催。参加は無料。定員20人の予約制。 当日は、原稿の作成から出版後まで、本を作りたい人を支援する同社のオリジナルシステム「ホンダス」の紹介や、出版に関する様々な知識を教えてくれるので、初めてでも安心。実際に本を出版した著者の出版体験を語る講演は、参考になると毎回好評で「まさか私が本を出版できるなんて」など、多くの喜びの声が寄せられているという。 手元に完成原稿や執筆途中の原稿がある人は、コピーを説明会に持参すれば、後日、スタッフによる講評やアドバイスも受けられる。 また原稿が無くても「これから書きたい」という人や、アイディアのある人は、この機会に相談してみては。 【日時】1月25日(土)、午後2時から4時まで。 【会場】京急百貨店(上大岡
サト(編集者) @KISATO2022 着々と来年度の刊行予定も決まりはじめ、なんか今年の繰り返しな気がしてきました。聞こえてくるのはデスマーチか!? 2013-12-12 21:19:52
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