病名の変更は「分裂病→統合失調症」や「痴呆症→認知症」などで見られたことがあります。 今回の変更は糖尿病という名前から来るイメージの悪さを嫌っての変更とのことでした。そういった名前からくる偏見があることそのものはどうにか改善したほうがいいと思いますが、今回の改変はちょっと悪手だと思わざるをえません。 というのも言い換えがカタカナだからです。カタカナの名前は新語によく見られますが、覚えづらいということは文化庁の調査からも明らかです。「平成29年度国語に対する世論調査」を見てみましょう。 まず、カタカナ語に対する意識を見ると「好ましくない」方の意見が「好ましい」をはるかに上回っています。 次に、理由を見ると「日本の文化」のような理由より「分かりにくい」という理由の方が上回ってます。つまり、「好み」ではなく「実用」の問題だと分かります。 それなのにあえて長いカタカナにするというのは、少なくともこ
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