日本企業の多くが日々、全社DX(デジタルトランスフォーメーション)に挑戦しているはずだ。だが「成功している」と断言できる企業は少ないだろう。全社DXが鈍化する原因には、従来の組織運営のなかで築かれてきた組織や企業文化などがある。それらを突破するためには、「戦略」「人材」「テクノロジー/ソリューション」の3つの柱において、推進方針を定め実行していく必要がある。これら3つの柱について、KPMGコンサルティングが提唱する「DXMO標準化モデル」をベースに、全社DXを成功に導くために重要な論点について、最新事例に基づき提言する。事業部でDX推進を任されたリーダーの方々には、この“一歩進んだ苦悩”については共感いただけるはずだ。 日本企業の多くが日々、全社DX(デジタルトランスフォーメーション)に挑戦しているはずだ。だが「成功している」と断言できる企業は少ないだろう。全社DXが鈍化する原因には、従来