ついに残り11話となった『麒麟がくる』。演者の熱量がいよいよヒートアップして、名場面が続出している。そして、今後の注目ポイント・安土城はどのような威容を視聴者に見せてくれるのだろうか。 * * * ライターI(以下I): 2週前の当欄で〈長谷川博己の熱量半端ない〉とその熱演ぶりをクローズアップしましたが、今週の第34話では、織田信長(演・染谷将太)、松永久秀(演・吉田鋼太郎)、足利義昭(演・滝藤賢一)、筒井順慶(演・駿河太郎)、今井宗久(演・陣内孝則)、正親町天皇(演・坂東玉三郎)、摂津晴門(演・片岡鶴太郎)と主要キャストの熱演ぶりがビシバシと伝わってきました。 編集者A(以下A):今回を含めて残り11話。まさに座長・長谷川博己さん以下、チーム一丸になっているという印象でした。コロナ禍の困難な状況の中で撮影していることを思えば、感無量です。 I:その中で特に印象的な場面を振り返りたいと思い