クルマが走る上で大変重要なのがサスペンションですが、クルマの車種が星の数ほどあるにもかかわらず、サスペンションの形式は数種類しかないのです。 つまりサスペンション形式はかなり画一化されているといえます。 フロントサスペンションでは、左右固定型となるリジッド式、そして以降は独立型としてトレーリングアーム式、ダブルウイッシュボーン式、そしてマクファーソン・ストラット式。そして最近増えてきたマルチリンク式といった程度です。 初代カローラのフロントサスペンションには現在主流となっているマクファーソン・ストラット式が採用されましたが、当時は他社で少量採用の事例があるだけで、もちろんトヨタとしては初めてのことでした。 トヨタは1955年に発表されたクラウンにフロントサスペンションとしてダブルウイッシュボーン式を採用しました。それ以前は板バネによるリジッド式で、クラウンと同時販売されたマスターにはこちら
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