1969年(昭和44年)10月から供用開始された和束町社会福祉センターは新たな総合保健福祉施設建設のため、2022年(令和4年)9月30日で廃止され、建物は取り壊されました。その社会福祉センターで結婚式をあげたという方もおられるのではないでしょうか。 戦後、日本全国で婦人会が主となって、生活合理化・簡素化が進められました。具体的な活動として成人式・結婚式などで派手なことをしないこと、お金を使いすぎないことの推奨などがありましたが、その手段の一つとしてあったのが公営結婚式でした。 和束町でも婦人会の働きかけによって、社会福祉センターを式場とした町営結婚式が1972年(昭和47年)から始まります。会場が町の施設で、結婚式の各役割を役場職員が担うことによって、格安で式があげることができました。また、町や婦人会が購入した花嫁衣裳を無料もしくは格安で貸し出すということも行われていました。 1981年