矢野経済研究所(本社:東京都中野区)が2009年2月10日に発表した健康食品市場の調査によると、2007年度の健康食品の国内市場規模は前年度比1.5%減の6791億円で、縮小基調に歯止めがかからない状況という。健康情報番組の自粛や減少、健康食品に対する行政の規制・監視の強化などが要因としている。 2007年はじめに起こった健康情報番組のデータねつ造問題以降、市場活性化に寄与していた同種の番組が自粛傾向にあり、市場縮小に影響しているという。また、身体を動かすことで健康管理する動きもあるなど、消費者の選択肢が広がっていることも考えられるとしている。この傾向はさらに続き、2008年度も2%前後の規模縮小になる見通し。 流通チャネル別では、通信販売が同0.2%増の2054億円で唯一拡大したが、参入企業が増えて競合が激化。苦戦する企業と売り上げを伸ばす企業が二極化しているという。訪問販売と通信販売を
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