ブックマーク / katukawa.com (23)

  • ワシントン条約の象牙規制 - 勝川俊雄公式サイト

    ワシントン条約の締約国会議が南アフリカで開かれています。マグロやウナギについては大きな動きはありません。大平洋クロマグロやニホンウナギの資源は相変わらず壊滅的ですが、東アジアのローカルな資源なので国際的な関心が薄いのです。 今回の締約国会議のハイライトは象牙で、主役は日です。象牙のニュースがNHKなどのメディアで大きく報道されているので目にされた方も多いと思います。 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161003/k10010715241000.html 大まかな流れはこんな感じです。 1)象牙の国際取引の全面停止が提案された 2)日が強硬に反対したために、「密猟、または違法取引につながる市場」のみの取引停止が採択される 日政府の代表は、厳格に管理されている日市場は閉鎖の対象外だと国内メディアに説明していますが、これは希望的推測であり、国際的な合意

    ワシントン条約の象牙規制 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/10/04
    "日本の象牙の認証は「1990年よりも前に入手した」と自己申告すれば簡単に登録できてしまうザルのようなシステム""今回は中国は規制に対して前向きな姿勢を示しています。" →冴えわたる安倍害交の成果(こなみ
  • 日本が漁獲上限を設定したから、サバが回復したのか? - 勝川俊雄公式サイト

    NHKのニュースのニュースでサバ漁業について取り上げられていました。 http://www3.nhk.or.jp/news/business_tokushu/2016_0831.html?utm_int=detail_contents_tokushu-business_008 サバやサンマについては、「日はちゃんと規制をしているのに、中国が悪い」という一方的な報道が多いのですが、NHKは日の過去の失敗についても触れています。 太平洋のサバをめぐっては、中国漁船の行動だけを批判するのはフェアではありません。実は日も過去に手痛い失敗をしています。 1970年代まで、太平洋の「マサバ」の資源量は、推計で300万トンから500万トンに上っていました。しかし、日の漁業者が取りすぎたことが原因となって資源量が減少し、2001年には一時、15万トンまで落ち込みました。枯渇寸前の危機的状況だったと

    日本が漁獲上限を設定したから、サバが回復したのか? - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/09/12
    "頑張って獲っても、獲り切れないような過剰な漁獲枠が恒常的に設定され""形式的に漁獲枠を設定して 場当たり的に獲っていたら 運良くサバが増えてきた" →名ばかり漁獲枠。/行き当たりばったりはニッポソのお家芸)
  • 日本のクロマグロ規制見送り提案が見送られたようです - 勝川俊雄公式サイト

    クロマグロの国際会議が終わったようですね。早くも記事がでてきたので、内容について解説します。 クロマグロ漁獲規制見送り 日案など通らず クロマグロの資源管理を議論する国際会議「中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)」の小委員会が2日、閉幕した。日側の提案した漁獲規制措置に対して米国などが反発、採用は見送られ、来年以降に継続して検討する見通しになった。 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDJ02H0J_S6A900C1EAF000/?dg=1 まずは、米国が提案している長期目標について解説します。 米国は2030年までに13万トンまで回復させるという長期目標を定めて、みんなで努力しようと提案をしています。これはごく普通の漁獲規制の考え方ですね。これに猛反発しているのが日です。 日は、長期的な目標水準を設定せずに、魚が減ったら、その分だけ管理目標

    日本のクロマグロ規制見送り提案が見送られたようです - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/09/02
    "日本は、加入が低水準になっても、しばらくは獲り続けられるように予防線を張ろうとしたのですが、他国の反対によって提案は否決" →そらそやろ。/水産庁の性根の酷さ、オータムジャンボバカ級
  • 漁業者のTAC制度への不満 - 勝川俊雄公式サイト

    今年の3月に、北海道の漁業者の希望によって、沿岸漁業のリーダー数人と話し合いの場を持った。そのことを、水研センター上層部(つまり水産庁OB)が、 トラブルを起こしたと問題視しているとのこと。これは、逆恨みもよいところだ。元を正せば、水産庁がデタラメなTACの入れ方をしたから、現場が混乱して いる。その混乱を納めるために、俺が奔走しているのである。 話し合いの内容については、このあたりを読んで欲しい。 北海道沿岸漁業者とのミーティング その1 北海道沿岸漁業者とのミーティング その2 北海道沿岸漁業者とのミーティング その3 北海道沿岸漁業者とのミーティング その4 今回の話し合いで痛感したことは、現場レベルではTAC制度に対する不満をなだめるために、大変な苦労をしているということ。不満の内容としては、主に3つ。 1)資源管理の有用性に対する無理解に基づく不満 2)TAC制度の方向転換に対し

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2016/06/17
    "国家公務員が、税金を使った事業を骨抜きにして、そのことを自慢している。その神経""TAC制度は…資源管理ごっこであった""資源の持続性を無視した過剰な漁獲枠を設定" →「ごっこ」が税金で出来るってすげえな(小波
  • カツオ漁業における中国脅威論を分析する - 勝川俊雄公式サイト

    小型化が進行しているカツオの話題です。「去年も記録的な不漁だったが、今年はそれよりも悪い…」ということで、一釣りの漁業者は危機感を強めています。例によって、産経新聞の中国批判が飛び出しました。 カツオ一釣りピンチ 中国巻き網漁船が根こそぎ、中大型魚が激減 2010.7.17 20:52 日文化を支えるカツオの一釣りが危機にさらされている。中国の巻き網漁船が、黒潮に乗って日近海に北上する前にインドネシア沖の太平洋中西部で、「ツナ缶」用に稚魚や小型カツオを根こそぎ乱獲。一釣りで捕獲し、かつお節やカツオのたたきに使われる中大型魚が激減しているためだ。中国が年内に、1千トン超の最新鋭船を新たに12隻導入することも判明。漁業関係者の間では、早急な漁獲規制を求める声が強まっている。 「中国の巻き網漁船の乱獲がこれ以上進むと、日近海ではカツオが取れなくなる」 で、中国はどれだけ獲ってい

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2015/03/05
    "まき網でカツオを一番多く捕っているのは、日本""中国の漁獲はねこそぎ乱獲で、日本の漁獲は水産資源を守るためだそうです。わかりやすいダブルスタンダード" →さすが産経、2010年も酷かった!w
  • クロマグロの国際合意の総括 - 勝川俊雄公式サイト

    最近年から比較すると,国によって削減比がまちまちであることがわかります。削減比が小さい勝ち組は日台湾。日政治力を使って、自国に都合が良い提案を押し通した結果、漁夫の利を得たのが台湾です。台湾は10年前にマグロを多く捕っていたのですが、現在は漁獲が激減しています。規制が無いときよりも漁獲が増えるとは思えないので、枠があったとしても300㌧程度に収まると思います。 削減比が大きい負け組は韓国とメキシコ。日の市場を使った圧力に抵抗しきれなかった模様です。そして、米国に関しては事情がちょっと違って、クロマグロに関しては、漁業よりも遊漁が重要な産業となっています。遊漁に関しても記述はあるのですが、具体的な内容に乏しいために、現状と大きく変わらないと思われます。 これで、クロマグロは回復するの? 「自国の漁獲を減らさずに、他国の漁獲を減らす」という交渉結果は、日の狙い通りといえるでしょう。

    クロマグロの国際合意の総括 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/11/13
    "「日本が率先して厳しい措置をとっているのに、資源保護意識の低い韓国やメキシコが駄々をこねている」といった論調のメディア報道が目立ちました。レクされた内容をそのまま拡散…" →大本営☆発表!w
  • クロマグロの幼魚が空前の不漁です - 勝川俊雄公式サイト

    クロマグロの幼魚(ヨコワ)が全然捕れません。親が減っているから、子供が減るのも当たり前なのですが、かなり危機的な状況です。 太平洋クロマグロ加入量モニタリング速報(2014年9月末) 太平洋南(※1)及び九州西(※2)において設定した曳縄モニタリング船の、7~8月(南西諸島海域で生まれたものと推定)における漁獲状況をもとに分 析。 • 太平洋南における2014年のCPUE(漁獲努力量当たり漁獲量)は、2013年の40%、2012年の71%。 • 九州西における2014年CPUEは、 2013年の20%、2012年の35%。 • 2011~2012年の加入量水準は歴史的な平均値より低く、2012年は過去61年で下位8位の低加入と評価されている。太平洋南と九州西における曳縄モニタリング船の2014年のCPUEは、2012年よりも低い。 http://www.jfa.maff.go.jp/j/p

    クロマグロの幼魚が空前の不漁です - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/11/09
    "クロマグロ資源が直線的に減少しているなかで…形式的な規制を導入して、資源がV字回復をするという見通しは いくらなんでも甘すぎ" →もし減少したら、「鯨が食べました」という鯨食害論が出て来る!(マテヤコラ
  • クロマグロの国際交渉を分析:日本のジャイアン外交が韓国とメキシコを力でねじ伏せた - 勝川俊雄公式サイト

    の提案が14522㌧に対して、メキシコの提案だと12800㌧になる。 日の半減提案よりも、メキシコの25%削減提案の方が厳しい内容だったのだ なんで、こんなおかしなことになるかというと、基準年が違うのと、メキシコの提案は成魚を含むのがポイントです。 次に国別の漁獲量の削減幅を見てみよう。漁獲量が多いのは日。次にメキシコと韓国。米国と台湾も漁獲をしているが量は微々たるものなので、主要な三国について見ていこう。 ここ十年で、日は漁獲を減らし、韓国とメキシコが漁獲量を増やしている。昔を基準に持ってくることは、日にとって好都合なのだ。最近の漁獲量(赤)と日提案(緑)を比較したときに、日はほぼ横ばいだが、韓国とメキシコは激減している。日提案は、ここ10年で、未成魚の漁獲量が増えた国に厳しい内容なのだ。 2010-2012年の平均漁獲量を1とした場合の、日提案とメキシコ提案の漁獲量

    クロマグロの国際交渉を分析:日本のジャイアン外交が韓国とメキシコを力でねじ伏せた - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/11/07
    "日本提案は「俺たちは今までどおり獲るけど メキシコと韓国に漁獲を削減させて、クロマグロを回復させよう」という内容""反発をするのは 当然" →日本が弱腰外交だという勘違いは中二で卒業すべきだ!w http://urx.nu/dRez
  • あまり意味の無いウナギの池入れ上限 - 勝川俊雄公式サイト

    平成26年9月16日(火曜日)から17日(水曜日)まで、東京都内において、「ウナギの国際的資源保護・管理に係る第7回非公式協議」が開催され、日中国韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、ウナギ資源の管理の枠組み設立及び養鰻生産量の制限等を内容とした共同声明を発出しました。 日中国韓国及びチャイニーズ・タイペイの4者間で、以下を内容とする共同声明を発出することで一致しました。 (1)各国・地域はニホンウナギの池入れ量を直近の数量から20%削減し、異種ウナギについては近年(直近3カ年)の水準より増やさないための全ての可能な措置をとる。 (2)各国・地域は保存管理措置の効果的な実施を確保するため、各1つの養鰻管理団体を設立する。それぞれの養鰻管理団体が集まり、国際的な養鰻管理組織を設立する。 (3)各国・地域は、法的拘束力のある枠組みの設立の可能性について検討する。 http://

    あまり意味の無いウナギの池入れ上限 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/09/21
    "あまり意味の無いウナギの池入れ上限""がんばっても獲りきれない漁獲枠を設定して 資源管理をやっているふりをするのは、日本のお家芸" →「やっているふり」を、ぜひ、東京五輪の正式競技にすべき(マテヤコラ
  • 日本が提案しているクロマグロの漁獲規制について解説 - 勝川俊雄公式サイト

    クロマグロの漁獲は、次の3つの問題点があることを先の記事で書いた。 ① 卵を産む前に95%以上の個体をとってしまう ② 産卵場で待ち伏せして、卵を産みに来た親を一網打尽 ③ 非持続的な漁業を規制するルールが存在しない 9月1日から4日まで、福岡でクロマグロの資源管理について議論をするための国際会議が開かれている(現在、その会議を傍聴しながら、ブログを書いている)。ここで日本代表が提案したクロマグロの規制について検討してみよう。 日の提案はここにある。 http://www.wcpfc.int/node/19348 日提案の概要 Management measures 2. CCMs shall take measures necessary to ensure that: (1) Total fishing effort by their vessel fishing for Paci

    日本が提案しているクロマグロの漁獲規制について解説 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/09/18
    "国際的な合意が得られなかったとしても 日本は単独で未成魚の削減をおこなうべき""国内の漁獲規制をしたうえで 引き続き韓国とメキシコに圧力をかけていくべき" →これほどの深慮を日本外交に期待できるかといえば(ry
  • クロマグロは減っていないと主張してきた研究者たち - 勝川俊雄公式サイト

    6年ぐらい前から、日海の一釣り漁師たちが「クロマグロの群れが激減している」と危機感を抱いていた。漁業者からのSOSをキャッチした俺は、現場を回って、クロマグロ資源の危機的な状況についての情報を集めて、警鐘を鳴らしてきた。 2009年に撮影した一釣り漁業者のインタビュー → https://www.youtube.com/watch?v=HCzqRpRDTJk&list=UU5QxUOmfdtctWClAK4DWsYA 2010年に書いたブログです⇒ http://katukawa.com/?p=3762 その当時、水産総合研究センター(日の研究機関)は、「資源量は中位」で、2002-2004の漁獲圧を続ければ問題なしと主張していた。漁業の現場の危機感は、国の研究者によって、否定されてきたのだ。楽観的な資源評価は、産卵場でのまき網操業が無規制に拡大していく口実として利用された。 学術

    クロマグロは減っていないと主張してきた研究者たち - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/08/31
    "漁業の現場の声を無視した楽観的な資源評価によって、国益が大きく損なわれたのである。楽観的な資源評価は、クロマグロに限った話では無い。ウナギの場合も…カツオも" →今の日本外交のようだ!w
  • 欧州の食文化を破壊する日本の魚食 その1 - 勝川俊雄公式サイト

    ヨーロッパウナギはどうなったか? 過去にワシントン条約で規制されたヨーロッパウナギの事例を振り返ってみよう。ヨーロッパウナギは、2007年から、ワシントン条約の付属書IIで規制されている。そのときも、日メディアは、卓の危機・文化の危機などと騒ぎ立てたのだが、いざ規制が始まると、全く情報が途絶えてしまった。その後のことを知っている日人はほとんどいないだろう。 ヨーロッパウナギは、今も全く回復していない。EUの管理の下で、漁獲は厳しく制限されているが、回復のめどは立っていない。水産資源は減らしすぎると、回復能力が著しく失われることが知られている。ある程度以上減らしすぎると、たとえ禁漁に近い措置を執っても、資源が回復しなくなるのである。ヨーロッパウナギ資源が回復するのに、数十年かかるのか、数百年なのかはわからない。もしかすると、回復しないかもしれない。 破壊されたスペインの伝統文化

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/07/13
    "スペインのバスク地方…シラスウナギが捕れなくなったせいで、この伝統料理が食べられなくなってしまった""庶民には手が出ない。その代わり すり身でつくった偽シラスウナギを食べ" →強欲は鰻(食文化)を滅ぼすw
  • 福島県の漁業の復興 その2 由比港漁協のプール制度 - 勝川俊雄公式サイト

    前のエントリで、福島の漁業復興の課題を説明した。その課題をクリアするためのヒントが、由比港漁協にある。 サクラエビ漁業の歴史 まずは、由比港漁協の主力漁業である桜エビ漁の歴史から解説しよう。サクラエビは、昼間は水深200-300mに分布しているが、夜中に水深20-30mまで浮上する。明治27年に、そのことを二人の漁師が偶然発見したことにより、サクラエビ漁業が始まった。当初のサクラエビ漁業は、極寒の夜間に操業するため、厳しい労働環境だったようである。漁船の動力化、大型化、昭和30年代から、ネットローラー(網揚げの機械化)や魚群探知機の普及など、様々な技術革新によって、漁獲効率は大幅に上昇した。その結果が、豊漁貧乏であった。 プール制の導入 昭和42年、43年と大漁であったが、エビの価格が大暴落してしまった。そこで、漁業者は、水揚げをプールしたうえで、売上金を均等配分することにした。均等配分は

    福島県の漁業の復興 その2 由比港漁協のプール制度 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/05/01
    "資源の持続性が保たれているので、結果として漁獲量が安定""由比港漁協では組合員が一丸となって、魚の単価を上げるための努力をしている" →経済学的に社会的厚生を考えても、確かに正しい(こなみかん http://p.tl/cNi2
  • 勝川俊雄公式サイト - 資源管理ごっこと本物の資源管理の違い

    資源管理ごっこ(日のスケトウダラ漁業の場合) スケトウダラにはいくつかの独立した産卵群(系群)があり、そのうちのひとつが日海北部系群だ。この系群は北海道の日海側に分布しており、沿岸漁業の延縄や、沖合底引き網によって利用されている。下の図は、青い線が資源量。赤い線が漁獲割合である。1997年から、国が漁獲枠を設定して資源管理していたのだが、1997年以降も資源が直線的に減少するに従って、漁獲割合はむしろ上がっている。ブレーキをかけるどころかアクセルを踏んでいるような状態だったのだ。この資源は過去には韓国が漁獲をしていたこともあるのだが、1999年以降は日の漁獲のみ。つまり、国内漁業の規制に失敗して、自国の貴重な資源を潰してしまったのである。 漁獲圧にブレーキがかからなかったのは、2つの理由がある。ひとつは、資源の減少に応じて管理目標が下方修正されたこと。二つ目は科学者の提言を無視した

    勝川俊雄公式サイト - 資源管理ごっこと本物の資源管理の違い
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/04/23
    "資源量が減少したときに、漁獲にブレーキがかかったかどうかに着目すれば良い""日本は産官学が連携して、過剰な漁獲枠を設定し続けて、資源を潰してしまった" →ダイエットを成功させられない人を見る思いw
  • 漁業資源と国境を守るために、日本は何をすべきなのか - 勝川俊雄公式サイト

    結局、日は何をすべきなのか? 日の国益(漁業資源と国境の維持)という観点から、未来志向で何をすべきかを整理してみよう。 優先順位が一番高いのは、日のEEZの資源管理をすることです。日の漁業が衰退している主要因は日漁船による乱獲。たとえば、スケトウダラやハタハタの例を見ればわかるように、今のまま乱獲を放置し続ければ、中国漁船がいなくても、日漁業の消滅は時間の問題です。自国の漁業管理は、完全に国内問題ですから、これが出来ていないのは政府の怠慢。日は実に幸運なことに世界第六位の広大なEEZをもち、その中に世界屈指の好漁場がすっぽり含まれている。国内漁業の規制をするだけで、太平洋・北海道の漁業の生産性は改善できる。また、日海側にしても、日のEEZでほぼ完結する資源は多い。ちゃんと手入れをすれば、自分の庭から大きな利益が期待できるのである。こんなに恵まれた国はなかなかない。たとえば

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/04/17
    "離島の漁民の悩みの種は、日本本土の大型船による乱獲""乱獲によって、日本海の一本釣り漁業は窮地に""自国の乱獲を放置したまま 中国を非難していても 国際世論の支持は得られない" →ニッポソの"焼畑"漁業w
  • 6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト

    前回の記事で紹介した会議は平成20年なので6年も前の話です。「資源管理のあり方検討会」というのが、今年の3月から開かれています。何の風の吹き回しか解らないのですが、水産庁から委員になって欲しいという依頼がありました。「資源管理をやることを前提に、前向きに議論をしたい」という話だったので、委員を引き受けました。 資源管理のあり方検討会 概要 水産資源の適切な保存管理は、国民に対する水産物の安定供給の確保や水産業の健全な発展の基盤となる極めて重要なものです。 しかし、かつて1千万トンを超える水準にあった我が国の漁業生産は、現在は500万トンを下回る水準となっています。こうした状況の中で、水産日の復活を果たすためには、世界三大漁場と言われる恵まれた漁場環境を活かしながら、水産資源の適切な管理を通じて、水産資源の回復と漁業生産量の維持増大を実現することが喫緊の課題となっています。 このため、現在

    6年ぶりに「資源管理のあり方検討会」が開催されております。でもって、俺が委員です。 - 勝川俊雄公式サイト
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/04/14
    "水産庁サイドは「日本の水産資源は総じて良好」という認識…他の委員も、それに追従""資源評価をしている魚種だけでも40%が「低位」なのに、よくも「おおむね安定」などと" →水産庁の安定感!(死亡フラグw)
  • 日本は、なぜ乱獲を放置し続けるのか?水産庁の言い分を検証 - 勝川俊雄公式サイト

    当ブログでは、漁獲規制の不備によって、日の漁業が衰退していることを繰り返し指摘してきた。多くの読者から、「なんで水産庁は規制をしないのか?」という疑問の声が上がっている。その疑問に対する水産庁の言い分を紹介しよう。 水産庁が資源管理をしない理由をまとめた背景 2007年に安倍内閣によって設置された内閣府の規制改革会議では、経済重視の観点から様々な規制が議論された。水産分野においては、無駄な規制を取り除くというよりも、漁業が産業として成り立つために必要な漁獲規制を要請する内容であった。 規制改革推進のための第3次答申-規制の集中改革プログラム-(平成20年7月2日) 詳しい内容は上のPDFのP60から先に書いてある。 水産業分野についても、農業・林業分野と同様、就業者数の減少や高齢化が進んでいる状況にあるが、それ以前に、水産資源の状態が極めて悪化しており、それ故、生産、加工、流通、販売、消

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/03/20
    "「日本の漁業は業界の自主規制で適切に管理されているので、海外のような魚を巡る競争状態にはなっておらず、公的機関による規制は不要」…水産庁木實谷管理課長の説明" →アンダーコントローーーーーール!!!www
  • 勝川俊雄公式サイト - シラスウナギの豊漁報道の異常性

    去年は、シラスウナギの不漁が社会的な問題になりました。今年は一転して、楽観的な報道が相次いでいます。 「ウナギ稚魚価格、昨年の4分の1 漁獲量が大幅増」(日経新聞 2/4) 「シラスウナギ豊漁の気配 うな重お手ごろはまだ先?」(中日新聞1/31) 「シラスウナギ漁回復の兆し」(読売新聞 2/23) ウナギ稚魚「やっと正常」…豊漁で値下がり期待(読売新聞 3/1) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20140301-OYT1T00709.htm これらの報道に対する読者のリアクションは、おおむね好意的 嬉しいなあ~~!\(^^)/ 値上げを我慢してくれた鰻屋さんにも感謝。 うなぎ好きにとってはうれしいニュース! 是非値下がりして欲しい、『うなぎをがっつりべたい!!』ですヽ(;´Д`)ノー 一部で心配をする声もありました。 これを機に増やさないと絶

    勝川俊雄公式サイト - シラスウナギの豊漁報道の異常性
    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/03/02
    "ある漁師と酒を飲んでいたときに「林業は100年先を考えて木を植える。農業は来年のことを考えて種をまく。漁師はその日のことだけ考えて魚を獲る」という話を聞きました" →EM菌ですべて解決する(違
  • The Coveの感想:これはやばい - 勝川俊雄公式サイト

    映画の感想 「かわいいイルカちゃんを殺す悪い奴らと闘う、僕ら正義の保護団体」というシンプルなメッセージ。「悪い奴は明らか、問題も明らか。あとは実力行使でやめさせるだけ」、ということだ。同じドキュメンタリーでも、べることの意味を問いかけるOur daily bread(邦題:いのちのべかた )と比較すると、メッセージの質は低い。しかし、わかりやすさという点では、良くできている。 エンターテイメントとしても、一級だ。世界一のビルを上る男とか、ジオラマ作成専門家とか、いろいろな特技を持った人間が協力してミッションを行うストーリーは単純明快でアメリカン。悪者にされた日人にしてみれば、かなり不愉快な映画であります。この映画によって、日人のイメージは確実に悪くなりますね。The Coveの内容についてはこちらのサイトが詳しいです。 この映画の価値を決定づけるのは、画像のインパクト。海で大量のイ

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2014/01/21
    "殺し方…などのガイドラインを作成""自衛措置を講じても 沿岸捕鯨を守 れるかは微妙""血の海でイルカが虐殺される写真は、それだけのインパクト" →突き詰めると ハラール肉などの問題にもかかわる。http://p.tl/ewxi
  • 資源回復計画はなぜ失敗するのか? - 勝川俊雄公式サイト

    TACが意図的に骨抜きにされたことは、周知の事実である。 ただ、管理課@水産庁としても、資源管理が不要だと思っていたわけではない。 管理課は、TAC制度ではなく、資源回復計画を資源管理の中心と考えていた。 たしかに、資源回復計画で乱獲が回避できるなら、TACは骨抜きでも構わないだろうが、 資源回復計画は軒並み転けているのだから、お話にならない。 欧米の資源管理も、日の資源回復計画も、 漁獲量を抑制しようという方向性は同じであるが、その中身は全く違う。 欧米の資源管理の基は取り締まりであり、 日の資源回復計画の基は補助金ばらまきである。 欧米の資源管理 欧米の資源管理には、乱獲回避という明確なゴールがある。 そのゴールを実現できるように漁獲ルールを決定する。 そして違反は厳しく取り締まることでルールを徹底する。 故意の違反には、一発で免許剥奪、さらには牢屋行きもある。 ルール違反の抑

    haruhiwai18
    haruhiwai18 2013/04/06
    "欧米の資源管理の基本は取り締まり""日本…合目性と強制力を欠いた補助金ばらまき""乱獲を抑制するどころか、補助金によって過剰な漁獲能力が温存されるのがオチ" →海の未来を喰らい尽くす"焼き畑"的商売。