それを聞いたとき「本当にそうなってしまったか」というのが素直な感想だった。4月、メジャー初登板で初勝利を飾った田中将大投手。それをテレビで見届けた楽天・星野仙一監督は、勝利の祝福コメントを寄せた一方で、複雑な表情でこうも言った。 【写真】マー君、右肘の靱帯切れていた…復帰まで最低6週間のリハビリ必要 「ちょっと変化球が多い。捕手とのコミュニケーションもあるんだろうけど、変化球ばっかりで中4日。あれではケガするぞ」 それから3カ月、メジャートップの12勝を挙げる大活躍を見せた田中将が、右肘の違和感で離脱した。右肘じん帯の部分断裂。今後の経過次第では、じん帯の再建手術「トミー・ジョン手術」の可能性もあるという。 トミー・ジョンを受ければ、全治に1年を要する。投手にとって、1年間、投げられないということのストレスは計り知れない。 中4日というのは、5日に1度、先発の機会が回ってくるという