もしレアル・マドリーが首位から勝ち点15差をつけられ、さらにCLでも早期敗退したら……確実に大騒ぎになる。事実、昨年12月、ベルント・シュスターは首位バルセロナに勝ち点9差をつけられた時点で、解任された。前シーズンにレアルを優勝に導いたことなど、一切考慮されずに。 では、Jリーグで、同じことが起こったら? 7月1日、ガンバ大阪は川崎フロンターレに0対1で敗れ、首位鹿島アントラーズとの勝ち点差は15に拡大した。その1週間前に行われたACLでも同じく川崎に逆転負けし、前年王者がベスト16で姿を消した。 だが、大阪では、監督解任の声が一向にあがる気配はない。彼以上の指導者が見当たらないのか? ぬるま湯なのか? 7月1日の川崎戦、確かにガンバは悪くなかった。圧倒的にボールをキープできたし、失点もカウンターでやられただけだ。遠藤保仁がPKを止められなければ、最低でも勝ち点1は得られたはず