書店の棚づくりを参考にする。 NDC順を崩すという意味ではないが、本、雑誌、コミック、DVDを分けて考えず、カテゴリで考えて排架している様子は、図書館以上に図書館らしい棚だと思える。 例えば、クルマのコーナーを見ると以前はクルマに関する雑誌が置かれていたのだが、今は雑誌と本が同居している上、クルマを描いたコミックが並んでいる。お客様の興味の範囲によって情報を寄せる、つまり、NDCで集めていた資料を件名で集めたようなものだろう。 このような手法は、既に一部の図書館で見ることができるが、本格的に広がりが見られないのは何故か? 答えは簡単である。今の公共図書館の多くでは目録コントロールができない状態にあるからだ。目録業務が自らの手を離れている現状を見ると仕方ないことだが、棚に合わせたローカルNDC、ローカル件名を追加入力して、MARCとして供給される項目以外の排列を可能にすればいい話なので