英国のウェールズ南東に位置する人口1万人弱の街・モンマス(Monmouth)が、2012年5月19日に、世界初の「Wikipediaタウン」となりました。このプロジェクトは“MonmouthpediA”と名付けられています。これは、街中の名所や商店、学校などに、QRコードを印刷した1,000枚以上の陶板を設置するという取り組みで、街を訪れた人々はスマートフォンなどでそのQRコードを読み取ることで、今いる場所と関係したWikipediaの記事にアクセスし、情報を得ることができるようになっています。ここでは、QRpediaという技術が用いられていて、その人の使用言語のWikipediaが自動的に選択されます。このプロジェクトの準備として、モンマスの街全体にWi-Fiネットワークを張り巡らせ(これ自体もウェールズ初の取り組み)、ボランティアが約500件の記事を25以上の言語で執筆するなどの作業が
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